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マイコー雑記

行き来するもの書き留め場

オールアバウトに「イヤイヤ期の対応を見直してみませんか?」をまとめました

2016年03月14日 | 妊娠・乳幼児

 オールアバウトの方に、「イヤイヤ期の対応を見直してみませんか?」をまとめました。


「イヤイヤ期」って、英語でも「terrible two」という言葉がありますし、あたかも「全人類に普遍的発達段階」かのようにとらえられがちです。

それでも実は、「イヤイヤ期なんてありませんよ」という文化もある。グアテマラのマヤ文化や、アフリカの狩猟採集民アカ族など。

では、こうした異文化での研究を、この日本や西洋社会でエビぞりになってイヤイヤする幼児育てにどう生かしていけるのか?


こちら「マイコー雑記」に、少しずつ書き綴ったものを、より分かりやすく整理し、具体的対応策をまとました!


「イヤイヤ期」の「自己主張」は、成長の証。

その後の人生の土台となる「健やかな自我」を育んでやりたいですね。


赤ちゃんの発達を促す「身の回りのモノ活用術」、親もほっとひといき

2016年03月03日 | 妊娠・乳幼児

 昨日は赤ちゃんのいるお宅へ誘っていただました。

 

一歳間近の赤ちゃん。

「後追いがすごくて~」とママ。

 

添い寝中も夜中に何度か起こされ、朝から晩まで四六時中付きっきり。

ちょこちょこ動くものだから、目もなかなか話せない。

ヨチヨチ歩きに喃語も言葉に繋がりつつあって、

むちゃくちゃ可愛いながら、同時に、きつくもある時期ですよね。

 

この月齢の子はもう本当に、

好奇心溢れあれやこれや試し探索するのが大好き。

触って、舐めて、動かして、音をたてて、

触覚、視覚、聴覚など全感覚フル回転、

ものすごい勢いで学んでいる時期。

 

ですから玩具を与えても、一通り試せば、すぐに見向きもしなくなったり。

といって、次から次へと新しい玩具を与え続けるわけにもいきません。

そこで、普段日常生活で用いている「身の回りのモノ」が重宝するんですよね。

 

 

 

ということで、今日は早朝から、ちょっと「赤ちゃん目線」で身の回りを眺めてみました。

普通の家庭に、赤ちゃんが「うきゃー!」と大喜びしそうなものって溢れてるんですよね。

 

 例えば、

こんな台所用具。

鍋をかんかんしたり、

11つボールから取り出し、木べらや泡だて器であちらこちら叩いて音立てたり。

ざるや茶こしの感触もたまらないですよ、赤ちゃんにとって。

 

 

赤ちゃんの通り道に、何気にこんなものや、

こんなものを置いておくのもいいですね。

おっ、と立ち止まって吟味を始めます。

 

ちょっと長めのものは、口に入れる時注意ですが、

長めで掴みやすいものとか好きなんですよね、赤ちゃん。

口紅とかふたとれないようにしておくと、

ずっと握っていたりします。

 

ちょっと光って握るたびにしゃかしゃか音のする包み紙なども、

目の色変えて飛びつきます。

赤ちゃん光りものも大好き。


こんな網あみに、

プラスティックのシートがついているものも、

網と光ものと音がするもの合体でたまりません。

 

ティッシュも最高ですね。

まだ中身は取り出せませんから安全。

 

こんな袋に入ってるものや、

ふたの取れないこうしたケースに豆とか入れたものとか。

振るたびにシャカシャカ音が最高。

 

空き箱。

中に色々入ってるー!

出したり入れたり。

 

こんなバスケットみたいなものにあれこれまぜこぜで入れておいても、

ひとつひとつ取り出して、吟味。

少し大きくなるにつれ、

最後は「ないな~い」など言いながら、

バスケットに戻してみるのも、喜びますね。

 

戸棚にこうやって置いて、

中身を時々変えてみるのもいいです。

 

あと、野菜や果物なんかも。

メロンやカボチャなど、

ゴンゴンしたりかじってもびくともしないようなものがいいですね。

 

 

こうしたものをちょこちょこと周りに置いてやると、

お腹がすいている、眠い、などない限り、

かなりの時間、没頭してくれます。

 

ポイントは、「いつも同じモノ」よりも、

ローテーションして、目新しいモノを取り入れていくこと。

といってもこれぐらいの子は、「同じモノ」でも1週間もすれば、

また「目新しいモノ」になりますから、

しばらく見せないようにして、再び加えてやるといいですね。

 

 

 

昨日も赤ちゃん、

玩具そっちのけで、

プラスティックのカップを舐めたり紙袋を振って音を立て大喜びでした。

 

身の回りのモノ大活用、

赤ちゃんの発達にとっていいのはもちろんのこと、

付きっきり親もちょっとひといきできます。

 

久しぶりの赤ちゃんに、メロメロになった昨日でした。

 

持ち寄りランチも堪能!

ビーフシチューに、メキシカンライスに、キヌア&クスクスサラダに、サーモン刺身とアボカド合え。

出会いに感謝。

 


「イヤイヤ期」への具体的対応法整理、思い通りにいかない「気持ち」を受け止める

2016年02月18日 | 妊娠・乳幼児

それで、

昨日(幼児の「イヤイヤ期」は別に全人類に普遍的な発達段階じゃない、「するべき」のハードルを下げる)

に引き続き幼児の「イヤイヤ期」への対応ですが、

今日はもう少し具体的に!

 

23歳児への要求を再考しハードルを下げてみる」

「他者と自分が危険な目に合うことはしない」をボトムラインに、

その子の様子を見ながら、少しずつハードルを上げていく。

これらを基本としつつ、以下、覚えておきたいこと!


 

1.まずは幼児の「したい!欲しい!」と衝突しない状況を整える


・環境を見直す

「触ってダメ!」としょっちゅうぶつかる必要がないよう、

危ないものや触って欲しくないものは目も手も届かないところにしまう。

 

・出かける時や場を見直す

特にお腹がすいていたり眠い時間などに、

長時間じっとする必要のある公の場や、

欲しくなるものに溢れたお店や、

お友達とルールを守って遊ぶ必要のある場などに出かけるのを避ける。

 

とはいえ、

生活のためや兄弟姉妹の事情で、

どうしても「この時間にそこへいく必要がある」、

ということもあるもの。

 

そんな時は、

・出かけ先で夢中になれるものを用意する

塗り絵やパズルや絵本や人形など、

出かけ先で気をそらせられるものを用意しておく。

(今ならタブレットやスマホでしょうか)

 

・少し大きな子とは到着前に話し合っておく

「今日は、これとこれを買いにいこうね。玩具は今度にしようねー」

など。

 

 

 

2.「したい!欲しい!」との衝突回避術


・選択肢を与える

氷点下で「ジャケット着たくない!」場合など、

「じゃあどっちのジャケットがいいかなー?ピンクも可愛いけど、ブルーもステキねー」

など2つか3つ選択肢を与えると、

「うーんとねー」と考えだしたりする場合も。

 

・気をそらす

「あの高い塔に登りたいの!」と聞かない場合など、

「あっ、見て見てー、あっちにおおーきな真っ白な犬がいるよー、

飼い主の人に撫でていいか聞いてみようか?」

少し大きくなると、この「気をそらす」は使えなくなりますが。

 



3.「したい!欲しい!」と大衝突!癇癪爆発!の場合

 

・「きー!」と一緒になって自分も爆発したくなるところ、まずは落ち着く

「自分タイムアウト」可能な状況ならそうする。

「なんでー!」と頭も心もぐしゃぐしゃになっている幼児に怒っても、

互いに大消耗真っ逆さまに落ちていくだけ。

まだまだ赤ちゃんに毛が生えたところだものねー、ぐらいな気持ちで。

 

・公の場なら抱えるなりして静かな場へ移動

 

・「気持ち」を受け止める

思い通りにいかない悔しい「気持ち」を、

抱っこして、背中をとんとんしてやるなどして、包み込んでやる。

気持ちをうけとめてもらえ、落ち着いていくにつれ、

ダメなものはダメなんだなと、すっと消化できるようになっていく。

次男4歳時の出来事:全部飲む!「条件付け」と「無条件の受け入れ」

 

・少し大きな子とは、落ち着いてから話し合う

あんな高いところから落ちたら痛い痛いよね、

お友達が大切なもの叩いて取ったら、お友達どんな気持ちかな?

などなど。

 

 


ひとまずこんなところでしょうか。

Terrible Two」についての資料というのは山ほどあるようですし

(それだけ困っている方が多いのでしょうね)、

引き続き、取り組んでいきますね!

 


幼児の「イヤイヤ期」は別に全人類に普遍的な発達段階じゃない、「するべき」のハードルを下げる

2016年02月17日 | 妊娠・乳幼児

 幼児のイヤイヤ期、どう対応したらいいと思います?

と相談を受けることがあります。

 

こちらでは「Terrible two(魔の二歳児)」なんて言われたりします。

ちょっとまとめてみます!

 

「自分」というものが目覚め始め、

自分の「したい!」「欲しい!」を主張し始める時期なわけですが、

そうはいってもまだまだ2歳や3歳、

「理に適う」なんてことはお構いなし。

 

氷点下だってジャケットなしで出かけたい!

人のモノだろうが店のモノだろうがあのミニカーが欲しい!

「ダメよ」と言えば、公の場だろうとエビぞりで泣き叫ぶ。

 

それで周りも手を焼くことになるわけですよね。

 

 

この時期の対応の仕方が、その後に影響を与えると言われたりもします。

芽生え始めた「自己主張」を上から無理やり抑えつけることで、

「自分」を出すことができず思春期に爆発的な反抗期を迎えたり、

そのまま「自分」というものがあやふやで歪みを抱えた大人になってしまうとか。

 

これは、「イヤイヤ期の親の対応とその後の人生」について、

長年何人もの人々を追跡調査した研究が多くあるわけでもないですから、

多分、子育てに関わる方々の感覚的な実感が巷に行き交っているということなのでしょうね。

 

 

 

この時期私自身重要だと思うのは、

23歳の幼児に何を求めるのかを再考してみる」

ということです。

 

お友達と初めから終わりまで玩具を仲良くシェアして遊ぶこと

きちんと椅子に座って食事を終えること

好き嫌いなしにきれいにお皿のものを平らげること

何もこぼさず食事を終えること

静かにしないといけない公の場に長時間じっとしていること


まだ赤ちゃんに毛が生えたような状態ですから、

いきなりここまでジャーンプは難しいですよね。

まあ「いやできるものだよ」というケースもあるでしょうが、

それって、本人かなり無理してるんじゃないかなと思います。

 

例えば、我が家の場合ですが、

心理的感覚的に過敏な面があり、

その場のルールを幼児時代から気にするようなところがあったので、

公の場では、手を焼くということがほとんどなかった子たちもいます。


でも本人たち、やっぱりかなり無理してるんですよ。

それでどうなるかというと、家の中では怪獣になるわけです。

でももし、外でも家でも常に無理してる状態が続いたら、

やっぱりきついですよね。

 

 

 

イヤイヤ期や魔の二歳って、まるで全人類が通る普遍的な発達段階、

のように言われることもありますが、

実は文化によっては、「そんなのないよ」、という場合もあるんですね。

マヤ文化や、アフリカの狩猟採集民族などです。

 

なぜだろう?と調べた研究者によると、

「二歳三歳児なんてまだまだ社会的なきまりとか頓着する必要ない」

という前提で、コミュニティー全体が子供を見守っているんですね。

 

例えば、マヤ文化では、小さな子が玩具を欲しがったら、周りはすぐに渡す。

「シェアしなさい、仲良く遊びなさい」なんて諭さないわけです。

 

まだまだ動物のようなものなのだから、させたいようにさせておく。

とでもいいましょうか。

 

こうした異なる文化を

規律の張り巡らされた日本や西洋社会にそのまま当てはめることは、

確かにできないわけですが、

大きなヒントになると思いませんか?

 

「決まり事」や「こうするべき」を突きつける回数や幅を減らすならば、

衝突して大人子供互いに大消耗ということもないわけです。

 

 

 

ということで、

今、本当に必要か?を再考し、

23歳児に要求するハードルを下げる」。

 「他者や自分が危険な目に合うことをしない」、

ぐらいをボトムラインに、

その子に合わせ少しずつ少しずつハードルをあげる、

というぐらいがいいんじゃないでしょうか。

 


 


明日は、

氷点下に出かけたいのにジャケット着たくないとか、

お店でミニカー欲しーとなったらどうするかとか、

「ダメ」に対しエビぞりになったらどうするか、

など、もう少し具体的に書いてみます!