石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

今週の各社プレスリリースから(5/19-5/25)

2024-05-25 | 今週のエネルギー関連新聞発表

5/21 JOGMEC

ブラジル連邦共和国におけるインペックス北東ブラジル沖石油株式会社の事業終結について

https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00181.html

 

5/22 OPEC

COP29-OPEC High-Level Energy Dialogue

https://www.opec.org/opec_web/en/press_room/7335.htm

 

5/24 ENEOS

世界初、AI技術による原油処理装置の自動運転を開始

https://www.eneos.co.jp/newsrelease/upload_pdf/20240524_02_01_2002167.pdf

 

5/24 Shell

Atapu Consortium Takes Final Investment Decision on Atapu-2 Project in Brazil’s Pre-Salt

https://www.shell.com/news-and-insights/newsroom/news-and-media-releases/2024/atapu-consortium-takes-final-investment-decision-on-atapu-two-project-in-brazils-pre-salt.html

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見果てぬ平和 ― 中東の戦後75年(159)

2024-05-25 | 中東諸国の動向

(英語版)

(アラビア語版)

 

(目次)

 

第6章:現代イスラームテロの系譜(14

 

159 悪の枢軸イラクとの戦争(2003年)(2/4)

そして1991年の湾岸戦争ではブッシュ(父)米国大統領が躊躇することなく軍事行動を起こし、イラク軍をクウェイトから撃退した。しかし当時、軍事行動の目的はクウェイト解放のみ、という国連決議の制約のためバクダッドを目前にしてブッシュ(父)大統領は連合軍の引き揚げを命じた。フセイン政権はかろうじて生き延び、その後国内の実権を握り続け、シーア派、クルド族など対立する勢力を弾圧しつつ富国強兵を図り、恐怖政治を続けたのであった。

 

息子のブッシュ大統領が持ち出したのがフセイン政権の大量破壊兵器隠匿及び国際テロ組織アル・カイダとの結託の疑惑であった。ブッシュ・ドクトリンを掲げて、米国は国連でイラクに対する軍事制裁を説き続けた。安全保障理事会ではロシア、中国に加えフランスも反対、米国に同調したのは英国のみであったが、それでもブッシュはネオ・コンの強硬姿勢を崩さなかった。彼にとってフセイン政権打倒はイラクを民主主義国家に変えるという湾岸戦争で果たし得なかった父親の夢を実現することだった。

 

(続く)

 

 

荒葉 一也

E-mail: Arehakazuya1@gmail.com

 

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