今日は三鷹で「牧島如鳩展 ~神と仏の場所~」という展覧会を見に行きました。
![](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/32/0000051432/71/imgb2c3050fzikdzj.jpeg)
1882年生まれの画家は、幼い頃からハリストス正教の信者として育てられ、長じてからは御茶ノ水のニコライ堂で山下りんからイコンを学んだそうです。しかしロシア革命の影響で正教会もロシアからの送金が途絶えると画家の生活も不安定になってきます。
そこで、彼は様々な注文に応じ絵を描くようになります。例えば「達磨図」。今回も展示されていましたが、それまでの洋画のタッチとは全く異なった作品でした。
そうした生活から、独特の洋画とも日本画ともつかない不思議なイコンや仏画を描き出し、後年の宗教的体験も経て、ますます自由な彼独特の作風が確立されていきます。
「土着」。その作品を見てこの言葉が浮かんできました。
神と仏が混在する独特の世界。宗教の垣根を越え、ただ聖なる何物かに対する「祈り」だけがあります。
三鷹では「~神と仏の場所~」と少しかっこつけたタイトルとなっていますが、この前に開催された函館の展覧会では「耶蘇も仏陀も救世主なり」と名付けられています。彼の言葉から取っているのでしょうか、まさに彼の宗教観を表していると思いました。
下の絵は「魚籃観音像」。
不漁に悩む小名浜の漁師に頼まれ描かれた横幅2メートル近い大作で、ものすごい迫力に満ちています。絵の左上にはマリアや天使がいて祝福を与えています。まさになんでもありです。実際この絵の完成後、大漁が続いたそうです。
![](http://mitaka.jpn.org/ticket/090725g/work09.jpg)
いや、ほんとビックリのすごい作品ばかり。写真ではこの迫力はちゃんと伝わらないと思います。どの作品も、独特の色彩(肌の白さと鮮やかな服の色)と細かい部分までびっしりと描かれたエネルギーで圧倒されました。すごい・・・。
![](http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-hakmu/makisimanyokyuutokubetutenn/makisimajibokannnonnzou.jpg)
![](http://image.space.rakuten.co.jp/lg01/32/0000051432/71/imgb2c3050fzikdzj.jpeg)
1882年生まれの画家は、幼い頃からハリストス正教の信者として育てられ、長じてからは御茶ノ水のニコライ堂で山下りんからイコンを学んだそうです。しかしロシア革命の影響で正教会もロシアからの送金が途絶えると画家の生活も不安定になってきます。
そこで、彼は様々な注文に応じ絵を描くようになります。例えば「達磨図」。今回も展示されていましたが、それまでの洋画のタッチとは全く異なった作品でした。
そうした生活から、独特の洋画とも日本画ともつかない不思議なイコンや仏画を描き出し、後年の宗教的体験も経て、ますます自由な彼独特の作風が確立されていきます。
「土着」。その作品を見てこの言葉が浮かんできました。
神と仏が混在する独特の世界。宗教の垣根を越え、ただ聖なる何物かに対する「祈り」だけがあります。
三鷹では「~神と仏の場所~」と少しかっこつけたタイトルとなっていますが、この前に開催された函館の展覧会では「耶蘇も仏陀も救世主なり」と名付けられています。彼の言葉から取っているのでしょうか、まさに彼の宗教観を表していると思いました。
下の絵は「魚籃観音像」。
不漁に悩む小名浜の漁師に頼まれ描かれた横幅2メートル近い大作で、ものすごい迫力に満ちています。絵の左上にはマリアや天使がいて祝福を与えています。まさになんでもありです。実際この絵の完成後、大漁が続いたそうです。
![](http://mitaka.jpn.org/ticket/090725g/work09.jpg)
いや、ほんとビックリのすごい作品ばかり。写真ではこの迫力はちゃんと伝わらないと思います。どの作品も、独特の色彩(肌の白さと鮮やかな服の色)と細かい部分までびっしりと描かれたエネルギーで圧倒されました。すごい・・・。
![](http://www.dokyoi.pref.hokkaido.jp/hk-hakmu/makisimanyokyuutokubetutenn/makisimajibokannnonnzou.jpg)
ところで牧島如鳩の誕生年1892年ですよね。細かい指摘ですいません。
1992年生まれでこの作品が描けたら凄過ぎますよね。