Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

EUREKA

2019-06-05 00:10:00 | コラム
EUREKA…発見、の意。

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劇場だけでなく、ビデオやブルーレイなどを含めた「最多鑑賞の映画」をいくつか挙げてみる。


(1)『グッドフェローズ』(90)…50回超

(2)『タクシードライバー』(76)…30回超

(3)『天国と地獄』(63)…20回超

(4)『ツイン・ピークス』シリーズ(90~2017)…15回超


まぁこのくらい観ていると、さすがに新しい発見はない。

ない代わりに、すべてのショットはもちろん、台詞までほとんど覚えるようになる。

俳優さんが台詞を吐く前に、その台詞を一言一句正確に呟いてみたりして悦に浸っている。

気持ち悪いヤツだ。

しかしそのくらい作品を愛でている映画キチガイが居るって知ったら、監督はうれしいんじゃないかな・・・と思ったり思わなかったり。


繰り返す。
このくらい観ていると、さすがに新しい発見はない。

ない、はずだったんだ。


しかし4K50型テレビ×4K対応ブルーレイレコーダー×ウルトラスピーカーに買い替えた(自慢)先月、あらためて自分のコレクションを再生させてみると、あれまぁびっくり。
とんでもなくクリアな映像と音声により、いままで気に留めなかった「画面の隅で起こっていること」に気づき、

いったい自分はなにを観ていたんだ!?

と、ショックを受けたのである。


ニューヨークの街角を歩く黒人とか。
ギャングたちが馬鹿笑いしているなか、冷めた視線で彼らを見る女性とか。
弱気になっている主人公を、その右腕が失望したように見ているところとか。


沢山あるわけではないが、ひとつの作品につき2~3の発見がある。


こりゃ、死ぬまでにあと20回ずつは観なければいけないな―そんな風に気持ちを新たにした、映画道「中級者」45歳の夏なのでした。。。




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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(119)黒沢あすか』
コメント (1)
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