goo blog サービス終了のお知らせ 

石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

トップExxonMobil、最下位bp、序列に固定化の兆し:五大国際石油企業1-3月期決算速報(10完)

2025-05-17 | 今日のニュース
III. 過去2年間の四半期業績推移(続き)
(原油価格との連動が薄れてきた売上高!)
2.売上高の推移
 2023年4-6月期から今期(2025年1-3月期)まで過去2年間8四半期の売上高の推移を見ると、2023年4-6月期はExxonMobilが829億ドル、Shellは746億ドルであり、他の3社は500億ドル前後(TotalEnergies 563億ドル、bp 495億ドル、Chevron 472億ドル)で並んでいる。ExxonMobilとShellは全四半期を通じてトップと2位が続き、他の3社との売上格差は200億ドル以上ある。

 この間の原油価格の変動を見ると、2023年4-6月期のBrent原油平均価格は78ドル/バレルであった。7-9月期には87ドルに上昇、その後2024年7-9月期まで80ドル台が続いた。10-12月期は70ドル台に下落、2025年1-3月期のBrent原油平均価格は76ドルであった。このように過去2年間は原油価格に大きな変動が無かった。各社の売上高の変動は原油価格よりもむしろ生産量の変動の要因が強いと言えよう。

(ExxonMobil、Chevronの米系2社の生産量が顕著に増加!)
3.原油・天然ガス生産量の推移
 2023年4-6月期から2025年1‐3月期までの8四半期の原油・天然ガス合計生産量(石油換算 1,000B/D)は以下の通りであった。

               2023年                  2024年                        2025年
               4-6月  7-9月  10-12月 1-3月  4-6月  7-9月  10-12月 1-3月
ExxonMobil   3,608  3,688  3,824   3,784  4,358  4,582  4,602   4,551
Shell         1,701  1,753  1,870   1,872   1,783  1,811  1,859   1,855
bp            1,369  1,382  1,421   1,463  1,481  1,488  1,449   1,475
TotalEnergies 2,471  2,476  2,462   2,461  2,441  2,409  2,427   3,350
Chevron      2,959  3,146  3,392   3,346  3,292  3,364  3,350   3,353

 四半期ごとの推移を見ると、Shell、bp及びTotalEnergiesは生産量にほとんど変化は見られない。これに対してExxonMobilは昨年4-6月期から7-9月期にかけて生産量が大きく増加し、Chevronは2023年7-9月期から10-12月期にかけて大きく増加している。両社はそれぞれの時期に米国内の油・ガス田を積極的に買収している。一方Shell, bp, TotalEnergiesの欧州系3社はCO2排出問題に敏感な欧州世論に配慮して石油・天然ガスの生産を抑え、自然再生エネルギーの増産に注力したことが上記の生産量の推移に現れたと言えよう。

以上

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
     前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
                   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
                   E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の各社プレスリリースから(5/11-5/17)

2025-05-17 | 今日のニュース
5/11    Saudi Aramco   
 Aramco announces first quarter 2025 results    
https://www.aramco.com/en/news-media/news/2025/aramco-announces-first-quarter-2025-results

5/12 ENEOSホールディングス 
2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結) 
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5020/tdnet/2607933/00.pdf

5/12 ENEOSホールディングス 
ENEOS グループ「第4次中期経営計画(2025-2027年度)」の策定について 
https://www.hd.eneos.co.jp/news/release_information/upload/20250512_05_03_2009288.pdf

5/12 ENEOSホールディングス 
役員等の人事異動について 
https://www.hd.eneos.co.jp/news/release_information/upload/20250512_03_01_2009288.pdf

5/12 ENEOSホールディングス 
組織の改正について 
https://www.hd.eneos.co.jp/news/release_information/upload/20250512_04_01_2009288.pdf

5/13 出光興産 
2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5019/tdnet/2611305/00.pdf

5/13 出光興産 
代表取締役及び役員の異動内定に関するお知らせ 
https://ssl4.eir-parts.net/doc/5019/tdnet/2611714/00.pdf

