ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

さいたま市桜区にある桜草公園では、山野草のアマナがほぼ満開になり始めました

2018年03月19日 | 季節の移ろい
 さいたま市桜区の南端にある桜草公園では、山野草のアマナが花をたくさん咲かせています。

 桜草公園は、さいたま市を北西から南東に向かって斜めに流れる荒川沿いにある秋ケ瀬公園の一番下流側に隣接しています。

 桜草公園では、昨年の夏から秋にかけて背丈を超える高さまで育ったヨシ原などを、1月下旬に野焼きし、2月中は野焼きの灰が目立つ焼け野原の地面になっていました。

 ニホンサクラソウ(日本桜草)などのさまざまな山野草が群生する野原は、天然記念物に指定され、立ち入り禁止になって、保護されています。



 3月中旬になり、昼間は暖かい天候が続いた結果、桜草公園では、ニホンサクラソウなどのさまざまな山野草に先駆けてノウルシがあちこちで成長し、一部では花をたくさん咲かせています。

 勢いよく成長しているノウルシは、実は絶滅危惧種です。環境的には保護対象です。





 若緑色の葉を広げているノウルシは、先端部分では黄色い花をよく咲かせています。



 ノウルシの黄色い花には小さなハチあるいはアブが蜜を吸いに来ています。

 ノウルシがたくさん成長している野原の一部では、細長い花びらを広げたアマナがたくさん咲いています。



 花も葉も細長いアマナがたくさん咲いている部分では、ノウルシと成長を競っています。ユリ科のアマナも実は絶滅危惧種です。





 野原のごく一部では、ニホンサクラソウが葉を伸ばし始めています。



 実は、ノウルシやアマナが勢いよく成長している部分でも、実はニホンサクラソウも葉を所々で伸ばしています。

 ノウルシもアマナもニホンサクラソウも、お互いに春の成長を競っています。自然界では、山野草も“強いもの”が生き延びる厳しい競争社会です。

 このところの春の強い日射しを受けて、桜草公園では急速に春の野原になってきました。

 約10日前に、このさいたま市桜区の桜草公園を訪れた時には、まだ草原部分はノウルシが発芽し、成長し始めたばかりで、地面がいくらか見えていました。また、アマナもまだ少数が花を咲かせ始めた程度でした。このことは、弊ブログの2018年3月10日編を参照してください。