ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその136-赤々煉恋

2015年04月11日 | 邦画
人間の生きるを表現した作品。

人は様々な業を背負い生きてゆく。
決して苦しいのは自分一人ではないのだ。
しかし世間では自殺する若者が後を絶たない。
彼等、彼女等はいったい何を見失い自らの命を絶つのか。
今回紹介する映画は「赤々煉恋(せきせきれんれん)」自殺をした女子高生をテーマにしたものである。
ストーリーを紹介しておこう。

女子高生の樹里は或る日自殺をしてしまう。
それから彼女は浮遊霊となり街中を彷徨う。
彼女からはこの世の全ては見ることができるのだが、彼女の姿は誰にも見えない。
しかし或る日彼女を見ることができる幼女と出会う、ひと時その幼女と楽しく遊んでいた樹里だったが............

自殺はいけない。
苦しい事がいくらあっても人は人生を全うするものだ。
この映画は細かく観るとまだ映画の作りとしては甘いところが多い。
いくつか指摘したいところも多い未熟さのある映画である。
しかし人生を全うすることの大切さを教えてくれる。
ラストシーン、樹里はようやく平静を手に入れることができる。
ここにこの映画の全てがあるのではないだろうか。

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1 コメント

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Unknown (映画マニア)
2015-07-02 15:41:29
梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが三浦さんお変わりありませんか?映画マニアです(*⌒▽⌒*)


やっと『赤々煉恋』鑑賞できました。

自殺は日本の現実でもあり社会でもあり、重いテーマだけに深く考えさせられた作品でした。

鑑賞した最初の感想として、この作品を見て考えなおす事や踏みとどまってくれる人が一人でも多くいる事を願いました


自殺者の多くは一人で抱え込み、追い詰められ自殺してしまう
本当に周りに一人でも話を聞く人がいたら…といつも報道見て哀しくなります

そんな重いテーマを演じた土屋太鳳さん、初めて知りましたが本当に存在感ある素晴らしい女優さんでしたね!

決して明るいテーマではありませんが死んだからこそわかった事、感じた事、残された人の想い全ての感情がリアルに表現されていて切ない気持ちで最初から見入ってました


主人公樹里は自殺を後悔しますよね
そうです、死んでからじゃ全て手遅れなんですよね
生きてる時にいかに下手でも勇気を出しぶつかり合えるか、理解し合えるか、分かり合えるか、それがいかに大切かを痛感しました

自殺、自殺は自分を殺す殺人、本当にこれに尽きます

社会問題になっている今、人との繋がりが軽くなってる今だからこそ今日この作品を見て私は周りの人との繋がりを大事にしていきたいと強く感じました

自殺をするという事がどういう事なのか、残された者の人生や命の大切さ
この作品沢山の人に見て欲しいと思います。
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