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『It Mama』寄稿:スポーツや芸術に影響!? 赤ちゃんから始められる「空間認識力」を伸ばす6つの方法、創造と革新の鍵?

2017年08月13日 | 空間認識力

空間認識力については、

こちらの記事

「天才児」研究でも言及「空間認識力とは学校では見過ごされるけれど実は人が持つ最大の未開拓な潜在力」?

でも紹介しましたが、

昨年発表された「学業が飛びぬけてできる子」を45年間追跡調査した研究でも、

「創造性と技術的革新力の鍵ではないか」と分かってきている「力」です。

「学業が飛びぬけてできる子」の中でも、空間認識力に秀でた子たちが、

実際の社会に出てから、優れた成果をあげたというのですね。

 

研究を率いたルビンスキー氏によると、空間認識力とは、

「最も大きく知られている未開発の人間の可能性なのじゃないかと思います」

「それでも、大学入学審査員の誰も、この『力』には着目していません。

そして、学校のテストなどでは一般的に見過ごされています」とのこと。

科学雑誌『Nature』の記事「How to raise a genius: lessons from a 45-year study of super-smart children(天才をどう育てるか:45年間の超賢い子どもの研究からのレッスン)より」

 

 

 

 

 

空間認識力とは、一昔前は、

野山を駆け回ったりと身体を思う存分のびのびと動かすことで、

自然と培われていた力ですね。

現代は、テレビゲームなどでも培えると示す研究もあるようです。

奥行きのある映像に見入り画面の中で動き回りますからね。

 

実際に身体を動かす体験と、

バーチャル体験で培われた力とでは、

同じなんでしょうか?

 

見ているモノを、

あらゆる角度から頭の中で回転させることができるといった

「空間認識力」のみについて言うのならば、

同じなのかもしれませんね。

 

ただ、

付随する体験の多さや豊かさという面では、

大きく違ってくるのではないでしょうか?

 

 

『It Mama』記事のタイトルに「赤ちゃんが空間認識力を伸ばす」とありますが、

とにかく、5感をフルに用いて「いじくりまわす」体験が違いを生むと、

記事に紹介した研究からも分かっています。

 

はいはい、よちよちと身の回りを探索し、

「おっ、こ、これはなんだ!」と目に留め、

触って、匂いをかぎ、舐め、振って叩いて音を聞く。

生活の中で、そうした体験がたくさんあるといいのですね。

 

以前書いたこちらの記事には、

家の中で赤ちゃんが探索できる工夫を少し紹介してあります。

赤ちゃんの発達を促す「身の回りのモノ活用術」、ママもほっとひといき

短い間であっても、

赤ちゃんが好奇心全開で1人もくもくと夢中になってくれたら、

なんといっても親こそ助かりますよね。

 

赤ちゃんって、好奇心の塊です。

 

きらりと光りカサカサと音を立てるお菓子の包み紙や、

床のカボチャの存在感やごつごつした表面にぎょっとして、

「こ、これは、いったいなんなのだー!」と

すいつけられるあの赤ちゃんの姿!

 

記事には、赤ちゃんから幼児、

そしてより大きな子どもでも用いることのできる工夫が簡潔にまとめてあります。

興味のある方是非どうぞ!

スポーツや芸術に影響!? 赤ちゃんが「空間認識力」を伸ばす6つの方法

 

「21世紀型スキル」や「21世紀型能力」の中核でもあり、

これからの時代にますます必要とされる力、

「創造性と技術的革新力」。

その鍵ともされる「空間認識力」び育ちをサポートしていきたいですね。

 

とはいえ、「に、21世紀型能力!」と肩に力を入れることもないんですよね。

思う存分身体を動かす時間をできる範囲で取り入れ、

時にスクリーンのゲームを楽しんだりもしながら、

日常生活のリズムの中で、記事にあげたような工夫など、

無理しすぎることなく心がけていく

それだけでも、違ってくるのではないでしょうか。

 

こちらにも空間認識力について書いてきた記事です:

http://blog.goo.ne.jp/managaoka/c/8210455885e4d4817e5b72fbd2ea8e41

 

さて、これからアニマルシェルターですよ。

スケジュールの合間に訪ねることが我が家のルーティンになってます。

日本はお盆ですね!

みなさん、よい夏の日を!

 

 

 

*記事には全く関係ないですが、

昨日、我が家からもそれほど遠くないバージニア州で起こった出来事。

心が痛むと同時に、どれほど、ネオナチやKKK勢力などに「否」を突きつけ、

今、彼らがこうして表立った活動をすることに、

より全体的視野から改善していかなくてはと考え動く人々がいるかも実感しました。

 

「ひとつの人種が最も優れている」という主張は、

あらゆる人種に囲まれ、どんな人種にだって

様々な能力を発揮する人がいるということを身近に日々体験する中で、

あまりにも現実からかけ離れた「作り事」であるかを実感しています。

 

そうした「作り事」を信じ、頼ってしまう人々の

経済的・教育的背景に取り組まずして、問題の解決はないですよね。

自分にできることを、できる範囲で、こつこつと。


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