ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

明治時代などの古い家並みがある、多治見市の本町オリベストリートを散策しました

2011年10月23日 | 旅行
 岐阜県南部の愛知県との県境に位置する多治見市の“本町オリベストリート”は美濃焼などの陶磁器の問屋町の面影を色濃く残しています。JR中央線の多治見駅から東側に徒歩10数分歩いたところにある本町は、昭和初期まで美濃焼などの陶磁器の問屋街として賑わったそうです。

 現在は、戦国時代の武将かつ茶人として有名な古田織部(ふるたおりべ)氏にちなんで、多治見市の陶磁器に関係する地域は“オリベストリート”と名乗った観光地になっています(古田織部さん自身は岐阜の出身ですが、多治見や瀬戸などの陶磁器などの茶器に自由で斬新な考えを盛り込んだ方だそうです)。

 3カ所あるオリベストリートの中で、歩いていけるのが“本町オリベストリート”です。土岐川にかかる多治見橋を渡ると、本町オリベストリートの西側に入ります。「たじみ創造館」という陶磁器の販売店が数店入居しているランドマークになっている建物が目に入ります。

 ここから約100メートルぐらいが“本町オリベストリート”だそうです。



 明治時代当時の古い趣を残すが商家や倉などの建物が飛び飛びに並んでいます。



 明治時代の感じの商家や倉などの建物は、骨董屋や蕎麦屋、日本食料理店などを営業しています。





 張り巡らした電線がやや興ざめですが。 

 この“本町オリベストリート”から北側にも古い感じの商店街があり、いい雰囲気の路地が数本並行に走っています。観光客の方が地図を片手に街並みの散策を楽しんでいます。

 11月3日には、多治見祭りが開催され、多治見国長や土岐頼定などの縁のある武将に扮した武者行列などの戦国絵巻を繰り広げるパレードが行われるそうです。

 川幅が予想以上にある土岐川にかかる多治見橋を渡って戻る時に、川の流れをのぞくと、白っぽい黄土色で濁っていました。昨日降った雨によって、陶磁器の原料となる粘土質の陶土が流れ出たためだと思いました。この土岐川には、オイカワやカマツカという名の川魚が釣れるそうです。絶滅危惧種のアカザをいう川魚もいるそうです。