石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

石油と中東のニュース(5月18日)

2022-05-18 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・EUのロシア原油輸入禁止方針で価格上昇。Brent $115.50, WTI $114.98

・ロシア:4月原油生産9%減の916万B/Dに

・サウジの3月原油輸出量724万B/D、前月比1%減。生産量は1,030万B/D

・サウジ石油相:2027年に生🅂ん能力1,300万B/D目指す

・UAE、シャルジャに年産960万トンのLNGプラント建設計画

 

(中東関連ニュース)

・トルコ大統領、フィンランド、スウェーデンのNATO加盟に再度難色。背景にクルド問題

・レバノン総選挙、イラン系ヒズボッラー過半数を失う

・イエメンサナア空港から6年ぶりに国際民間便離陸

・イラン、タジキスタンにドローン製造工場設立。 *

*「中東に広まるドローン(UCAV)の開発と軍事利用」参照。

・UAE:続々弔問外交で来訪する各国首脳(写真)

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荒波に翻弄される国際石油企業と政策に守られる邦系石油企業:2021年(度)業績比較 (2)

2022-05-18 | 海外・国内石油企業の業績

1. 純利益 

(ENEOSはExxonMobilの5分の1、出光は9分の1!)

(1)2021年(度)年間純利益[1]

(図http://menadabase.maeda1.jp/2-D-5-01.pdf 参照)

 ENEOSの2021年度(2021年4月~2022年3月)の純利益は5,371億円であり、これを同社の決算レート(112円/ドル)で換算すると48億ドルとなる。同様に出光の利益は2,795億円、25億ドル(決算レート112.4円/ドル)である。一方メジャー5社は最も高いExxonMobilの230億ドルを筆頭に、Shellは201億ドル、これに次ぐTotalEnergies及びChevronの利益はそれぞれ160億ドル及び156億ドルである。bpの利益はメジャー5社の中で最も少ない76億ドルであった。

 

ExxonMobilを100とした場合、Shellは9割弱の87であり、TotalEnergies及びChevronは7割、bpはExxonMobilの3分の1にとどまっている。但しこれでもbpはENEOS、出光よりも利益が多く、ENEOSはExxonMobilの2割、出光は1割に過ぎず、メジャーズとENEOS、出光の収益格差は非常に大きい。

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

 

[1] 「純利益」とは各社の決算財務諸表に示された下記の項目を言う。

ExxonMobil:Net income attributable to ExxonMobil (U.S. GAAP)

Shell:Incom/loss attributabel to shareholders

bp:Profit (loss) for the period; Attributable to BP shareholders

Total:Consolidated net income (Group share)

Chevron Net income

ENEOS: 親会社の所有者に帰属する 四半期純利益、為替換算レートは決算説明資料による。

出光:親会社株主に帰属する 四半期純利益、為替換算レートは決算説明資料による。

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荒波に翻弄される国際石油企業と政策に守られる邦系石油企業:2021年(度)業績比較 (1)

2022-05-17 | 海外・国内石油企業の業績

はじめに

 国内1位、2位の石油企業ENEOSホールディングス(以下ENEOS)と出光興産(以下 出光)の2021年度決算(2021年4月~2022年3月)が相次いで発表された。国際石油企業5社(ExxonMobil, Shell, BP, Total及びChevron、以下メジャーズ)の2021年決算(2021年1月~12月)については既に今年3月に「前年の悪夢から脱した五大国際石油企業:2021年度業績速報」としてレポートした。

 

本稿はこれら内外6社の決算資料の中から利益、売上高など比較可能な項目を抽出したものである。

 

メジャーズは四半期決算をメインとし3カ月ごとの数値を公表、第4四半期(10-12月)の決算資料で年間の業績を提示している。これに対してENEOS及び出光の決算期は4月から翌年3月までであり、3カ月ごとに期初(4月)からの累計額を表示している(例えば9月末は4-9月の6か月間、12月末は4-12月の9か月間の累積値である)。

 

決算期間が3か月ずれているため両者を正確に比較できず、特に一昨年以来のコロナ禍での景気低迷による石油の需要減退と価格下落及びそれに続く需要の回復とOPEC+の生産削減による油価上昇に見舞われ、国際石油企業の業績は売上、利益ともに激しく変動している。これに対して邦系2社はエネルギーの安定調達及び供給という政府の方針に沿って原油仕入れ価格を製品に転嫁することが認められ、さらにガソリン価格が高騰すれば価格差を補填される構造となっている。この結果、邦系石油会社は国際石油企業に比べると変動の少ない決算になっている。

