石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

中東と石油のニュース(5月8日)

2024-05-08 | 今日のニュース

(石油関連ニュース)

原油/天然ガス価格チャート:https://tradingeconomics.com/commodity/brent-crude-oil

・パレスチナ情勢不安で油価上昇。Brent $83.42, WTI $78.55

・サウジアラムコ1-3月期決算利益273億ドル。前年同月比14%減

(中東関連ニュース)

・ハマス、ガザ停戦仲介案を受け入れ。イスラエルはRafah爆撃継続

・イスラエル、カイロの停戦協議に中級官僚の交渉団派遣

・イスラエル、Rafah避難民に退去を勧告。「何処が安全」と嘆く住民

・第二次世界大戦時の独ドレスデン市よりひどいガザの惨状

・ガザの海上支援物資荷揚げ用臨時ふ頭完成

・イラン:IAEA事務局長、テヘラン乗り込む。外相と会談

・エジプト:スエズ運河通行料収入減Max137億ドルの見込み-UNDP推算

・イラン:トヨタなど外国製ハイブリッド車を初輸入

・トルコ:旧ギリシャ正教教会をモスクに改装オープン

・中華航空、リヤド-北京週3便運航開始

 

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日本の年間軍事支出は世界10位:世界及び中東主要国の軍事費と武器輸出入(6)

2024-05-08 | その他

(注)本レポートは「マイライブラリー」で一括してご覧いただけます。

http://mylibrary.maeda1.jp/0601WorldRank7.pdf

 

(世界ランクシリーズ その7 2024年版)

 

(武器輸入額ではサウジアラビアが世界一、日本は世界11位!)

(2) 主要国の武器輸入額(2014年~2023年合計額)

(表http://rank.maeda1.jp/7-T07.pdf及び図http://rank.maeda1.jp/7-G07.pdf参照)

 2014年から2023年までの10か年間の武器輸入累計額は世界全体で約2,850億ドルであった。国別ではサウジアラビアが最も多く同国の過去10年間の輸入累計額は279億ドル、世界全体の9.8%を占めている。輸入国第2位はインドの269億ドル、世界シェアは9.4%である。

 

 第3位はエジプト、第4位カタール、第5位オーストラリア、第6位中国である。中国の過去10年間の武器輸入累計額は111億ドルであるが、前項でも述べた通り同国は輸出額でも世界第5位であり、武器貿易が活発なことを示している。第7位はパキスタンの103億ドルであり、これら7カ国が輸入累計額100億ドル(年平均10億ドル)を超えている。

 

8位から10位はアルジェリア、韓国及びUAEでその額は80億ドル(年平均8億ドル)台である。因みに日本の過去10年間の武器輸入累計額は79億ドル、年間平均8億ドルであり、UAEに次いで世界11位に相当する。日本の場合、軍事費(2023年、502億ドル、第1項参照)に比べ輸入額の割合が小さいのは武器の国産化が進んでいるためと考えられる。

 

(続く)

 

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     前田 高行     〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                   Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                   E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 

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