5/13 コスモ石油 
役員の異動に関するお知らせ 
https://www.cosmo-energy.co.jp/content/dam/corp/jp/ja/press/2025/250513-03/250513jp_03.pdf

5/13 コスモ石油 
2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) 
https://www.cosmo-energy.co.jp/content/dam/corp/jp/ja/ir/financial/result/2024/pdf/24_4q_all.pdf

5/13 INPEX 
2025年12月期 第1四半期決算発表 
https://www.inpex.com/news/2025/20250513.html

5/15 Saudi Aramco 
Aramco announces 34 MoUs and agreements with US companies 
https://www.aramco.com/en/news-media/news/2025/aramco-announces-34-mous-and-agreements-with-us-companies


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中東とエネルギーのニュース(5月16日)

2025-05-16 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil
(中東関連ニュース)
 
*「環境省ホームページ」参照。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中東とエネルギーのニュース(5月14日)

2025-05-14 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil
(中東関連ニュース)




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップExxonMobil、最下位bp、序列に固定化の兆し:五大国際石油企業1-3月期決算速報(7)

2025-05-14 | 今日のニュース
II. 五社の業績比較(続き)
4.キャッシュフロー[1]
(ExxonMobilとTotalEnergiesの営業C/Fに5倍の開き!)
(1)営業キャッシュフロー(以下C/F)[2] 
 今期の営業C/Fが最も多かったのはExxonMobilの130億ドルで、次いでShellの93億ドルである。2社のC/Fと他の3社の格差は大きく、Chevronは52億ドルとExxonMobilの2分の1以下であり、bpは28億ドル、最も少ないのはTotalEnergiesの26億ドルである。ExxonMobilとTotalEnergies の格差は5倍である。

(格差が少ない投資C/F、トップはChevronの▲56億ドル!)
(2)投資C/F[3] 
 投資C/Fによるキャッシュの流出はChevronが最も多い▲56億ドルであり、他の4社はそれぞれTotalEnergies▲48億ドル、ExxonMobil▲41億ドル、Shell ▲40億ドル、bp▲33億ドルであった。5社の格差は小さい。

(100億ドルを超えるExxonMobil、10億ドル台にとどまるChevronとTotalEnergies!)
(3)財務C/F[4] 
財務C/Fの収支はExxonMobilが▲136億ドルと5社中でただ1社100億ドルを超えている。これに次ぐのがShellの▲92億ドルである。bpは▲51億ドルであり、ChevronとTotalEnergiesはそれぞれ▲17億ドル、▲11億ドルと他の3社に比べて大幅に少ない。

(Shellの残高は391億ドル!)
(4)C/F期末残高[5] 
 3月末のキャッシュフロー残高を比較する。なおChevronは資料に残高が明記されていない。

 残高が最も多いのはShellの391億ドルであり、bpが338億ドルで続いている。TotalEnergiesの残高は228億ドルで、4社の中で残高が最も少ないのはExxonMobil の185億ドルである。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
     前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
                   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
                   E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

[1] キャッシュ・フロー(cash flow、現金流量)とは、現金の流れを意味し、主に、企業活動や財務活動によって実際に得られた収入から、外部への支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことをいう。欧米では古くからキャッシュ・フロー会計にもとづくキャッシュ・フロー計算書(Cash flow statement, C/F)の作成が企業に義務付けられており、日本でも1999年度から上場企業は財務諸表の一つとしてキャッシュ・フロー計算書を作成することが法律上義務付けられている。

 キャッシュ・フローは(1)営業キャッシュ・フロー(日常的な、生産・営業活動によって稼得する現金と、それに要する現金コストの収支)、(2)投資キャッシュ・フロー(工場新設やビル建設・トラック購入などの設備投資・有価証券投資に要する現金支払いと資産売却による収入)及び(3)財務キャッシュ・フロー(財務活動による現金の収支)の3種類があり、これらの総合収支が会計期間内の現金収支であり、期首(前期末)の現金(及び現金相当物)の残高に期間内の収支を加えたものが当期末の現金(及び現金相当物)となる。(Wikipediaより)

