ケースの放熱や軽量化にはスリット加工がお勧めです。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
軽量化の為に板厚を薄くしたり肉抜き(部分的にいくつか穴を空けて軽量化)すれば強度が下がる。同様に放熱の為、外部に向けて開放部分を大きくしたいが内部を保護する為に網を張るなど別の部品を考えなければならない。それ以外にも製品の外形寸法などサイズが限られた中で放熱や軽量化などいろいろな要求に合わせてケースを作る事は難しいです。
スリット加工とは長方形の金型を使いピッチを決めて追い抜きを行う事です。長方形の金型の大きさやピッチ(穴と穴の寸法)を自由に選んで加工をする事が出来ます。同様に円形の金型を選べば網の目の様にパンチングが作れます。どちらにしてもたった一本の金型だけで加工が出来ます。
▲ アルミを使用して曲げ構造で作られたシャーシです。
▲ フロントとリアには別のパネルを取り付ける構造です。
▲ 内側から見た写真です。本体左右にはスリット加工を施してあります。
▲ スリット(長穴)の大きさやパンチ数は任意に決める事が出来ます。
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