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ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

ソーシャル・ネットワーキング・サービスの実態がまだ良く理解できていません

2011年02月24日 | イノベーション
 チェニジアから始まった反圧政を訴えるデモは、エジプト、リビアへと拡大を続けて現政権を倒したり、揺すぶっていると、新聞やテレビが伝えています。デモに参加した人々が情報伝達に使ったツールが、ツイッターとSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)のFacebookだったとも伝えます。こうした事態から、連日、新聞や雑誌にSNSのFacebook関連の情報が載ります。SNS素人は表面的にしか事態を理解できないために、結構あせります。



 多くの人が短時間で情報を共有できるSNSという社会インフラストラクチャーを持ったことが、今後どんな社会現象をもたらすのか、まだ良く理解できていません。

 2月22日に、Webサイトの日経ビジネスオンラインには「フェイスブックって古くない?」という刺激的な見出しの記事が掲載されました。筆者の津山恵子さんによると、
 Facebookは「ニューヨークでは、もう完全な『インフラ』になってしまった。
 初対面の人と会って、『また連絡を取りたい!』と思ったら、メールアドレスを聞くのではなくて、まずフェイスブックにアカウントがあるのかを確認する。
 マンハッタンの地下鉄や、スタンドで売っている雑誌の企業広告でも、企業が記載しているのは、もう自社のウェブサイトではなく、フェイスブックのファンページだ」
 と畳みかけます。SNS素人には、未知の世界の話です。

 さらに、ジャーナリストの津山さんは、「米国ではFacebookに続く、使い勝手が違うSNSが次々と登場している」と伝えます。foursquare(フォースクエア)というSNSなど、7種類のSNSを使い分けているそうです。

 米国でFacebookのユーザーが増えたのは、デジカメで撮った写真の画像データを、知人・友人に送るのに便利なためと、聞いたことがあります。自分のプロフィール画面に公表したい写真画像データを置くと、知人・友人がその画像データを取り出せる仕組みです。例えば、旅行に一緒に行った友人たちに、1回の操作で記念写真を渡すことができます。米国では、おじいさんやおばさんが孫に写真データを送る“仕掛け”として重宝がられているとのことです。

 日本最大のSNSのmixiでも、デジカメで撮影した写真の画像データを共有する仕掛けに力を入れています。パソコンを使わずに、デジカメから直接、mixiの画面にその画像データを記録できる仕組みです。現在は、「脱パソコンの一環として、デジカメからの画像データの転送の仕組みに力点を置いている」と、ミクシィ(東京都渋谷区)の代表取締役副社長兼COO(最高執行責任者)を務める原田明典さんは解説します。

 mixiなどのSNSを使うと、居酒屋などで仲間と盛り上がった時に、別の友人にmixiを使って「一緒に飲みませんか」と誘う連絡すると、その場所が簡単に伝わり、その友人が駆けつけやすいそうです。また、知人と会合を持つ連絡をする場合に、SNSを利用すると、自分の都合がいい日程を簡単に伝えられる上に、万一その会う約束の日程を変更したい時は、自分のスケジュールと同時に、その当該の友人のスケジュールも変更できるワザがあるとのことです。聞いた話で、その仕組みは理解できていません。

 今後は、SNSを利用する仕組みを使いこなせるようにならないと、知人・友人と連絡が取りにくくなることがありそうです。その利点と不利益が、まだあまり分からないのですが。