気ままに

大船での気ままな生活日誌

グルスキー展

2013-08-30 09:01:24 | Weblog
国立新美術館で開催されている、アメリカン・ポップ・アート展とセットで、アンドレアス・グルスキー展を観てきた。グルスキーとは?ドイツの現代写真を代表する写真家とのこと。”等価に拡がる独特の視覚世界”を表現する、とのこと。展示室で巨大な作品群をみれば、うん、なるほどと納得。たしかに”等価”が大画面に拡がっている。

代表的なのが、ちらしの表紙にもなった”カミオカンデ”。紙を噛んでつくったわけではなく、ほら、あのノーベル賞の小柴さんの仕事場。1000本の光電子増倍管が壁に取り付けてあるのを写真に撮ったノダ。



ただ大きく引き伸ばしているだけではない。デジタル加工で、管の細部まで克明に表現。また、真面目そうでいて、ちらりとユーモアも。光電子増倍管の中に、こんな男が紛れ込んでいるのには大笑い。なかなか気付かない。”ブラ美”ではじめて気付いた。ほらね。


巨大な作品だということを知ってもらうためにこれを。やはり、”ブラ美”の写真から。ほらね。


左側の作品は、パリ・モンパルナスのアパート。一部屋、一部屋が克明描写。手がこんでいる。


右側の作品は、バンコクVI。川面の写真を基にデジタル加工して、抽象画のような雰囲気になっている。”等価”とは趣きを異にするが、絵のような写真のような作品、グルスキーのもうひとつの特徴。バンコクシリーズが随分あるので、本人も気に入っているのだろう。


川といえば、ライン川。これは背景を切り取り、単純な構図にしたようだ。これも幾何学的抽象画の雰囲気。


ファションモデルさんの列。瞬間現れた、秩序の美。


ピョンヤン。 マスゲームはまさに等価。一人ひとりの顔の表情が違うのには、おどろきもものきさんしょのき、だった。


95セント。日本でいえば100円ショップ。たしかに絵になる。一つひとつの商品がまた細密。あとで記事にする予定のアンディー・ウォーホルの”200個のキャンベル・スープ缶”と似た雰囲気。


とても楽しい展覧会だった。アメリカンポップアート展とセットで観て良かった。相乗効果が出るような感じ。チケットも割引になったし。

さて、今日は、日本画セットで。YとO。



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月の出、朝焼け、日の出の三冠王

2013-08-30 08:13:10 | Weblog
今朝5時頃、久しぶりに、素晴らしい朝焼けを観た。この猛暑の夏、一度も観なかったような気がする。夏の終わりのうれしい朝。

それに、昨晩は月の出まで観た。23時27分というので、ベランダで待機していたら、10分後にぽっかりと山の上に昇ってきた。天上に居る時より、大きく見えるし、色もオレンジ色。うつくしい月の出だった。これも久しぶり。

もちろん、今朝の朝日もばっちり。

月の出、朝焼け、日の出をそろって観たのはチョー久しぶり。久々の天体三冠王だ。妖怪三冠(館)王を達成したお祝いに、おひさま、お月さまが演出して下さったに違いない。とくにお月さま。昨日、変幻自在なお月さまは、世の中で一番の妖怪だと褒めておいたのが効いたらしい。

昨晩23時40分頃の月の出




月齢22.2。22歳か、一番おきれいな頃ですね。22歳の別れという歌も昔ありましたが、恋多きお年頃ですね。と話しかけたら、ぽおと顔を赤らめたお月さま。


5時間ほど寝て、目を醒ますと、東の空は朝焼けだった。一瞬の輝き。




お月さまはどこ?と目を天上に移すと、微笑んでいた。月齢23.2に。




そして、暫くすると、堂々の日の出の勢い。5時11分。山の上に出るのは10分遅れ。


月の出、朝焼け、日の出の三冠王になったんで、うれしくて、今朝の日の出が美蘭のようにハート型にみえちゃった。 今日も、がんばろう、遊びに。








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