気ままに

大船での気ままな生活日誌

名品展 国宝「紅白梅図屏風」MOA美術館

2023-02-07 11:12:05 | Weblog

おはようございます。

燕子花の咲く頃には根津美術館で光琳の国宝・燕子花図屏風を観て、梅の咲く頃にMOA美術館で光琳の国宝・紅白梅図屏風を観る。これがぼくの年中行事。今年は、熱海梅園には行かなかったが、熱海桜を見た後、MOA美術館に向かった。

MOA美術館は、山の上にあるので眺めが良い。相模湾が一望できる。手前に初島、後方に伊豆の大島。冬枝は桜。

ヘンリー・ムアーの”王と王妃”のうしろにMOA美術館。

早速、展示室に入りましょう。名品展 国宝「紅白梅図屏風」

「紅白梅図屏風」をはじめ京焼の野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」、三大手鑑の一つとして著名な手鑑「翰墨城」の国宝3件の同時公開という豪華な展覧会。加えて、各ジャンルから選ばれた名品も並ぶ。写真撮影も可能。根津さんもみならってほしいね。

見学順ではなく、いきなりどーんと、国宝3点から。

紅白梅図屏風(光琳)江戸時代 18世紀

よけいな感想は言わない(笑)。毎年、拝ませてもらえばそれでいい。

野々村仁清作「色絵藤花文茶壺」江戸時代17世紀 これは年中、展示されている。ここが所蔵庫のようなもの。

そして、手鑑「翰墨城」(奈良~室町時代)

古筆三大鑑の一つとして名高い。古筆切が311葉、納められている。

ほかに重文25点余りを含む80点が展示されているが、マイセレクションでいくつかを載せましょう。

樹下美人図(唐時代、8世紀)重文

佐竹本三十六歌仙切 平兼盛像(鎌倉時代、13世紀)重文 2019年11月に京都国立博物館で”佐竹本三十六歌仙絵展”を見てきたが、そこにも出展されていた。

楼閣山水図屏風(海北友松)(桃山時代、17世紀)重文

色絵桃花文皿(鍋島)(江戸時代17,8世紀)重文

洋人奏楽図屏風(桃山時代16世紀)重文

雪月花図(勝川春章)重文 それぞれ、清少納言、紫式部、小野小町を描いている。

清少納言

紫式部

小野小町

歌麿 寒泉浴図 江戸時代、18世紀

北斎 二美人図 (江戸時代、19世紀)

菱田春草 富士の巻狩(明治時代)

今尾景年 松花孔雀 20世紀

おわりはやはり紅白梅図。現代作家による光琳オマージュ。

杉村博司 月下紅白梅図 (2017)

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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4 コメント

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月は観えねど・・・ (アナザン・スター)
2023-02-07 12:52:31
MOA美術館、お連れ下さりありがとうございます。
梅も絵に描かれると、構図で差が出る。
人間が、眼にした時の印象は違うかもですが、相違点もあるのですね。

女性像も、多々あり人物の描写が素晴らしい。

今日も雨・霙まじりです。
曇りがちのお天気に気温も低い。

家籠りでしょうか?

花瓶にベゴニアとクリスマスローズを挿しました。
返信する
アナザン・スターさま (marbo)
2023-02-07 18:50:41
MOA美術館の名品を楽しんでいただき、うれしく思います。光琳のこの作品を見ないと、一年が始まらない感じです。でも、去年はこの時期に入院していて、みられませんでしたが、何とか一年を過ごせました。(笑)

こちらも曇りがちながら、気温は高く、春のジャケットで散歩に出ました。
返信する
Unknown (小父さんA)
2023-02-07 22:39:37
こんばんわ。

燕子花・・・「かきつばた」か。ググったら、こんなページまで出てきてほっとしました(笑)
     ↓
https://domani.shogakukan.co.jp/742638

>梅の咲く頃にMOA美術館で光琳の国宝・紅白梅図屏風を観る。

もう一年中スケジュールがぎっしり詰まっていて365日では足りないでしょう?(笑)
「どうする家康」ならぬ取捨選択の機会も多いのでは?

>熱海桜を見た後、MOA美術館に向かった。

あ~、大相撲と回向院が連なっているように梯子がお得意であらされるのですね。

>手前に初島、後方に伊豆の大島。冬枝は桜。

初島って林芙美子の小説『うず潮』でしょうか?
「伊豆大島」はあまりにも有名ですが、冬枝は桜って手前の情景のことでしたか(汗)

>写真撮影も可能。根津さんもみならってほしいね。

はっはっは

「紅白梅図屏風(光琳)江戸時代 18世紀」

中央は水流でしたか!
大木にしては変?なんて思ってました(汗)

>よけいな感想は言わない(笑)。毎年、拝ませてもらえばそれでいい。

かえって、感動が伝わってくるようです。

「野々村仁清作『色絵藤花文茶壺』江戸時代17世紀」

う~ん、説明にはいろいろありますが、茶壺自体から迫ってくる何かがあります。

「手鑑『翰墨城』(奈良~室町時代)」

手鑑(てかがみ)とは、厚手の紙で作られた折帖に、古筆の断簡を貼り込んだ作品集。古筆を手軽に鑑賞できるところからこの名で呼ぶが、その形状から、鏡を開くことへの見立ても含んでいるかもしれない。~ウイキペディア

ヒューヒュー、このような物があるとは初めて知りました。

すみません、目がパチパチしてきましたのでコメントはここまでで勘弁してください。

いや、このような展示をmarboさんについて拝見したらより楽しめるでしょうね。
そんな日は来ないかな?(笑)

私はNHKに日美の方が好きですが、まるでそんな番組を観ているようです。

どうも有難うございました。
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小父さんAさま (marbo)
2023-02-08 08:28:24
>もう一年中スケジュールがぎっしり詰まっていて365日では足りないでしょう?(笑)「どうする家康」ならぬ取捨選択の機会も多いのでは?

ははは、そんなに詰まっていませんよ。週一か二でしょうか。”どうする家康”ほど深刻な決断ではありません、”どちらでも家康”ですね(笑)。

>初島って林芙美子の小説『うず潮』でしょうか?

知りませんでした。調べると、うず潮のラストシーンは、主人公が初島から熱海の夜景を観るシーンだそうですね。ぼくは初島から熱海越しに富士山を見たのが印象に残ります。熱海からは富士見ができないのです。

三国宝、いろいろ楽しんで下さり、うれしく思います。

ありがとうございました。
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