いつも楽しみにしている「虹色教室通信」の記事
「幼い子たちの工作で気をつけるポイント」より。
工作やアートを楽しむ子供達に接しつつ、
思い出していきたいなと思います。
大人は子供の工作に対して、
大人の目から見て、
すてき!上手!すごい!というものを創らせようとしがち。
横から口出し手出しして。
出来上がったものを前に、
大人、大満足、
子供、しらー。
だって、自分で作ったわけじゃないし、と。
「小さな子ほど、
単にトイレットペーパーの芯を箱の上にくっつけて、
『滑り台」とするだけでも、大満足なもの」
と虹色教室主催者の奈緒美さん。
芯の中に、小さな人形やビー玉を転がしてきゃーきゃー、
と楽しむ子供達の姿が浮かびます。
完成したものが、
大人にとって、
どんなに不格好だろうと、
どんなに未完成であろうと。
自分で考え、素材を選び、創り出すからこそ、
楽しさもひとしお、
そして「その子自身の体験」として身につきもする。
「子供の目線」を、大切にしていきたいですね。
昨夜学校から次男6歳の持ち帰った「コイ」。
この年頃の自由にのびのび描く喜びを、
大切に育んでやりたいなと思いつつ。
ひとつの絵を見て、これほど様々なことを感じ、子供の内面世界に分け入られていく奈緒美さんの言葉のひとつひとつに、なるほどなあと頷いていました。
職人気質な細かさ、まさしくです。幼いころから、塗り絵などもはみだすことなく、折り紙なども「細かいね」と周りから言われていました。昨夜は髪をなでていると、「ママ、そうじゃなくて、こちら向きになぜてね、じゃないと、髪の分け目がちょっと不自然になるから」と。一方、今朝も横や後ろに寝癖つけたまま登校していたり、最近では、近所の子達と自転車やスクーターで駆け回り、あちらこちら擦り傷だらけだったりといった、無頓着というか大胆な面もあるんですよね。
おっしゃって下さる「想像力」、「数学的な遊び心」と共に、こうした要素が、どんな方向にこれから育っていくのか、楽しみにしています!
次男くんのコイの絵すてきですね。コイの描き方から、きっと次男くんは物事を俯瞰して眺めることができる子で、見えないものを想像する力を有しているのだろうなと感じました。色や形に対する繊細で質の高い感性がありますね。次男くんの性格の自分の目で見たものを自由にのびのびと描く子どもらしい面と細かい模様や色の違いやひげの一本一本までていねいに描こうとする職人気質な面と画用紙からはみ出した部分を描こうとする大胆で想像力豊かな面が絵から伝わってきました。さまざまな方向に魚を泳がせているところからすると、数学的な遊び心も持っている子でもあるのでしょうね。次男くんのすてきな絵を見て、子どもの内面世界の深さに触れた思いがしました。