 

以下の業績比較では両者の間にこのような大きな違いがあることを含んだうえでご一読いただきたい。

 

なお日本企業2社の決算は円建てであるため、各期の決算付属資料に示された為替レートで換算したドル建て表示で比較しており、2021年(度)の場合はENEOS112.0円/ドル、出光112.4円/ドルである。

 

メジャー五社、ENEOS、出光興産の決算に関するホームページは下記のとおりである。

 

ExxonMobil:

https://corporate.exxonmobil.com/News/Newsroom/News-releases/2022/0201_ExxonMobil-earns-23-billion-in-2021_initiates-10-billion-share-repurchase-program

Shell:

https://www.shell.com/investors/results-and-reporting/quarterly-results/2021/q4-2021.html

BP:

https://www.bp.com/en/global/corporate/news-and-insights/press-releases/fourth-quarter-2021-results.html

Total:

https://www.total.com/media/news/press-releases/Results-2020-and-TotalEnergies

Chevron:

https://www.chevron.com/stories/chevron-announces-fourth-quarter-2020-results

ENEOSホールディングス:

https://www.hd.eneos.co.jp/ir/library/statement/

出光興産:

https://www.idemitsu.com/jp/content/100039435.pdf

 

(続く)

 

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。

        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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SF小説:「新・ナクバの東」(18)

2022-05-17 | 荒葉一也SF小説

(英語版)

(アラビア語版)

 

2022年5月

Part I:「イスラエル、イラン核施設を空爆す」

 

18. 「国境の南」作戦(5)

羊を放牧していたベドウィンの少年は西から東に向かう3本の飛行機雲に見とれていた。まもなく西の空に別の飛行機雲が現れた。先頭が2機、その後に3機、さらに最後尾4機の見事な編隊飛行である。少年にはそれがサッカーの攻撃の布陣そのもののように見えた。9機は最初の3機に追いつき、合計12機の大編隊となり、次には4機ずつの3編隊に分かれた。その後、左右の2編隊はジグザグ飛行を続けながらも次第に遠ざかり、残る中央の1編隊は真っ直ぐに飛び続け砂漠の地平線に消え去った。それはまさに見事なページェントを見る思いであった。少年はあんぐりと口を開けたまま空を仰ぎ興奮気味につぶやいた。<テントに戻ったら両親や友達に話さなくっちゃ>。

3機に取り囲まれたイスラエルの護衛機は時には速度をあげ、時には急上昇、急降下、旋回を繰り返し、敵機を振り切って給油機に合流しようとした。しかしサウジアラビア機はぴったりとそして執拗に寄り添ったままである。両方の戦闘機は全く同じ米国ゼネラル・ダイナミック(現ロッキード・マーティン)社製のF16である。飛行性能が同じであるためイスラエル機が如何にアクロバット技能を駆使しても結局サウジアラビア機を引き離すことはできない。

 

イスラエルのパイロットはミサイルで相手を攻撃することもできない。当たり前の話だが空対空ミサイルは真っ直ぐ前方にしか飛ばないから真横や真後ろにいる敵機は撃ち落とせない。むしろ後尾につけたサウジアラビア機ならいつでも自機を撃墜できるはずだが、攻撃する気配は見せない。サウジアラビアの3機はただ無言でイスラエル機と編隊飛行を続けるばかりであった。

 

イスラエル機のパイロットは言い知れぬ恐怖感と威圧感の中で次第に焦りを覚え始めた。追尾を振り切ろうとアクロバット飛行を繰り返したおかげで燃料を予想以上に使い果たしたようである。給油機と引き離され、砂漠の上空をあてどなく飛び続け、最早帰投のために残された燃料はぎりぎりである。ここはアラビア半島上空の敵地の真っただ中、砂漠に不時着する訳にはいかない。イスラエルの護衛機2機には基地に帰投する選択肢しか残されていなかった。

 

護衛の2機が踵を返すのを確認したサウジアラビア機のパイロットは基地の作戦本部に作戦終了を報告して帰途についた。

「客人の従者はお帰り願いました。」

 

(続く)

 

荒葉一也

 

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石油と中東のニュース(5月16日)

2022-05-16 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・イラン外務副大臣:ヨーロッパ向け天然ガス輸出を検討

(中東関連ニュース)

・第3代UAE大統領、第17代アブダビ首長にSheikh Mohamed bin Zayed即位

・uae新大統領、仏マクロンと会談

・イランで食糧危機。卵、ミルクが4倍

・サウジ1-3月収支、153億ドル黒字。過去6年で最高

・サウジアラムコ1-3月決算、利益82%増の400億ドル

 

