石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

今週の各社プレスリリースから(7/25-7/31)

2010-07-31 | 今週のエネルギー関連新聞発表

7/27 BP   Second quarter 2010 results http://www.bp.com/extendedgenericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7063863

7/27 BP BP   CEO Tony Hayward to Step Down and be Succeeded by Robert Dudley http://www.bp.com/genericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7063976

7/29 ExxonMobil   Exxon Mobil Corporation Announces Estimated Second Quarter 2010 Results http://www.businesswire.com/portal/site/exxonmobil/index.jsp?ndmViewId=news_view&ndmConfigId=1001106&newsId=20100729006024&newsLang=en

7/29 Royal Dutch Shell   Second quarter and half year 2010 results and interim dividend announcement http://www.shell.com/home/content/media/news_and_library/press_releases/2010/q2_2010_results_newsitem_29072010.html

7/30 Total   Second Quarter 2010 Results http://www.total.com/en/press/press-releases/consultation-200524.html&idActu=2411

7/30 Chevron   Chevron reports second quarter net income of $5.4 billion, up from $1.7 billion in second quarter 2009 http://www.chevron.com/chevron/pressreleases/article/07302010_chevronreportssecondquarternetincome2010.news

 

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(7月30日)

2010-07-30 | 今日のニュース

・謎深まる商船三井タンカー事故

・ExxonMobil、上半期好決算。

 

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(7月29日)

2010-07-29 | 今日のニュース

(ホルムズ海峡で日本タンカー事故)

・商船三井広報担当は被弾を示唆。

・謎深まる事故原因:イラン当局は地震高波説。米国気象機関「地震発生は把握せず」

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(7月28日)

2010-07-28 | 今日のニュース

・BP史上最悪の上期170億ドル赤字決算。CEOに初の非英国人。  *

*BPプレスリリース:http://www.bp.com/extendedgenericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7063863

 参考資料:「BP2009年度業績」、「ExxonMobil、Shell、BP三社業績比較

 

 

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(7月27日)

2010-07-27 | 今日のニュース

・BPトップ、米国人に交替の見込み。今日発表の上半期業績に注目集まる。

 

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BPエネルギー統計レポート2010年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(3)

2010-07-27 | その他

(注)本シリーズ1~3は「マイライブラリー」に一括掲載されています。

BPの「BP Statistical Report of World Energy 2010」をもとに本シリーズではこれまで石油及び天然ガスの埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したが、最後に石油と天然ガスを合わせた形でその埋蔵量、生産量及び消費量についての解説を試みる。なお天然ガスから石油への換算率は10億立方メートル=629万バレル(1兆立方メートル=62.9億バレル)である。

3.世界の石油と天然ガスの消費量

(1)2009年の石油と天然ガスの地域別合計消費量

  2009年の世界の石油消費量は日量8,408万バレル(以下B/D)であり、これに対して天然ガスの消費量は年間2兆9,404億立方メートル(以下㎥)であった。天然ガスの消費量を石油に換算すると5,067万B/Dとなり、従って石油と天然ガスを合わせた1日当りの消費量は1億3,475万B/Dとなる。両者の比率は石油62%、天然ガス38%でほぼ3:2の割合である。

  消費量を地域別に見ると(上図参照、拡大図はhttp://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/2-D-1-92OilandGasConsumByRe.gif)、欧州・ユーラシアが最も多く石油換算で3,761万B/Dであり、これに次ぐのが北米の3,680万B/Dである。但し両地域を比較すると、欧州・ユーラシアは石油の消費量が1,937万B/Dに対して天然ガスの消費量は1,824万B/D(石油換算)であり、石油と天然ガスがほぼ同じであるが、北米は石油2,283万B/D、天然ガス1,397万B/D(石油換算)と石油の消費量が天然ガスの1.6倍に達している。

  欧州・ユーラシア、北米に続いて消費量が多いのはアジア・大洋州である。同地域の消費量は石油が2,600万B/D、天然ガスが856万B/D(石油換算)の合計3,456万B/Dであり、天然ガスは石油の3分の1に満たない。これら3地域の世界全体に占める割合は、欧州・ユーラシア28%、北米27%、アジア・大洋州26%であり、3地域を合わせると世界全体の81%に達する。残る3地域(中南米、中東、アフリカ)は全て併せても19%に過ぎず、石油及び天然ガスの消費が先進国及びアジアの新興工業地帯に集中していることがわかる。

(2)国別消費量(上位20カ国)

 消費量を国別に見ると(詳細は表「石油と天然ガスの国別消費量上位20カ国(2009年)」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/1-D-1-92OilGasConsumpByCountry2009.xps参照)、世界で石油と天然ガスの合計消費量が最も多いのは米国である。同国の消費量は石油換算で2,983万B/D、実に世界の4分の1弱の石油と天然ガスを消費しているのである。2位の中国ですらその消費量は米国の3分の1であることに比べると、米国が如何にエネルギーを浪費しているかが解る。

