幼い子たちといっしょにする工作で気をつけるポイントを紹介します。
一番大事なのは、大人の満足のための工作にしないということです。
子どもが美しい出来栄えに気を配って
作品を作るようになるのは、
さまざまな段階を経た後です。
最初は、「切る」という楽しさや「切る」ことで可能になることに気づくこと、
「貼る」ことでできることや「貼る」方法に気づくこと、などが重要です。
そのため、出来栄えに気を配らず、作りをできるだけシンプルにして、
子どもの気づきをうながすようにしています。
たとえば、こんな工作があります。
箱をふたつ貼りつけただけの
「パクパクさん」「こわいこわいガブガブかぶるワニ」といった工作は、
1~3歳の子たちを夢中にさせます。
手動なので、1っか所にテープを貼れば、できあがり。
口を開いたり閉じたりして、相手の手をかじる真似をして遊びます。
幼い子たちには、セロテープよりも養生テープや布テープがお勧めです。
手で切ることができるし、
1っか所貼ると、しっかりつながるからです。
ティッシュ箱にラップの芯を貼っただけの「滑り台」
こうした1手順でできあがる工作は、幼い子たちに次から自分で作ってみようとする態度を育てます。
大人にしたら、「これが工作?」と思うものも、
子どもにとって、材料を選び、貼る場所を考え、自分で道具を扱うのは
難しいものです。
もし上手に作れるようになったら、
パクパクさせる人形にゴムを付けて、手を離すと開けた口が閉まるようにしたり、
滑り台に色画用紙を貼ったり、仕掛けをつけたりします。
この記事を読んで自分がしてきたたくさんの間違いが浮かんできます。
もしいろんなことに気づかないままだったら
私もぽんすけもこんなに工作好きじゃなかっただろうし、型にはまった考えでいろんなことを押し付けていたんだろうなと怖くなります。
ぽんすけは私たち親が良かれと思って与えたものもハマるのにかなり時間差があって、最初はいちいちがっかりしていましたが、親も成長するもんですね。
今日は勝って5年目にして、お友達が使うのみだったトランポリンで遊んでいました!
それも大好きなお芝居からの延長です。
ピアノも、やりたいと言いながらグズグズ言っていたのに、好きな曲を遊びに来ていたお姉さんが弾いていたのを見て教えてもらって、片手ですがいつの間にかすらすら弾いていて、好きなことにはとことんくらいつくなって思います。
こともに何か教えるには大人が教え方を洗練させていかなければいけないという奈緒美先生の言葉が心に残ってるのですが、これからも好きなことに夢中になっている時のキラキラした目をなくさないように、せめても自分にできることをしていってやりたいなあと思います。
これからも宜しくお願いします。