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東京ナイト

旅行、食事、映画にお芝居、日々のささやかな幸せを記録します

高尾山に登ってきました

2010-07-04 19:53:13 | 山のぼり
今日は高尾山に登ってきました。
実は高尾山に登るのは今回が初めて。
毎月のように高尾に木こり仕事で行っていますが、山には登らずその麓で作業していたのです。
で、今日も木こり仕事に行くつもりで高尾に行ったのですが、なんと、作業日が変更になっていたことに気がつかず、集合場所には僕達だけ・・・。
しかたがなく「高尾山にでも登るか」となったのです。

1号路をのんびり登ります。
高尾山ブームですごい人出だろうと怖れていたのですが、そんなに行列というわけでもなく適度な混雑。でも、「登山は初めて」という風の若者たちが多くいました。他にも家族連れや外国人など、普段、山であんまり見かけない感じの人たちばかり。
みんな楽しそうです。



僕達も久しぶりの登山に心地よい汗を流しました。
10時前に登り始めて山頂にはお昼前に到着。本当にお手軽です。
山頂でお昼を食べてから、稲荷山コースで下山。
麓でとろろそばを食べて、近所の銭湯をいちばん風呂で入って帰宅。
なんとも健全な一日。
こういう休日は心癒されますね。
高尾山であった人たちも同じような満足感を感じてくれたと思います。

僕は学生の頃から山登りをしていますが、当時は「何で山なんかに行くの?」とよく質問をされました。
当時は「こんなに面白い山登りをなんでみんなやらないんだろう?」と不思議に思っていたのですが、最近は周りでも「山に行きたい」という人がすごく増えてきたことを実感しています。
高尾山や富士山がその入り口になることは良いことで、できればその後も「山は楽しい」と続けてくれるとよいのですが。

でも今回、気がかりなことがひとつ。
それは僕の体力。こんな短い高尾登山だったのにけっこうヘロヘロになりました。
今夏には剣岳の難しいルートを予定しているのに正直不安です。
とりあえず明日から禁酒することに決めました。頑張らねば。

「岩山」クライミング

2010-06-14 07:37:43 | 山のぼり
昨日は栃木県鹿沼市にある「岩山」という山でクライミングを練習してきました。



岩山は標高は低いのですが、その名の通りの岩山で、比較的易しいクライミングエリアとして地元では知られているようです。
この日も地元の山岳会が練習に来ていました。

で、今回僕たちを連れて行ってくれたのは、60歳前後のおじさんたち3人組。
みんな山のベテランばかりです。

みんな「クライミングなんて久しぶり」と言いつつ、ムーブもばっちりで、華麗なクライミングを披露していました。ほんとかっこいいです。
でも、60歳のおじさんたちが、岩の前で、この岩の弱点はどこかを議論しあっている姿はまさに「やんちゃなガキ」。
男はいくつになっても「ガキ」だな~と再認識しました。

という訳で、久しぶりのクライミングでしたが、腕がパンパンになるくらい堪能しました。面白かった。
夏には大きなクライミングの計画が待っています。
それまでに少しでも鍛えておかなければ・・・。

谷川岳 西黒尾根登山

2009-12-31 08:56:27 | 山のぼり
12月29日~30日にかけて谷川岳の西黒尾根を登ってきました。
西黒尾根は、谷川を代表するクラシックルート。
友人たちと4人で今年最後の山登りです。



28日の夜、電車で水上まで行って、タクシーで谷川岳ロープウェイ乗り場へ。
なんと、ここでは登山者のためにロビーが解放されていて眠る事が出来るのです。

で、快適な睡眠をとった翌朝、いよいよ登山開始。
今年の谷川は例年より雪が少ないとのことでしたが、僕たちには十分な積雪。登山口で準備体操をしていたら5人のベテラン風の別パーティーが追い抜いていきました。結局、この日の西黒尾根は僕たちとこのパーティーだけが入山した模様。他の登山者はロープウェイを使って天神尾根から入山したのでしょう。

僕たちはひたすら樹林帯を登ります。ただ、先行パーティーがいるのでラッセルの必要もなくおしゃべりをしながら快適に高度を稼ぎます。

予報では晴れのはずでしたが、天気は高曇り。翌日から天候悪化の予報なのでちょっと心配です。
その後、樹林帯を抜け、ラクダのコブに着いたところで、先行パーティーが引き返してきます。聞いてみると、ガスってきたし、この先はラッセル跡もないので登頂はあきらめるとの事。
うーむ。西黒尾根はそれほど登山者もいないのでラッセル跡がないと厳しいとは思っていましたが、このパーティーがいなくなると不安です。それでも、もう少し進んでみました。ラクダのコブの先は少しロープを使う場所もあったりして慎重に進みます。