[2] 「営業キャッシュ・フロー」は各社資料から下記項目を抽出した。

ExxonMobil:Cash Flow form Operating Activities (U.S. GAAP) / Net cash provided by operating activities (U.S. GAAP)

Shell:Cash flow from operating activities

bp:Net cash provided by operating activities, Condensed group cash flow statement

TotalEnergies:Cash flow from operating activities, TotalEnergies financial statements

Chevron:Net cash provided by Operating Activities, Summerrized Statement of Cash Flow (Preliminary)

[3]「投資キャッシュ・フロー」は各社資料から下記項目を抽出した。

Shell:Cash flow from investing activities

bp:Net cash used in investing activities

TotalEnergies:Cash flow used in investing activities, TotalEnergie financial statement

Chevron:Net cash Used for Investing Activities, Summerrized Statement of Cash Flow (Preliminary)

[4]「財務キャッシュ・フロー」は各社資料から下記項目を抽出した。

Shell:Cash flow from financing activities

bp:Net cash provided by (used in) financing activities

TotalEnergies:Cash flow from (used in) financing activities, Total financial statement

Chevron:Net cash provided by (Used for) Financing Activities, Summerrized Statement of Cash Flow (Preliminary)

[5] 「キャッシュフロー期末残高」は各社資料から下記項目を抽出した。なおChevronは資料に明記されていない。

ExxonMobil:Cash and cash equivalent at end of period

Shell:Cash and cash equivalent at end of period

bp:Cash and cash equivalent at the end of the period

TotalEnergies:Cash and cash equivalent at end of period, TotalEnergies financial statement

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップExxonMobil、最下位bp、序列に固定化の兆し:五大国際石油企業1-3月期決算速報(6)

2025-05-13 | 今日のニュース
II. 五社の業績比較
ここでは五社の当期利益、売上高、売上高利益率、キャッシュ・フロー及び設備投資を比較する。

(ExxonMobilの利益は77億ドル、bpは10分の1以下の7億ドル!)
1.     純利益[1]
国際石油企業の中で1-3月期利益が最も多かったのはExxonMobilの77億ドルであり、これに次ぐのがShellの48億ドである。第3位はTotalEnergies (39億ドル)、4位Chevron (35億ドル)であった。bpの利益は5社の中で最も少なく7億ドルにとどまっている。

前期(2023年10-12月)と比較すると、Shellは5倍強の大幅増益であり、Chevronも8%増益であった。これに対してExxonMobilは微増、TotalEnergiesは微減である。前期が5社中でただ1社▲20億ドルの損失であったbpは利益に転じたが、上記の通り利益額は他社より大きく見劣りする。また前年同期に比べると全社減益であり、減益幅はbpが最も大きい▲70%であり、ExxonMobilは▲6%、その他3社は▲30%台の減益であった。

(5社の多くが前期、前年同期比で減収!)
2.当期売上高[2] 
売上高トップはExxonMobilの831億ドルであり、Shellはそれより140億ドル少ない692億ドルであった。TotalEnergies、bp、Chevron 3社の売上高はそれぞれ523億ドル、479億ドル及び461億ドルでほぼ横並びである。

ExxonMobilの売上高を100とした場合、Shellは83、TotalEnergies 63、bp 58、Chevron 55であり、bp、Chevronの売上高はExxonMobilの6割弱にとどまる。前項で触れた通り利益面ではExxonMobil、Shell、TotalEnergies、Chevron、bpの順であり、ExxonMobilは売上及び利益の両面でトップ企業の貫録を示している。

2025年1-3月期のBrent原油平均価格は75.73ドル/バレルであり、前期(74.73ドル)に比べわずかに上がっているが、前年同期(83.16ドル)よりは9%低い水準である。前年同期比の売上高と比較すると、ExxonMobilを除く各社はいずれも売上高が減少しており、原油価格との相関関係がみられる。これに対してExxonMobilは売上高が横ばいである。同社は原油・天然ガスの生産量を増加させたためと考えられる。(生産量の項参照)