  米国に次いで消費量が多いのは中国の1,015万B/D(石油換算)である。同国は石油の消費量は世界2位(863万B/D)、天然ガスは世界5位(石油換算153万B/D)であり、天然ガスの消費量は石油の6分の1に過ぎない。第3位、第4位はそれぞれロシア(石油換算941万B/D)、日本(同590万B/D)である。日中両国を比較すると、石油の消費量は中国が日本の2倍であり、天然ガスはほぼ同じである。

  5位のインド(同408万B/D)以下はイラン(401万B/D)、サウジアラビア(395万B/D)、カナダ(383万B/D)、ドイツ(377万B/D)、メキシコ(314万B/D)と続いている。

(3)1980年~2009年の消費量の推移

 1980年から2009年までの石油と天然ガスの合計消費量の推移を追ってみると(詳細は図「石油+天然ガス消費量(1980-2009年)」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/2-D-1-95aOilGasConsump1980-.gif参照)、1980年の石油と天然ガスの合計消費量は86百万B/D(石油換算、以下同じ)であった。その後消費量は4年連続して減少したが、1985年以降は一貫して増加傾向を示し、1990年には1億B/Dを突破(内訳:石油6,669万B/D、天然ガス3,378万B/D)、2008年には1億3,700万B/Dに達した。しかし2009年は前年比1.2%減少しており、これは26年ぶりのことである。

  2009年の消費量は1980年に比べて1.6倍に増加しているが、石油と天然ガスそれぞれについては石油の伸び率が1.4倍に対し、天然ガスは2倍である。過去30年の間に天然ガスの消費が石油を大きく上回っていることがわかる。

  石油と天然ガスの合計消費量の推移を米国、日本、中国及びインドの4カ国について比較すると(図「4カ国の石油・天然ガス合計消費量」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/2-D-1-95bOilGasConsump1980-.gif参照)、1980年の各国の消費量は米国2,676万B/Dに対し日本515万B/D、中国194万B/D、インド66万B/Dであった。米国は日本の5倍、中国の14倍、インドの41倍であり、中国、インドとは圧倒的な差があった。

  米国の消費量は1983年を底として増え続け2007年には過去最高の3,195万B/Dを記録している。日本はこの間大きな変動が無く90年代後半以降は消費量が漸減しており、2009年には20年ぶりに600万B/Dを割っている。

  これに対して中国とインドは1980年から2009年まで前年を下回ることなく消費量は毎年増え続けている。特に2000年以降の中国の伸びは大きく2004年には日本の消費量を追い抜き、2009年には日本の1.7倍の1,015万B/Dに達し、1980年にくらべ実に5.2倍の伸びである。またインドの場合も1980年の消費量(66万B/D)が2009年には6.2倍の408万B/Dに増加している。この増加傾向が続けば今後10年以内に日本はインドに追い抜かれそうである

(石油+天然ガス篇完)

(*)今回でBP統計解説シリーズは完結しました。各シリーズはHP「前田高行論稿集」で一括してご覧いただけます。

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

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ニュースピックアップ:世界のメディアから(7月26日)

2010-07-26 | 今日のニュース

・Attiyahカタールエネルギー相:価格不安定のため10月OPEC総会の対応は不透明。原油価格80ドルに近づく。  *

*参考レポート「OPECの50年をふりかえる

 

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荒葉一也SF小説「イスラエル、イランを空爆す」(4)

2010-07-25 | 中東諸国の動向

三羽の小鳥(上)

  未明に基地を飛び立ったイスラエル空軍のF16I戦闘機3機はアラビア半島の付け根を横断し、サウジアラビアとイラクの国境線上空を飛行しつつあった。東の空が白み眼下のネフド砂漠に陽光がさし始めた。砂漠の起伏が波のような影を作り、その影と赤茶けた砂礫が黒と赤の絶妙なコントラストを描いている。何万年いや何百万年昔からの変わらぬ光景だ。ヨーロッパとドバイを結ぶ民間定期便のパイロットにとっては見慣れた風景であるが、今回のミッションに赴く若きパイロットは感動的な面持ちで眼下の風景を眺めていた。雲ひとつない真青な空と乾燥し切った砂漠の狭間を三羽の小鳥たちはひたすら東に向かって飛翔を続けた。

  イスラエル空軍選り抜きの3人。彼らは肌の色も父祖の出身地も、さらにパイロットになるまでの経緯も対照的と言えるほどに異なっている。それでも彼らは「祖国イスラエル」を守ると言う気持ちが誰よりも強く固い絆で結ばれていた。彼らはお互いをニックネームで呼び合っている。3人のリーダー役で雁行飛行の先頭を飛ぶのは「エリート」。右翼後方の二番手が「マフィア」。そして左翼後方三番手のパイロットが「アブダラー」である。

  普通のイスラエル人であればこれらのニックネームを聞いただけで本人の出身がすぐにわかる。「エリート」の父親は第一次中東戦争、一般にはイスラエル独立戦争と呼ばれる戦いで活躍、その後は空軍パイロットとして三度の中東戦争でエジプト、シリアのソ連製ミグ戦闘機を撃墜するなど輝かしい戦功をたてた。1991年には空軍司令官として有名な「ソロモン作戦」の現場指揮をとっている。「ソロモン作戦」とはエチオピア内戦で首都アディスアベバに孤立したユダヤ教徒一万数千人をイスラエルに空輸すると言う空前絶後の作戦である。作戦名が両国を結びつけた古代の歴史「ソロモンとシバの女王」に因んだものであることは言うまでも無い。父親は将軍にまで上り詰め、退役した今も政府及び軍部の御意見番として穏然たる勢力を保っている。

  「エリート」とその一族はアシュケナジムである。アシュケナジムは元々ドイツに住んでいたユダヤ人であり、彼の父も祖父もナチスのユダヤ人狩りで強制収容所に送られ、祖父はホロコースト(大虐殺)で亡くなった。父親もガス室に送り込まれる運命であったが、寸前に戦争が終結し強制収容所から救出された。まだ若かった父親はユダヤ人の祖国建設を目指すシオニズム運動に身を投じイスラエルに移住した。彼はそこで同じアシュケナジムの女性と知り合い二人の間に生まれたのが「エリート」である。

  雑多な人種、国籍の移住者で構成されているイスラエルでは建国の中心となったアシュケナジムはエリートである。とりわけ「エリート」の一家はWASPと呼ばれる飛びきりの上層階級である。普通WASPと言えば米国東海岸のエスタブリッシュメントの代名詞「ホワイト(W)・アングロ(A)サクソン(S)・プロテスタント(P)」のことであるが、ここイスラエルでは「ホワイト(W)・アシュケナジ(A)・サブラ(S)・プロテクシア(P)」の略称である。サブラとはイスラエル建国のために最初に移住した人たちのことであり、いわばメイフラワー号で米国に上陸した移民家族のようなものである。そしてプロテクシアとは人脈があることを意味する。

  仲間から「エリート」と呼ばれるのは、彼がこのような華麗な血脈と人脈をバックにしているためである。

(続く)

(この物語はフィクションです。)

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BPエネルギー統計レポート2010年版解説シリーズ:石油+天然ガス篇(2)

2010-07-25 | その他

(注)本シリーズ1~3は「マイライブラリー」に一括掲載されています。

BPの「BP Statistical Report of World Energy 2010」をもとに本シリーズではこれまで石油及び天然ガスの埋蔵量、生産量、消費量等のデータを抜粋して解説したが、最後に石油と天然ガスを合わせた形でその埋蔵量、生産量及び消費量についての解説を試みる。なお天然ガスから石油への換算率は10億立方メートル=629万バレル(1兆立方メートル=62.9億バレル)である。

2.世界の石油と天然ガスの生産量

(1)2009年の石油と天然ガスの地域別合計生産量

  2009年の世界の石油生産量は日量7,995万バレル(以下B/D)であり、これに対して天然ガスの生産量は年間2兆9,870億立方メートル(以下㎥)であった。天然ガスの生産量を石油に換算すると5,147万B/Dとなり、従って石油と天然ガスを合わせた1日当りの生産量は1億3,142万B/Dとなる。両者の比率は石油61%、天然ガス39%でほぼ3:2の割合である。

  生産量を地域別に見ると(上図参照、拡大図はhttp://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/2-D-1-91OandGProdByRegion.gif )、欧州・ユーラシア地域が3,447万B/Dと最も多く、中東がこれに次ぐ3,137万B/Dである。但し両地域を比較すると、欧州・ユーラシアは石油の生産量が1,770万B/Dに対して天然ガスの生産量は9,730億㎥(石油換算:1,677万B/D)であり、天然ガスが石油を上回っている。一方、中東は石油2,436万B/D、天然ガス4,072億㎥(石油換算:702万B/D)と、石油の生産量が圧倒的に多い。

  欧州・ユーラシア、中東に続いて生産量の多いのは北米である。北米は石油と天然ガスの比率がほぼ同じであり(石油生産量1,339万B/D、石油換算の天然ガス生産量1,401万B/D)、石油換算で合計2,740万B/Dに達している。