でも、このまま進んでも、登頂した後、この日のうちに下山するのは微妙。テントも持っていましたが、翌日の天候悪化を考えると、このまま下山するのが賢明なようです。
残念ですが、ラクダのコルの少し先で下山開始。

でも時間があったので、樹林帯まで下ったところで、ちょっと雪上訓練をしたり、雪洞を掘ったりしました。
雪洞掘りは楽しかった! 買ったばかりのスコップ、ブラックダイアモンドの「ディプロイ 7」が大活躍。使いやすくていいスコップです。
1時間掘るとけっこうちゃんとした雪洞が完成。なかでお茶を飲んで、記念撮影の後、無事下山。

水上で温泉に入り帰京。
登頂は出来ませんでしたが、満足度の高い山登りでした。
でも、いつかまた再チャレンジして登頂したいものです。

ニホンオオカミ探査行

2009-11-23 22:42:56 | 山のぼり
大学の時、探検部というサークルに所属していました。
で、昨日は部の先輩たちと、なぜか秩父にニホンオオカミを探しに行くことに。

先輩といっても、僕よりだいぶ上の方たち。で、その代を中心に数年前から断続的に絶滅したとされるニホンオオカミについて調べているとのこと。
先日、部のパーティーがあった時、そんな話を聞いて、「是非誘ってください!」と頼んでいたところ、(僕はすっかり忘れていたのですが)今回の調査に誘ってくれたのです。

具体的には、長年、ニホンオオカミを探している八木博さんという方にお会いして、お話を伺いつつ、調査現場を見学するというもの。
八木さんは数年前、ニホンオオカミらしき動物の写真撮影にも成功している方。で、ものすごく熱かったです・・・。

彼は三峰神社(オオカミを祭っている)の付属博物館の学芸員もしているので、宮司の方に挨拶させてもらったり、なんだかずいぶん公式な調査になってしまい、気軽に参加しただけなのにちょっと戸惑ってしまいました。

でも、久しぶりの探査行。知らなかったことも教えてもらい、なかなか楽しかったです。

写真は三峰神社のオオカミ狛犬たち。







ニホンオオカミに関してはこちら
http://www.news.janjan.jp/area/0906/0906235636/1.php

インドアクライミング

2009-11-15 08:40:18 | 山のぼり
昨日は浦和にあるクライミングジムでインドアクライミング。
天気も悪かったので、山に行くのはやめてこっちにしたのですが、それが大正解。

久しぶりだったので、例によってあんまり登れなかったのですが、それでもじゅうぶん楽しめました。
でもショックだった事がひとつ。5人位で行ったのですが、たまたまスリムな人ばかりで、僕が一番、体重が重い様子。で、スリムなみんなにビレー(下でロープを使って確保してもらうこと)してもらったのですが、僕が滑落すると、その重さに耐えられず、下のビレーヤーがみんなバランスを崩してしまう出来事が・・・。
最後は、みんなその危ういバランスを体感するため、僕のビレーをやるのが楽しみになってしまいました・・・。うーむ。

という訳で、久しぶりのクライミングジムでしたが、面白かった。
あとお客さんの多さにビックリ。初心者の方も多くいて、みんな楽しそうに登っていました。すっかり趣味として定着したようです。


ものすごく静かな週末山行

2009-10-06 00:23:44 | 山のぼり
最近、ホントに忙しくて更新もなかなかできません。
いつも見に来てくれる皆様、申し訳ありません!
銭湯ナイトが終われば更新も元通りになると思うのですが・・・。

と言うわけで、この前の日曜日は、銭湯ナイトの準備、をほったらかしにして、丹沢で山登り。
数えてみると今年5回目。だんだん行くコースも限られてきて、今回は西丹沢自然教室~畦ケ丸~屏風岩山~二本杉峠~細川橋という、西丹沢の中でもかなりのマイナーコース。じっさい、紅葉の時期なのにほとんど人に会わない、ものすごく静かな週末山行となりました。

今回このコースを選んだのは、下棚、本棚というふたつの滝が見られるから。特に落差40Mの下棚滝は、学生の頃、友人とクライミングしたことのある思い出の滝。でも、じっさいに滝を見てみると、どのルートでどう登ったか、と言うことは覚えているのですが、誰と行ったのかは全く記憶から欠落していました・・・。かなりの大人数で登った気がするのですが、それは誰だったのか??



