『リトル・ダンサー』や『めぐりあう時間たち』などで、
おおいに泣かされてしまった、スティーブン・ダルトリー監督の新しい作品なので、
今回も、オスカー候補にもなっていましたし、
また、涙腺ゆるみっぱなしになってしまうのかと思ったのですが、
今回に限っては、冷めた目で観切ってしまった自分でした。
テロと自然災害という違いこそあれ、
突然の、愛する者との理不尽な別れを経験した方が、
自分の知らないところで、たくさんおられるということ、
もっと広く見れば、それ以外の国々でも、
報道すらされないけど、戦争などで、そういった事案がいっぱい起きている。
そんな現実を前に考えると、劇映画の描ける限界みたいなものを考えてしまいました。
とくに今作に限っては、主人公の少年の両親の役に、
トムとサンドラという、大物俳優を起用したのはマイナスなのではなかったかなぁ?と思いました。
ラストは、じつは、母親のサンドラは・・・っていう展開になって、
話を持っていってしまいますしねぇ。
もう少し若いころに観たならば、感想も違ってきたかなぁ。
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『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』日本公式サイト
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