  残るアジア・大洋州、アフリカ及び中南米の3地域の生産量はいずれも上記3地域の半分以下である。このうちアジア・大洋州は石油と天然ガスの比率はほぼおなじであるが、アフリカと中南米は中東と同じく石油生産が大半を占めており、天然ガスの割合が小さい。

  前回の埋蔵量で触れたとおり世界の石油と天然ガスの埋蔵量はほぼ等しく、石油埋蔵量は1兆3,331億バレル、天然ガスの埋蔵量は石油換算で1兆1,793億バレルである。このことから欧州・ユーラシア、北米及びアジア・大洋州では埋蔵量に見合った石油と天然ガスが生産されているのに対し、その他の3地域(中東、アフリカ及び中南米)では今後さらに天然ガスの生産に拍車がかかることが考えられる。

(2)国別生産量(上位20カ国)

 生産量を国別に見ると(詳細は表「石油・天然ガスの合計生産量上位20カ国(2009)」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/1-D-1-91OandGProdByCountry.xps参照)、世界で石油と天然ガスの合計生産量が最も多い国はロシアである。石油換算では1,912万B/Dで、同国だけで世界全体の15%を占めている。同国は石油生産量が世界第1位であり、天然ガス生産量も世界第2位である。

  ロシアに次ぐ世界第二位の生産量を誇るのは米国であり、同国は石油生産量が720万B/D(世界第3位)、天然ガス生産量が1,023万B/D(石油換算、世界1位)であり、石油よりも天然ガスの生産量が多い。なお埋蔵量と比較すると(前回参照)、ロシアは埋蔵量ベースでも世界一であるが、米国は9位である。このことからロシアは当面の生産余力がある一方、米国の場合は国内の石油・天然ガス資源が急速に枯渇に向かっていると言えよう。

  3位はサウジアラビアの1,105万B/Dであり(石油971万B/D、天然ガス134万B/D:石油換算)、上位3カ国の生産量は石油換算で1千万B/Dを超えている。4位から10位までの生産国は、4位イラン(石油換算648万B/D、以下同じ)、5位カナダ(599万B/D)、6位中国(526万B/D)、7位ノルウェー(413万B/D)、8位メキシコ(398万B/D)、9位UAE(344万B/D)、10位アルジェリア(321万B/D)となっている。アルジェリアは石油の生産量だけでは世界15位であるが、天然ガスが世界8位であるためベスト・テンに入っている。一方、メキシコ及びUAEは天然ガスの生産量は10位以下であるが、石油の生産量が多いため石油と天然ガスの合計生産量で上位10傑に入っている。

(3)1980年~2009年の生産量の推移

 1980年から2009年までの石油と天然ガスの合計生産量の推移を追ってみると(詳細は 図「石油+天然ガス生産量(1980-2009年)」http://menadatabase.hp.infoseek.co.jp/2-D-1-94OandGProd1980-2009.gif参照)、1980年の石油と天然ガスの合計生産量は8,767万万B/D(石油換算、以下同じ)であり、生産量は1982年を底にその後1992年に1億B/Dを突破し2008年に1億3,474万B/Dに達するまで一貫して増加している。しかし2009年の生産量は1億3,142万B/Dにとどまり1982年以来ほぼ30年ぶりで対前年比減少を記録している。

  1980年と2009年の生産量の伸びを比較すると、合計生産量では1.5倍、石油と天然ガスのそれぞれの増加率は石油1.3倍、天然ガス2.1倍であり、天然ガスの生産が急速に伸びていることがわかる。これを比率で見ると1980年には石油と天然ガスの比率が石油72%、天然ガス28%であったものが、その後天然ガスの比率が徐々に拡大し、2009年には石油61%、天然ガス39%となっている。現在天然ガスについては米国におけるシェールガスを含め世界各地で開発生産活動が活発に行われており、またパイプライン、LNGのサプライチェーンも急速に整備拡充されている。従って生産に占める天然ガスの比率は今後更に高まるものと思われる。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

前田 高行 〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

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今週の各社プレスリリースから(7/18-7/24)

2010-07-24 | 今週のエネルギー関連新聞発表

7/20 BP BP   Signs North America and Egypt Asset Deals with Apache http://www.bp.com/genericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7063899

7/21 ExxonMobil/Shell他   New Oil Spill Containment System to Protect Gulf of Mexico Planned By Major Oil Companies http://www.businesswire.com/portal/site/exxonmobil/index.jsp?ndmViewId=news_view&ndmConfigId=1001106&newsId=20100721006931&newsLang=en

7/23 三井物産   当社子会社保有米国メキシコ湾探鉱鉱区における原油流出事故のこと(2) http://www.mitsui.co.jp/release/2010/1190519_3893.html 7/23 BP Update on Gulf of Mexico Oil Spill http://www.bp.com/genericarticle.do?categoryId=2012968&contentId=7063926

 

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