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石油と中東のニュース(5月14日)

2022-05-14 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・原油価格上昇、Brent $109.13, WTI $107.53。但し週間ベースでは3週間ぶりに下落

(中東関連ニュース)

・ハリーファUAE大統領兼アブダビ首長死去。享年73歳。 *

*参考:家系図「アブダビ・ナヒヤーン家系図 - ザーイド前首長の王妃とその子息達

   :「GCCの王家・首長家シリーズーアブダビ・ナヒヤーン家

・トルコ大統領、フィンランド、スウェーデンのNATO加盟に反対を表明

・カタール首長、イラン訪問。ハメネイ師、ライシ大統領と会談

・カタール首長、トルコ訪問

・ヨルダン国王、バイデン大統領と会談

・レバノン:1月失業率29.6%。2018-19年の11.4%から3倍に悪化

・サウジSABIC、1-3月業績発表。売上33%増、利益40%増の140億ドル

 

 

 

 

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今週の各社プレスリリースから(5/8-5/14)

2022-05-14 | 今週のエネルギー関連新聞発表

5/10 出光興産

2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

https://www.idemitsu.com/jp/content/100039435.pdf

 

5/10 出光興産

役員等の異動内定に関するお知らせ

https://www.idemitsu.com/jp/content/100039436.pdf

 

5/10 出光興産

機構変更に関するお知らせ

https://www.idemitsu.com/jp/content/100039432.pdf

 

5/11 出光興産

「広報誌Idemitsu」を創刊

https://www.idemitsu.com/jp/news/2022/220511.html

 

5/11 INPEX

2022年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

https://www.inpex.co.jp/ir/library/pdf/result/result20220511.pdf

 

5/12 コスモエネルギーホールディングス

2021年度 決算短信

https://ceh.cosmo-oil.co.jp/press/p_220512_01/index.html

 

5/12 Shell

Shell signs agreement to sell retail and lubricants businesses in Russia

https://www.shell.com/media/news-and-media-releases/2022/shell-signs-agreement-to-sell-retail-and-lubricants-businesses-in-russia.html

 

5/12 Chevron

chevron and pertamina announce partnership on lower carbon opportunities

https://www.chevron.com/newsroom/2022/q2/chevron-and-pertamina-announce-partnership-on-lower-carbon-opportunities

 

5/12 Aramco

Aramco and PTT deepen energy cooperation in Thailand

https://www.aramco.com/en/news-media/news/2022/aramco-and-ptt-deepen-energy-cooperation

 

5/13 ENEOSホールディングス

決算短信・説明資料

https://www.hd.eneos.co.jp/ir/library/statement/

 

5/13 ENEOSホールディングス

ENEOSグループのカーボンニュートラル計画について

https://www.hd.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20220513_01_01_0906370.pdf

 

5/13 ENEOSホールディングス

役員等の人事異動について

https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20220513_01_01_0960492.pdf

 

5/13 ExxonMobil

ExxonMobil and Indonesia's Pertamina to advance cooperation in carbon capture and storage

https://corporate.exxonmobil.com/News/Newsroom/News-releases/2022/0513_ExxonMobil-and-Indonesias-Pertamina-to-Advance-Cooperation-in-Carbon-Capture-and-Storage

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ロシア経済制裁追随でChevron除く4社は深傷:2022年1-3月期五大国際石油企業決算速報 (5)

2022-05-13 | 今日のニュース

I. 各社の業績概要(続き)

表1-D-4-22a「2022年1-3月期国際石油企業の業績(売上、損益)」参照。

表1-D-4-22b「2022年1-3月期国際石油企業の業績(キャッシュフロー、設備投資)」参照。

表1-D-4-22c「2022年1-3月期国際石油企業の業績(原油・天然ガス生産量)」参照。

 

(油価高騰、ロシア問題無傷で好業績を謳歌するChevron!)

