東京ナイト

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水上・湯宿温泉旅行

2013-06-16 23:52:45 | 旅行
という訳で、この週末は水上の湯宿温泉というところに行ってきました。

湯宿温泉は、つげ義春の「ゲンセンカン主人」の舞台となった温泉街。
作品では異様に鄙びた何も無い侘しい温泉街として描かれており、実際はどんなところなのか確かめに行ってきました。



で、湯宿温泉、素晴らしくよい温泉でした。
三国街道沿いに唐突に現れる小さな温泉街。
宿は5、6軒しかありません。
が、共同湯は4軒もあり、掛け流しの湯量豊富な温泉。

この共同湯が、日常に溶け込んでいて実に良い感じ。
結局4軒とも巡ったのですが、それぞれの湯で「ここのお湯が4軒の中で一番良いよ」って地元の方がそれぞれ自慢するのがおかしかったです。
でも、そうやって自分たちのお湯を遠来のお客に自慢するって良いですよね。
泉質はかなり熱めの単純泉ですが、やわらかいお湯でいつまでも入っていられます。



で、つげ義春が泊まった宿とは違うのですが、料理がおいしそうだった金田屋をチョイス。
これが本当に大正解。
地産地消にこだわった野菜メインのお料理はどれもおいしく大満足。
お味噌が自家製だったり、夕食と朝食で合わせて50種類以上の野菜を使っていたりと、ちょっと感動するほどのレベル。



ご主人も、ホスピタリティーあふれるユニークな人柄で、いろいろ地元のことなどを教えてくれたり、自然保護の話などで盛り上がったりしました。
こういうご主人なら、出てくる料理も間違いないよな、と思わせる人柄でした。

東京からも近いし、あんまり混んでいないし、実によい穴場温泉を見つけた、と嬉しくなってしまいます。

翌日は、湯宿温泉からも歩いていける、須川宿に。
ここは、たくみの里という和紙や陶芸などの作家さんが集まった集落。
資料館で話を聞いたり、おいしいご飯を食べたり、ちゃんとしたコーヒーを飲んだりと、満喫しました。
唯一残念だったのは須川ハリスト正教会が見学できなかったこと。
小さなかわいらしい教会なのですが、なんと、山下りんのイコンが飾られているとのこと。
見たかった・・・。

とは言え、温泉においしい料理、いろんな人との出会いと、なかなか充実したお休みでした。


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