気ままに

大船での気ままな生活日誌

ル・コルビュジエと20世紀美術

2013-08-16 05:42:28 | Weblog
長崎からスマホ投稿です。昨晩は精霊流しを見学してきました。

ル・コルビュジエといえば、国立西洋美術館の設計もした世界的建築家。自分の設計した美術館で、自分の絵画作品の展覧会が開催されるなんて、世界中、見渡したってめったにあるもんじゃない。第一、建築家が画家を兼務すること自体が稀有のことだ。

その奇跡的な美術展が、今、西美で開催されている。ちょうどフアン・デーの無料開放日だったが、覗いてきた。ちょこちょこと展示してあるだけかと思ったらとんでもはっぷん、歩いて50点以上の絵画がずらりこんで、びっくりした。ル・コルビュジエがこういう絵を描くとは知らなかった。でも、ネットで調べると、2007年に六本木の森美術館でル・コルビュジエ展があったそうだ。その頃は、それほど展覧会にも行っていなかったので知らなかったノデアル。

また同時に、彼が”レスプリ・ヌーヴォー(新精神)”を唱えた時代の盟友であったオザンファン、レジェ、リプシッツや、彼がいち早く、才能を認めたボーシャン、デュビュッフェ、ルイ・ステールらの作品もみることができる。加えて、本職の(?)建築家としての仕事、国立西洋美術館の設計図や模型なども展示されているのも嬉しい。



アトリエのル・コルビュジエと静物画


左上と右下がル・コルビュジエの作品。右上・レジェと左下・オザンファンの作品


ル・コルビュジエの作品、国立西洋美術館。実施設計は弟子の前川國男・坂倉準三・吉阪隆正らが担当。

世界遺産になれば、またル・コルビュジエ展、間違いない。


・・・・・

ル・コルビュジエの弟子の前川國男は東京都美術館を設計した。ここで福田美蘭展が開催されているが、その作品の中に”バルコニーに立つ前川國男”がある。設計者に敬意をこめて、バルコニーに立たせ、展覧会をみてもらう。

福田美蘭シリーズ#3 バルコニーに立つ前川國男

コメント
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