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さくら学院卒業生、三吉彩花さんが素晴らしい存在感!/映画『グッモーエビアン!』

2013-01-17 00:36:09 | 映画
今日は久し振りに映画を観に行きました。

麻生久美子と大泉洋、そして、さくら学院卒業生の三吉彩花さんが出演する、『グッモーエビアン!』



物語は、元パンクバンドのギタリストで今は会社勤めの麻生久美子とその娘、しっかり者の中学3年生、三吉彩花の二人が暮らす小さなアパートに、海外放浪していた風来坊パンクス、大泉洋が帰ってくるところから始まります。

音信不通でやっと帰ってきても、特に何をするでもなく、楽しくふらふらしている大泉にイラつく三吉さん、反抗期です。
でも母親の麻生久美子は、呑気な大泉をとがめるでもなく、むしろ楽しそう。
ただでさえ悩み多き思春期。
進路、苦しい家計、呑気な大人と三吉さんの悩みは尽きません。

ある日、進路希望の調査票に「就職」と書いた三吉さんを心配して、学校の先生が訪ねてきます。
いろいろ説明する先生に、「いい学校出て、いい会社入って、ってそんなのつまらん!!」と言い放つ母。
パンクです。

という訳で、パンクな親と暮らす真面目な少女の物語。
映画も、三吉さんの目線で語られるので、ほとんど主役と言ってもいいほどの大活躍。
正直、芸達者な麻生久美子と大泉洋と一緒にやって大丈夫かな?、と三吉彩花さんのことが心配でした。
でも、そんな心配はすぐに杞憂だと気がつき、あとは物語にすんなり入っていけます。
麻生久美子と大泉洋と共演してもぜんぜん引けを取らないし、むしろこの映画は三吉さんの美しさが無いと成立しない作品だと思いました。
シャーペンを物憂げにくるくる回すその姿がこの映画の大きな魅力。
もう立派な女優さんです。
作品自体も、シンプルだけど、とても自然ですがすがしい映画でした。

さくら学院で経験したことが少しでもこの映画で役に立っていれば良いと思うし、今の生徒達の目標となるような存在に成長したことを、さ学のファンとしては嬉しく思いました。

それにしても、ちょうどSKE48メンバーの大量卒業が発表されたばかり。
メンバーのひとりは、「SKEとして活動しながら別の可能性も目指したくて、いろいろなオーディションを受けたかったが、メンバーでいるうちは無理、と言われ卒業を決めた」と話しています。
単なる「握手券付きCDの販売員」としか扱われず、その将来にも気を配ってもらえないメンバーは本当にかわいそう。

今のアイドル界で最も良い運営のひとつが「さくら学院」だと思っているのですが、ちゃんと「芸能人」だけでなく「ひとりの人間」としての将来を考慮しながら、キャリアを積めるようにしている気がします。

良い作品に恵まれ、そこできちんと結果を出せて、女優としてキャリアを伸ばそうとしている三吉彩花さんを見て本当に嬉しかった。
あとは、動向が伝えられていない前生徒会長、武藤彩未さんが次にどんな姿を見せてくれるのか、ということが楽しみ!

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