それにしても、このコース、ハイシーズンなのに、ほとんど他のハイカーに会わないのは理由がありました。
それは「地味」過ぎるから。
展望もほとんど利かず、人工林の多いルートで面白みにも欠けます。うーむ・・・。

まあ、その分、同行者とずっとおしゃべりしながら登りました。面白かったのは「なぜ日本のクライマーはあんまり有名じゃないのか」と言うこと。ヨーロッパのトップクライマーは社会的評価も高く、登山も文化として根付いています。
いっぽう日本では、世界的に見て先鋭的な登山をしているクライマーでもその名前を知る人は稀だったりします。
同行者が言うには、「ヨーロッパでは山は征服する対象で、それを成し遂げるクライマーは英雄として評価される。でも日本で山は信仰登山で多くの人に登られていたり里山があったりもっと身近なもの。それがトップクライマーの評価に差が出る理由では」との事。なるほど、と合点がいきました。

と言うわけで、コース的にはいまひとつ盛り上がりに欠けましたが、7時間たっぷり歩いて良いトレーニングになりました。
下山後は、中川温泉に入って汗を流しました。


丹沢 鍋割山登山

2009-09-14 08:07:11 | 山のぼり
昨日は丹沢の鍋割山に友人たちと登山。

8:30に寄(やどりき)から登山を開始して、櫟山経由で鍋割山に至るルート。人気の山ですが、このルートは人も少なく、でも気持ちの良い山道の続く、かなり良いコースでした。

写真は櫟山山頂。緑の芝生が一面に生えている広くて気持ちの良い山頂。ここで、宴会して昼寝するのも気持ちが良さそうです。


で、最後の急登をクリアしてたどり着いた鍋割山。到着は12:30。初心者がいたのでゆっくりペースでの山行でした。
ここの名物は小屋で出す「鍋割うどん」。具沢山で美味しかった!!しかも980円と良心的な値段です。


山小屋の前はこんな感じ。高い山(といっても1200mですが)に登るのは初めてという二人だったので、かなり感激してくれました。やっぱり丹沢はそんなにきつくないし、富士山が見えたり展望も楽しめるので初心者を連れて行くには良い山だと思います。


下山後は、小田急相模原で銭湯「日栄浴場」に入り、ギョーザ屋「萬金」で打ち上げというコース。これは下山後の定番コースになりそうです。

ゴールデンウィークの穂高岳登山 その2

2009-05-05 08:14:13 | 山のぼり
という訳で、穂高の朝です。



5時に出発して、標高3190m。日本第三位の高峰、奥穂高岳を目指します。
小豆沢を、ひたすら登ります。だんだん太陽が出てきて暑くなってきました。





7時半、穂高岳山荘に到着。今回は、涸沢にテントを張ったままにして、装備もかなり軽くなっているのですが、かなりばてました。
でも、奥穂はここからが本番。小屋からすぐが鎖場になっています。けっこう怖いっす。



鎖場を抜けると、約1時間の気持ちの良い歩き。ときどき風が強く吹きますが、天気もよく最高の気分です。



いよいよ登頂! 槍ヶ岳など360度の展望が素晴らしいです!



ジャンダルム。かっこいいです。ここを登っているパーティーもいました。



で、今回は、いったん涸沢に下りて、北穂高岳を目指す予定だったのですが、小豆沢を下っている途中に気が変わり、ザイテングラードを越えてトラバースし北穂南稜を登ることにしました。

南稜はこちら。



夏は北穂への登山道なのですが、雪が付くと登る人もいない超マイナールート。今回も途中まではトレースも無く、中盤からひとりだけトレースがありましたが、まあ探検気分の登山となりました。

で、この南稜。なぜ、人気の穂高にもかかわらずマイナールートなのかがよく分かりました。「怖い」のです。奥穂の登りよりはるかに怖いのですが、といって岩稜といった見せ場があるわけでもなく、ひたすら急な斜面を登ります。足を滑らせたらたぶん滑落は止められない程の急斜面です。雪質も固かったり腐っていたり様々でキックステップの足にも力が入ります。
南稜では、いきなりカメラの調子が悪くなり露出オーバーの写真ばかり。そもそも写真を撮る余裕もありませんでした・・・。

でもまあ、なんとか稜線に出たのですが、ここから北穂までも岩稜があって気が抜けません。奥が北穂なのですが、手前の岩場がけっこう厳しかったです。左側が滝谷。落ちれば最後でしょう。



