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『It Mama』連載:独特の話し方「マザリーズ」が言語力を育む &誰もが子供の発達を促すための本能をもつ?

2017年02月15日 | 妊娠・乳幼児

赤ちゃんを前にすると、

ついついしてしまいがちな話し方。

 

私自身、長男出産後、日本から訪ねてくれた独身の友人に爆笑され

はっと気づきました。

 

それで周りを見回すと、どんな文化背景を持っていても、

赤ちゃんを前にすると、同じような話し方をする人々の何て多いこと!

 

その「独特の話し方」については、

これまでたくさん研究されてきて、

「マザリーズ」や「ベビートーク」や「乳児が導くスピーチ(Infant directed speech)」と呼ばれています。

 

特徴としては、記事に詳しくありますが、

「どうちまちたかああああ、おなかちゅいたのかなあああ、いまおっぱいあげまちゅからねええええ」

というように、普段より何オクターブか高い声で、母音を伸ばし強調し、ゆっくり、はっきり、

表情も身振り手振りも大げさだったりする、というもの。

 

こうした「話し方」は、

世界中の先住民族をはじめ、様々な文化で見られると報告されていて、

記事にも載せたように、赤ちゃんにとってのベネフィットも大きいとされているんです。

 

例えば、生後数日の赤ちゃんでさえよりひきつけられたり、睡眠中の赤ちゃんの脳でさえ活性化したり、

この「独特の話し方」をより聞いたほうが、

より言語を学び、話し手とより感情的な繋がりを築き、よりよい社会性を発達させるという研究も多く示されています。

 

 

赤ちゃんを前にすると、

赤ちゃんの成長を促進する「話し方」を、

ついついしてしまうよう世界中の人々にインプットされているなんて面白いですよね。

 

ひょっとして、そうした次世代を育てようという本能的なあり方って、

他にも、インプットされていたりするのかもしれませんね。

「マザリーズ」が、赤ちゃんの表情や温もりを感じることで、自ずと出てくるように、

力を抜いて、より自然に子どもに接することで、「そんな本能的なもの」も、

自ずと出てくることがあるのかもしれない、そんなことを思いつつ。

 

 

記事の最後に、

赤ちゃんに話しかけるのは、

芽の見えない土に水をやり太陽の光を調整しとするようなもの、と書きました。

 

月齢が低ければ赤ちゃんからの反応もほとんどないでしょうし、

ある程度反応が返ってきても会話が成り立つわけじゃないですからね。

でも必ず、見えない地面下でスクスクと育つものがあって、

ある日ひょっこり芽を出したりする。

 

これは子育て全般に、いえることですね。

 

 

 

興味ある方是非どうぞ! 

ママ独特の話し方「マザリーズ」が子どもの言語力を育む #8

2年近く前、『オールアバウト』へまとめた記事はこちらです:

今すぐできる「ベビートーク」で赤ちゃんの発達を促す


 

みなさん、今日もよい日を!


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