(ExxonMobilの9%を筆頭にbp以外は7%以上の利益率を確保!)
3.当期売上高利益率
IOC5社の今期売上高利益率はExxonMobilが9.3%と最も高く、続いてChevron 7.6%、TotalEnergies 7.4%、Shell 6.9%である。これに対してbpの利益率は1.4%にとどまり、他の4社に比べて大きく見劣りする。

前期(2024年10-12月期)或いは前年同期(2024年1-3月期)と比較すると、前期はExxonMobilが9.1%と最も高く、TotalEnergiesが7.5%、Chevron 6.7%で、bpは▲4.1%であった。また前年同期比ではChevronが11.8%と最も高くShell、TotalEnergiesはともに10.2%、ExxonMobil 9.9%といずれも高い利益率を出している。bpの利益率は4.5%であった。

(続く)


本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
      前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
                     Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
                     E-mail; maedat@r6.dion.ne.jp

[1] 「純利益」は各社資料から下記項目を抽出した。

ExxonMobil:Net income attributable to ExxonMobil (U.S. GAAP)

Shell:Incom/loss attributabel to shareholders

bp:Profit (loss) for the period; Attributable to BP shareholders

TotalEnergies:Netincome (TotalEnergies share)

Chevron:Net income

[2] 「売上高」は各社資料から下記項目を抽出した。

ExxonMobil:Total revenues and other income

Shell:Revenue

bp:Total revenue and other income

TotalEnergies:Sales

Chevron:Sales and other operating revenues

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現地記事転載:「ペルシャ湾」を「アラビア湾」に呼称変更しようとするトランプ大統領に猛反発するイラン(テヘラン・タイムズ) (上)

2025-05-12 | 今日のニュース
(原題) Why the Persian Gulf’s identity is non-negotiable
2025/5/7 Tehran Times (by AP)


テヘラン発 ― AP通信は水曜日、トランプ米大統領がサウジアラビア訪問中に、ペルシャ湾を「アラビア湾」という捏造された名称で宣言する計画だと報じ、イラン全土に衝撃を与えた。イラン当局はこの動きを「敵対行為」と呼び、世界中のイラン国民を結束させて抗議の意を表した。

アラグチ同国外相は、政治的動機によるペルシャ湾の名称変更の試みを即座に否定した。外相は、ペルシャ湾の名称は「人類の歴史に深く根ざしている」と強調し、イランはオマーン海やインド洋といった代替地名を受け入れているものの、ペルシャ湾の名称変更は「すべてのイラン国民に対する侮辱」であり、「すべてのイラン国民の怒りを招く」と述べた。さらに、彼は、指導者や地図製作者たちが何世紀にもわたり、1960年代までこの用語を認識していたことを指摘し、米国議会図書館所蔵の「ペルシャ湾」と明確に記された歴史的画像を添付して、自身の主張を強調した。

ザリーフ前外相は、ペルシャ湾に偽の名称を使用しているとの報道は、政治的立場に関わらず、すべての愛国心を持つイラン国民を激怒させると警告した。前外相は、イランは世界、特にホワイトハウスに対し、団結したイラン国民が「近視眼的な不当利得」を容認しないだろうと主張した。前外相は、これらの地図はあまりにも多く存在するため、「妄想に陥った政治家」全員に自由に配布できると述べた。

ガリバフ国会議長は、議会アーカイブからペルシャ湾の歴史的地図を公開するという現実的な姿勢をとった。ガリバフ氏は、お金で靴や衣服といった物質的なものは買えるが、歴史や地理は買えないと指摘し、確立された歴史的事実を変えようとする試みは無駄であり、不必要な妨害行為だと一蹴した。

ハシェミ情報通信技術大臣は、「ペルシャ湾という不朽の名は、この世界の片隅の人々の心と魂の中に永遠に生き続けるだろう」と記し、「歴史と真実性は、脅迫や政治的取引によって変えることはできない」と付け加えた。

さらに政府高官、アブドゥルカリム・ホセインザデ氏は、「この現実を歪曲しようとするいかなる試みも、歴史的合理性と国際法の原則を無視するものだ。ペルシャ湾は単なる名前ではなく、人類文明の共有記憶の一部なのだ」と付け加えた。