で、午後3時。なんとか北穂高岳に登頂。もうバテバテです。
が、ここからテントのある涸沢までひたすら下ります。5時に到着。疲れた!!。

翌日は下山。新緑が目にまぶしいです。



最後は、上高地アルペンホテルでお風呂に入って気分さっぱり。このホテル、たった500円でお風呂に入らせてくれ本当に助かりました。



上高地からそのまま高速バスで新宿へ。途中たしょう渋滞があったものの22時に新宿に。

今回はなんと言っても南稜の登り。久し振りに緊張しました。滑落の怖さもあったのですが、トレースの無い登山はとても面白くわくわくしました。穂高は展望もスケールも素晴らしくメジャールートの魅力を十分感じましたが、やはりトレースな無いようなマイナールートの緊張感も良いものです。
という訳で、無事、下山してみれば全てが良い思い出。最高の春山登山でした。

ゴールデンウィークの穂高岳登山

2009-05-05 07:42:45 | 山のぼり
ゴールデンウィーク前半は穂高岳登山に行ってきました。
穂高岳は日本第三位の高峰。こんな山です。



初日から寝坊して出発の日程がずれるなど間抜けな事もありましたが、無事下山することが出来、非常に楽しい山行となりました。

写真は上高地の朝。
直通の夜行バスで新宿から上高地まで行ったのです。到着は6時前。さすがに河童橋にも観光客はいません。



で、ここから上高地の気持ちの良い登山道を歩いていきます。横尾まではのんびり散策コースですが、背中の雪山装備が「重い!」。今回はトレーニングも兼ねているので装備は重くしてあり20キロくらいはあります・・・。

でも天気は快晴。かなり良い気分です。



徳沢のキャンプ場。いつかここで3泊くらいゆっくり泊まって過ごすのも気持ち良さそうです。



屏風岩で雪崩を目撃。そんなにたいした雪崩ではないのですが、谷に雪崩の音が響きます。




本谷橋を過ぎると、一気に雪の世界に。アイゼンを装着しピッケルを持っていよいよ本日の目的地、涸沢に向かいます。



でもやはり穂高。スケールが大きく、小屋が見えてからが長い! なかなか着かない最後の登りはきつかった。
何とか到着! 涸沢は登山者で大賑わい。いつもマイナーな山域に行くことが多いので戸惑ってしまいます。



テントを張って、夕食も食べてのんびりした後に山を見ると、今から穂高岳山荘に登りに行くパーティーもいます。到着は8時を過ぎるでしょう。まあ、ほんといろんな人がいます。僕たちはゆっくり涸沢ヒュッテでテントを張って明日に備えます。5月の山は日も長く、夜になってもあんまり寒くないので非常に快適でした。

という訳で、続きは次で。

丹沢大縦走!

2009-04-20 07:45:27 | 山のぼり
で、昨日19日はまたまた丹沢に。これで3週連続!

今回は西丹沢自然教室から入って、檜洞丸、蛭ガ岳、丹沢山、塔ノ岳を経て大倉のバス停に下るという丹沢大縦走。普通は1泊2日のコースだけど、ちょっと頑張って日帰りでチャレンジしてみた。

3週間連続で丹沢に来ると山の変化がわかる。今回はずいぶん新緑が芽吹いていた。地面には桜が散った花びらがたくさん落ちている。そんな中を歩くのはすごくよい気分。



富士山もばっちり見えた。相変わらずの迫力。



と、周りの風景を楽しむことが出来たのも檜洞丸まで。ここまではたくさんいた登山者もこの先、丹沢最高峰の蛭ガ岳までのコースにはまったくいなくなりさびしい登山となった。いやー、疲れる。登って下っての縦走。道も荒れ気味で体力が減っていくのが分かる。最後の蛭ガ岳までの上りはかなりヘロヘロだった・・・。

で、蛭ガ岳を超えた途端、急に道が開けて明るい表丹沢の雰囲気に。この変化がすごい。アップダウンもだいぶ緩やかになり軽快な縦走が楽しめる素晴らしいコース。



気持ちのよいコースが続くが、長い! 地図に書いてあるコースタイムより早く行動しているのだが、いかんせん元々1泊2日のコース。塔ノ岳に着いたのは17:00だった。ここから最後のきつい下り。もう足はヘロヘロ・・・。けっきょくヘッドランプをつけてのナイトハイクとなり大倉のバス停に着いたのは19:45。
この日の行動時間は11時間。
この時間でも動いているバスに乗っての帰宅となった。あ、小田急相模原の日栄浴場に入ったけど。

いやー、今回はなかなかすごいコースだった。檜洞丸までの気持ちのよい登り、蛭ガ岳までの試練とそこから先の快適な縦走、で最後は大倉までのきつい下りとシナリオがあるみたいな変化に富んだコース展開。疲れ果てたけどすごく面白かった。もう一度やれといわれたら断るけど・・・。