ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその293-トットちゃん

2017年12月27日 | テレビドラマ
波乱に満ちた人生の要約。

私は、黒柳徹子が好きだ。
永六輔、大橋巨泉が亡くなった今、昭和芸能史の語り部は彼女しかいない。
そういう点でも、貴重な人物である。
先日、テレビで「トットちゃん」と言う、一話二十分のドラマを放送していた。
トットちゃんとは、お判りの方も多いと思うが、黒柳徹子の幼少期のあだ名である。
このドラマは、黒柳徹子の半生を描いたドラマである。
このドラマは、フィクションと謳っていたが、かなりノンフィクションに近いものであった。
脚本は、大石静。朝の連ドラの「ふたりっこ」等有名な作品を残した脚本家である。
ドラマの中の登場人物は、全て実名で登場する。
よってリアリティーが増して、とても興味深かった。
ストーリーの中でも、最も興味を引いたのは、黒柳徹子の恋愛についてのところであろう。
今まで、彼女の恋愛話と言うのは、聞いた事が無い。
相手の男性の氏名、職業はフィクションの部類かもしれないが、恋愛に関するシークエンスはノンフィクションであろう。
ドラマは前述のとおり、一話二十分、合計六十話であった。
私自身の、このドラマの見所は、黒柳徹子が、NHKに入社して、テレビ等で活躍するところである。
以前にもこのブログに投稿したが「トットチャンネル」と言う映画があった。黒柳徹子がNHKに入社したときのエピソードを映画化したものだ。
私はこの映画がたいそう好きで、何度も観たものだ。テレビ僧籍の現場の努力が垣間見えてとても良い映画だった。
よって、テレビドラマ「トットちゃん」でもそのくだりを、とても興味深く見ていた。
ドラマ全体の印象は、黒柳徹子の半生を、その人生の上澄みを上手いことすくい上げて、ドラマを構成していた。
決して浅くならず、深くならず、納得できる出来栄えと言えるだろう。
このドラマを見て、益々、黒柳徹子のファンになった。
彼女も高齢である。しかし、頑張って昭和芸能史の語り部を続けて欲しい。
できれば筆をとり、テレビ創世記から現代に至るまでの経緯を著作して欲しいと思う。
平成も時期終焉を迎える。
昭和は更に遠くの時代となって、歴史の奥に収まることになる。
激動の昭和芸能史は、著作物としてのこすことは必須である。
私は、黒柳徹子に期待している。

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