反発はイラン国内の政治的な分断を超越し、ソーシャルメディアでは「#PersianGulf」や「#PersianGulf4ever」といったハッシュタグが溢れ、古地図や歴史記録がプラットフォームに溢れている。国際法の専門家、レザ・ナスリ氏は、「これは海外に居住する数百万人のイラン人からの抗議を引き起こすだろう。ペルシャ湾の真の名称を守ること以上にイラン人を団結させるものはない」と予測した。

著名なミュージシャン、アリ・ガムサリ氏は、「イランはカナダやグリーンランドではない。私たちの国民は歴史の背後に山のように立っている」と投稿した。アカウント「Iranian Plateau」は、「ペルシャ湾は議論の余地のない歴史的事実である。紀元前550年にアケメネス朝が勃興して以来、2500年以上もの間、イラン高原の南にあるこの海域はペルシャ湾として知られてきた」と記している。

あるイランのユーザーは、「真実を変えられるなら、(ガマール・アブドゥル)ナーセルとサダム(・フセイン)は何十年も前に嘘をつき通していたでしょう」とツイートした。別のユーザーは、「ここはペルシャ湾と呼ばれています。アメリカ合衆国という国が存在するずっと前から、すでにペルシャ湾として知られていました。名称変更は歴史的捏造です」と投稿した。

(続く)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中東とエネルギーのニュース(5月12日)

2025-05-12 | 今日のニュース
(エネルギー関連ニュース)
原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

(中東関連ニュース)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トップExxonMobil、最下位bp、序列に固定化の兆し:五大国際石油企業1-3月期決算速報(4)

2025-05-10 | 今日のニュース
I. 各社の業績概要(続き)
(売上523億ドル、利益39億ドル!)
4. TotalEnergies
プレスリリース:
(1)売上・利益・利益率
 TotalEnergiesの2025年1-3月期は売上高523億ドル、利益39億ドルで売上高利益率は7.4%であった。前期(2024年10-12月期)と比較すると、売上高、利益とも微減である。前年同期(2024年1-3月期)比では売上高▲7.2%減、利益▲33.0%減となっている。

(2)キャッシュフロー及び設備投資
 今期の営業キャッシュフローは26億ドル、投資キャッシュフローは▲48億ドルであり、財務キャッシュフローは▲11億ドルであった。この結果、3月末のキャシュフロー残高は228億ドルとなっている。
 TotalEnergiesの1-3月期設備投資は49億ドルであった。

(3)原油・天然ガス生産量
 TotalEnergiesの1-3月期原油・天然ガスの生産量は、日量平均で原油152万B/D、天然ガス57億立法フィート(cfd)であった。天然ガスを原油に換算した原油・天然ガス合計生産量は256万B/Dである。

(続く)

本稿に関するコメント、ご意見をお聞かせください。
     前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601
                   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642
                   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今週の各社プレスリリースから(5/3-5/10)

2025-05-10 | 今日のニュース
5/3    OPEC    
Saudi Arabia, Russia, Iraq, UAE, Kuwait, Kazakhstan, Algeria, and Oman reaffirm commitment to market stability on current healthy oil market fundamentals and adjust production upward    
https://www.opec.org/press-releases.html

5/7 コスモエネルギーホールディングス 
大規模生産による国産SAFを関西国際空港発のJAL旅客便に初供給~コスモエネルギーグループのSAFで世界の空へ初フライト~ 
https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/press/2025/250507-02.html

5/7 ExxonMobil 
Marubeni and ExxonMobil’s low-carbon ammonia deal marks major step in unleashing new energy supply 
https://corporate.exxonmobil.com/news/news-releases/2025/0507_low-carbon-ammonia-deal-marks-major-step-in-unleashing-new-energy-supply

5/8 丸紅 
丸紅の米国低炭素水素・アンモニア製造プロジェクトへの参画および日本向けサプライチェーンの構築に関する共同検討について 
https://www.marubeni.com/jp/news/2025/release/00021.html


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする