2010年、『宮古島の神歌と古謡2010』というライブを観ました。
宮古島の「神歌」を東京で聴くことができる貴重な機会。
演出に難はあったものの、島のおばあ達の素朴な歌声は心に響き、淡々と繰り返されるリズムにじっと耳を傾けていると、古代から続く祈りの螺旋に立ち会っているような不思議な感覚を覚えました。
その時の日記
で、その宮古島の神歌の事が映画になると聞いて、さっそく、恵比寿の東京都写真美術館で観てきました。
いやー、本当に素晴らしかったです!!!
かつて島の生活は厳しく、たとえ妊婦さんであっても、子供が生まれるその日まで畑で働かなくてはならないような日々でした。
そんな島の生活には、いつも歌があり、暮らしを彩ってきました。
映画に登場する、おばあ達は高齢の方が多いのですが、自然に歌が口をついてでてきます。
労働の歌、愛する人に向けた歌、子供への想いを歌った歌、そして、神様に捧げる「神歌」。
この「神歌」が、素晴らしい。
御獄(ウタキ)での神事で長く長く、歌われてきた、その調べは、古代の人の神への畏敬の念がそのまま保存されているよう。
今、同じ歌を東京に住む人が歌おうとしても、絶対に真似のできない「何か」がはっきりと感じられました。
宮古と東京という距離だけでなく、時間すら違って感じられる不思議で力強い歌でした。
特に2010年もその歌を聞かせてくれた狩俣ヒデさん、それに映画の予告編にも登場するかわいらしい宮国ヒデさんの歌が心に残りました。
映画は、短いシーンをテンポ良く繋げる外国のドキュメンタリーかミュージックビデオのよう。
ロカルノ映画祭で賞を獲ったそうですが、確かに外国の人に受けそうな演出です。
個人的には、テンポの良い部分だけでなく、もう少しそれぞれの歌をじっくり聴きたい気がしました。
とは言え、まずはこの映画をこのタイミングで撮ってくれた監督の大西功一さんに感謝です。
そんな素晴らしい映画だったのに、映画館はガラガラ・・・。
お客は20人も居なかったと思います。
東京都写真美術館での上映は10月21日まで。
ぜひぜひ観に行ってください!!!
映画 スケッチ・オブ・ミャーク 劇場用予告編 Sketches of Myahk Cinema Trailer
宮古島の「神歌」を東京で聴くことができる貴重な機会。
演出に難はあったものの、島のおばあ達の素朴な歌声は心に響き、淡々と繰り返されるリズムにじっと耳を傾けていると、古代から続く祈りの螺旋に立ち会っているような不思議な感覚を覚えました。
その時の日記
で、その宮古島の神歌の事が映画になると聞いて、さっそく、恵比寿の東京都写真美術館で観てきました。
いやー、本当に素晴らしかったです!!!
かつて島の生活は厳しく、たとえ妊婦さんであっても、子供が生まれるその日まで畑で働かなくてはならないような日々でした。
そんな島の生活には、いつも歌があり、暮らしを彩ってきました。
映画に登場する、おばあ達は高齢の方が多いのですが、自然に歌が口をついてでてきます。
労働の歌、愛する人に向けた歌、子供への想いを歌った歌、そして、神様に捧げる「神歌」。
この「神歌」が、素晴らしい。
御獄(ウタキ)での神事で長く長く、歌われてきた、その調べは、古代の人の神への畏敬の念がそのまま保存されているよう。
今、同じ歌を東京に住む人が歌おうとしても、絶対に真似のできない「何か」がはっきりと感じられました。
宮古と東京という距離だけでなく、時間すら違って感じられる不思議で力強い歌でした。
特に2010年もその歌を聞かせてくれた狩俣ヒデさん、それに映画の予告編にも登場するかわいらしい宮国ヒデさんの歌が心に残りました。
映画は、短いシーンをテンポ良く繋げる外国のドキュメンタリーかミュージックビデオのよう。
ロカルノ映画祭で賞を獲ったそうですが、確かに外国の人に受けそうな演出です。
個人的には、テンポの良い部分だけでなく、もう少しそれぞれの歌をじっくり聴きたい気がしました。
とは言え、まずはこの映画をこのタイミングで撮ってくれた監督の大西功一さんに感謝です。
そんな素晴らしい映画だったのに、映画館はガラガラ・・・。
お客は20人も居なかったと思います。
東京都写真美術館での上映は10月21日まで。
ぜひぜひ観に行ってください!!!
映画 スケッチ・オブ・ミャーク 劇場用予告編 Sketches of Myahk Cinema Trailer