5. Chevron

プレスリリース:

https://www.chevron.com/newsroom/2022/q2/chevron-announces-1q-2022-results

(1)売上・利益・利益率

 Chevronの2022年1-3月期は売上高523億ドル、利益63億ドルで売上高利益率は12%であった。前期(2021年10-12月期)比では、売上高は14.1%増、利益は23.8%増であり、また前年同期(2021年1-3月期)比でも売上高は1.7倍、利益は4.5倍である。

 

 売上高の増加は石油価格の上昇によるものである。因みに今年1-3月のWTI 原油平均価格は95.22ドル/バレルであった。これは前年同期(2021年1‐3月)を64%上回り、また前期(10-12月期)を23%超えている。Chevronの売上高増加率と価格上昇率はWTI原油価格の上昇率とほぼ等しい。利益については他社のようなロシア問題がないため売り上げ増がそのまま利益増に直結している。

 

(2)キャッシュフロー及び設備投資

 今期の営業キャッシュフローは81億ドル、投資キャッシュフローは▲7億ドルであり、フリーキャッシュフローは61億ドルであった。また財務キャッシュフローは▲14億ドルであった。なお同社決算資料では期末キャッシュフロー残高は示されていない。

 Chevronの1-3月期設備投資は28億ドルであった。

 

(3)原油・天然ガス生産量

 Chevronの1-3月期原油・天然ガスの生産量は、日量平均で原油174万B/D、天然ガス79億立法フィート(cfd)であった。天然ガスを原油に換算した原油・天然ガス合計生産量は306万B/Dである。

 

(追記)対ロシア経済制裁の業績に対する影響

 Chevronは米系企業として従来からロシア向け投資には慎重であり、今回の対ロシア経済制裁問題では5社の中で唯一影響を免れている。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

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石油と中東のニュース(5月12日)

2022-05-12 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・ウクライナ経由の欧州向け天然ガス18%減少。ウクライナ軍が止める

・イラン、ベネズエラに重質原油を輸出、米国経済制裁国同士

(中東関連ニュース)

・ロシア外相、予告なしにアルジェリア訪問、国交60周年祝う

・ロシア外相、OPEC+の盟友オマーンを訪問

・パレスチナで取材中のアルジャジーラ女性記者が銃撃で死亡

・シリア難民支援国会議:ウクライナ紛争下で67億ドル援助金集まる

・米政府、トルコ向けF16戦闘機売却を議会に諮問

・トルコ、カザフスタンでドローンを共同製作。  *

*参考「中東に広まるドローン(UCAV)の開発と軍事利用

・買収が横行するレバノン選挙、1票300ドル。為替レートに影響との噂までも。  *

*参考「天国のはずが地獄だったベイルート:カルロス・ゴーンの場合

・エジプト、サムライ債に続いて中国元建て債発行を計画

・エジプト、COP27のロゴマーク発表

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ロシア経済制裁追随でChevron除く4社は深傷:2022年1-3月期五大国際石油企業決算速報 (4)

2022-05-12 | 今日のニュース

I. 各社の業績概要(続き)

表1-D-4-22a「2022年1-3月期国際石油企業の業績(売上、損益)」参照。

表1-D-4-22b「2022年1-3月期国際石油企業の業績(キャッシュフロー、設備投資)」参照。

表1-D-4-22c「2022年1-3月期国際石油企業の業績(原油・天然ガス生産量)」参照。

 

(ロシア北極海LNGプロジェクトで41億ドルの損失計上!)

4. TotalEnergies

プレスリリース:https://totalenergies.com/media/news/press-releases/first-quarter-2022-results

 

(1)売上・利益・利益率

 TotalEnergiesの2022年1-3月期は売上高686億ドル、利益49億ドルで売上高利益率は7.2%であった。前期(2021年10-12月期)と比較すると、売上高は+13.7%増、利益は▲15.3%減であり、また前年同期(2021年1-3月期)比では売上高、利益ともには1.5倍である。

 

前期比で売上高が増加、利益が減少しているのはExxonMobil、Shell、bp各社と同様、石油価格の上昇とロシア事業からの撤退によるものである(後述参照)。

 

(2)キャッシュフロー及び設備投資

 今期の営業キャッシュフローは76億ドル、投資キャッシュフローは▲24億ドルであり、財務キャッシュフローは50億ドルの純増となった。この結果、3月末のキャシュフロー残高は313億ドルとなっている。

 TotalEnergiesの1-3月期設備投資は29億ドルであった。

 

(3)原油・天然ガス生産量

 TotalEnergiesの1-3月期原油・天然ガスの生産量は、日量平均で原油153万B/D、天然ガス72億立法フィート(cfd)であった。天然ガスを原油に換算した原油・天然ガス合計生産量は284万B/Dである。

 

(追記)対ロシア経済制裁の業績に対する影響

 TotalEnergiesはロシア北極海のLNGプロジェクト「アークティックLNG2」の事業から撤退することを決定、これに伴う41億ドルの損失を計上した。

 

(続く)

 

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                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

 

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