TIG溶接の溶接方法の一つ「点付け」(点溶接)について。
おはようございます。丸井工業(株)専務の井手野です。
精密板金加工におけるTIG溶接は材料の種類や板厚など様々な条件を考えて適切な方法で行われます。溶接方法(作業方法)はいろいろありますがその中で今回は「点付け」と呼んでいる溶接方法についてご紹介します。
一般的に溶接を行うとかなりの熟練者を除いて板金製品は熱によって変形を起こしてしまいます。これを「歪(ひずみ)」とか「反り」と呼んでいますが出来るだけその様な変形を起こしたくない場合「点付け」を行います。これは溶接の仮止めなので強度が必要な場所には向きません。体裁を重視したり溶接代が少ない場合などには有効な方法です。
▲ この板金(フロントパネル)の内側に溶接によって板金部品を取り付けて行きます。
▲ これだけの板金部品を溶接するとそれなりに変形します。変形を修正して完成した状態です。
▲ 中央部分に仕切りの板を溶接します。約5~6mm幅の板金に板金を垂直に溶接します。
▲ 垂直に溶接した板の根元に点々と黒く見える部分が点付け溶接です。。
おすすめ関連記事:精密板金の丸井工業ブログの 「溶接」 をテーマにしたブログ一覧
←クリックしていただくと、「精密板金の丸井工業ブログ」の応援になります。
精密板金の丸井工業
公式WEB:http://www.marui-k.co.jp e-mail
プロモーションムービー:http://www.marui-k.co.jp/About_the_Company.html#marui_cm
Copyright(C) 2009 Marui Industrial Coporation.,Ltd. All Rights Reserved.
【ブログポリシー】
精密板金加工についての説明や具体例について執筆します。
顧客名等、守秘義務のある特定企業情報は執筆しません。
当ブログは著作物です、文章・画像・内容の引用や転載の際はご一報ください。
サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧することができます
・Google画像検索による精密板金の丸井工業ブログ掲載の写真のサムネイル一覧です。このサイトに掲載されている写真のイメージ把握にお使いください。 >>サムネイル(縮小版写真)で精密板金ブログの写真を一覧する |