ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月29日）

・原油価格、過去最高の102ドル台に上昇

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月27日）

・原油価格100ドル突破、要因は欧米の寒気とＯＰＥＣ増産見送り予測

・イランと中国が近く160億ドル規模のＬＮＧ輸出契約か？

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月24日）

・エジプトが来月からシリアに天然ガスを供給、将来はトルコまでパイプライン延長

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月21日）

・原油、史上最高のバレル101.27ドルを記録

・ベネズエラ、伊ENI社の権利国有化で7億ドルを賠償、注目されるExxonMobilとの対立

・アルジェリア大統領、プーチン・ロシア大統領と会談、ガスOPEC結成で憶測　　＊

 

＊ブログ「ガスOPECは生まれるのか？(全6回)」参照

 

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月20日）

・原油価格、再び100ドル突破

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月19日）

・ノルウェー石油相：「石油増産は不要」、サウジでナイミ石油相等と会談

・イラン、トルクメニスタンからの供給停止の代替にアゼルバイジャンからガス購入

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月16日）

・OPEC議長、原油のドル建て問題について加盟国蔵相会議開催を示唆

・石油価格96ドルに上昇、ベネズエラ政府の対ExxonMobil供給停止を懸念

 

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月15日）

・ベネズエラ、ExxonMobilへの原油供給を停止、海外資産凍結判決に対抗措置

・PetroChinaがカタルとLNG供給契約締結か、激化する中国のLNGシェア争い

 

(ニュース速報）Exxon, Shell, BPの決算比較

　１月末から２月初めにかけてExxonMobil, Royal Dutch Shell(Shell)及びBPの決算(監査前の暫定値)が相次いで発表された。これら３社は世界最大の石油会社であり、「スーパー・メジャー」と呼ばれている。

　1980年代まではセブン・シスターズと呼ばれる７社が国際石油市場を支配していたが、その後サウジアラビアのサウジ・アラムコ社など産油国の国営石油会社が台頭、その流れの中でセブン・シスターズも合従連衡を重ねた。その結果集約された民間石油企業は、IOC(International Oil Company)の名が付けられ、中でもExxonMobil, Shell及びBPの３社はその伝統と規模で他のIOCを圧倒しており、「スーパー・メジャー」と呼ばれている。

　これら3社の売上高、利益及び原油・ガス生産量は以下の通りであった。

(1) 売上高 ExxonMobil：4,046億ドル、Shell：3,558億ドル、BP：2,844億ドル。

(2) 利益 ExxonMobil：406億ドル、Shell：313億ドル、BP：208億ドル

(3) 原油生産量 ExxonMobil：262万B/D、Shell：332万B/D、BP：241万B/D

(4) 天然ガス生産量 ExxonMobil：42億立方フィート/日、Shell：1,318万トン、BP：81億立方フィート/日

　なお3社とも原油・天然ガスの生産量は前年度を下回っている。しかし原油価格が、WTIでバレルあたり66.02ドル(06年平均)から72.20ドル(07年平均)に、またBrentは65.14ドル(06年平均)から72.39ドル(07年平均)に上昇したため(BP発表)、3社とも売上高は7-12%程度アップしている。但し利益についてはExxonMobil及びShellが増収増益に対してBPは増収減益であった。

＊３社の決算プレスリリースは 「石油文化ホームページ 」から見ることができます。

ニュースピックアップ：世界のメディアから(2月10日）

・イラン、石油・ガス関連企業47社総額900億ドルの民営化を計画

・ExxonMobil、国有化政策に全面対決。ベネズエラの海外資産凍結で勝訴判決