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気ままに

大船での気ままな生活日誌

東慶寺のカキツバタ見頃 浄智寺の白雲木開花

2015-05-04 10:31:07 | Weblog

5月3日、根津美術館の素晴らしいカキツバタを観てきた帰り、北鎌倉の東慶寺と浄智寺に寄った。東慶寺にもカキツバタがあることを思い出したのだ。浄智寺は白雲木の花がそろそろ開いているはず、うっかりすると見頃をはずしてしまうからと。

5月3日 晴れ 東慶寺と浄智寺

カキツバタは、茶室前の花菖蒲園の端に二十株ほどと、もうひとつ、ここは一般公開されていないが、本堂横の庭園の池にもある。さて、どうだったか。

花菖蒲園のはしっこのカキツバタ。咲いてました!見頃!向こうの花菖蒲は固い蕾。見頃は紫陽花の花咲く頃。

根津のカキツバタには適わないが、近くでみられるだけで幸せ、東慶寺のカキツバタ。


本堂横の池をのぞき見してみる。カキツバタは、どうしたことか。終わったのか、はじまりか。一,二輪の花だけ。


カルミアはあと一歩、がんばれ!

浄智寺の白雲木。一部、咲きはじめてきました!開花宣言です。




白雲木の開花を布袋様にご報告。満開の頃、また伺います。

北鎌倉駅の向こうに山藤が満開!



さて、今日の花散歩はどこにしようか(汗)。

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燕子花と紅白梅/光琳デザインの秘密

2015-05-04 09:07:00 | Weblog

尾形光琳300年忌を記念して、光琳の二大国宝屏風、燕子花図屏風と紅白梅図屏風が同時に展示されるという画期的な展覧会が(燕子花図屏風所蔵の)根津美術館で開催されている。これに先立ち、(紅白梅図屏風所蔵の)熱海のMOA美術館でも、梅の咲く頃に、”光琳アート展”として華々しく開催された。

ぼくは、MOAには二度ほど足を運び、ぼくとしては珍しく(汗)、その感想文を5回にわたって綴った(光琳アート)。そこでは、二大国宝のほか、光琳100年忌、200年忌展に展示された作品が並べられ、さらに、光琳の流れを近現代美術作品の中で検証するという壮大なテーマだった。実際、とても良かったし、早々と”ぼくの今年の美術展ベスト10”、第一位決定!とぶちあげた(汗)。

根津美術館も、今回(5月3日)で、二度目。一回目は4月18日の初日は逃したが、翌日に訪ねている。そのときは、チケットを買うのに並ばず、鑑賞もゆっくりできたが、一方、庭園のカキツバタは固い蕾だった。それが、今回は、開場時間前に到着したが、列が竹林通路から外に溢れ出て、一般道路にまで並ぶという大盛況だった。それに、前記事の通り、庭園のカキツバタがすべて咲き揃うという豪華さだったのは、何よりもうれしかった。

さて、第一展示室に、両雄が並んで展示されている。因みにMOAでは向かい合っていた。面白いのは、観客の集まり具合。二度共、そうだったが、観客は紅白梅図屏風の方に群がっている。燕子花屏風の3倍かという感じ。きっと、ここでは燕子花は何度もみているが、熱海まで行って、紅白梅をみている人は少ないからでは、と思った。ぼくは、両国宝を今年に入って、計4回も観られたことだけで、ありがたくて、ありがたくて、それだけで幸せ!

今回の展覧会の副題が”光琳デザインの秘密”とあるように、光琳デザインはどこから来ているのか、とくに宗達や光悦の作品の中に、その芽を探してみようというもの。たしかに、宗達の”蔦の細道図屏風”は、少ないモチーフと色による幾何学的な画面構成で魅せる絵だが、それは、”燕子花図屏風”に繋がっているようにみえる。また、槇楓図屏風は、伝宗達の同名の作品と、はす向かいに並んでいたが、摸写であることはすぐ分かる。それに新味を加え、光琳味に調理している。別作品の紅白梅図にも根本など、よく似ているところもある。

さらに、光悦謡本の雲母摺りにみられる同一パターンの繰り返しのデザインは、きっと光琳が注目していただろうとの説明もあった。例として、燕子花ではパターンの繰り返しがみられる。

今回、小西家文書の光琳の写生帖、画稿、図案集などが展示されていたが、これらはいずれも重要文化財。光琳の生家、雁金屋の衣装図案集などもあり、面白かった。

階段を上がり、展示室5が第三章 団扇・香包・蒔絵・陶器/ジャンルを超える意匠で、光琳作、あるいは乾山との合作の作品を楽しむことができる。香包のデザインも包んだ後のことまで考えた図案も面白かったし、扇面貼交手筥も楽しい。蓋の表裏、箱の全面に、源氏物語、伊勢物語、花、富士山等多岐にわたる画題を描きこみ、まるで光琳玉手箱のようだった。

場内は大変、混み合っていたが、二度目だったので、余裕をもって、重点的にみることができた。そのあとは庭園に出て、最高の見頃を迎えていたカキツバタ見物を心ゆくまで楽しんだ。カキツバタの咲く頃に燕子花図屏風、来年も是非!

燕子花図屏風 光琳筆(一部)

紅白梅図屏風 光琳筆

蔦の細道図屏風 伝俵屋宗達筆・烏丸光広賛

槇楓図屏風 光琳筆

扇面貼交手筥 光琳筆

根津の燕子花

 

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根津美術館のカキツバタ 咲き揃う

2015-05-04 06:12:53 | Weblog

おはようございます。今日、5月4日はみどりの日。でも、今朝の話題はみどりでなくて、青紫です。
花菖蒲の名所はいくつもありますが、”いずれがあやめかカキツバタ”の、カキツバタの名所は?というと、東京では根津美術館くらいでしょうか。

毎年のように、国宝燕子花屏風と一緒に鑑賞しています。今年も、見頃という情報を小耳にはさんだので、昨日、行ってきました。最高の見頃でしたよ。家内もこんなに咲き揃ったのをみたのは初めてと大喜び。

5月3日 晴れ 根津美術館庭園 カキツバタ



向こう側からみる

カキツバタに群がる人々 最高のカキツバタをみられて幸せな人々

もちろん、これも観ました。世紀の展覧会、燕子花と紅白梅/光琳デザインの秘密。開場時間の10時前に来たのに、早くもこの列。人々もわれ先に揃いました、先揃い(笑)。列は道路まではみだし、チケット購入に35分待ち。

会場内も11時頃には、こんな感じ。はじめてみるような根津美術館の混雑。

ここだけは静かでした。

もう一度、燕子花。

そのあと、山種美術館まで歩き、松園さんも観てきました。原宿から表参道、恵比寿へとぐるっと散歩。気持ち良かったですよ。
 

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