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Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

初体験 リッジモント・ハイ(40)

2013-04-15 00:15:00 | コラム
映画に限定せず映像表現すべてのなかで「最も腹が減る料理の描写」を挙げるとするならば、
フジテレビで前々クールに放送された連続ドラマ、『ゴーイング マイ ホーム』(2012…トップ画像)だろう。

映画監督の是枝裕和が演出、山口智子の女優復帰作として話題にはなったものの、視聴率は振るわなかった。

料理の描写が際立っていたのも当然か、山口智子のキャラクターはフードスタイリストであり、是枝監督がこだわりにこだわって、丁寧に時間をかけて演出しカメラを回していることが観るものにはっきりと伝わってきたのである。


男が女がと書けば前時代的だといわれそうだが、台所イコール「かーちゃん」という記号が、やっぱり自分のなかにはある。

ときどき、とーちゃんが台所に立っていた記憶もあるが、出来上がったものが美味であったとしても、なんかそれはちがうんだよなぁ、、、と思ってしまう。

昔、小林よしのりが「男の手料理、女のカップ麺」という究極の選択を提示したことがあったが、大抵の男子は後者を選ぶのではないだろうか。そういうこと? なのである。

鶏肉―とくに唐揚げが好きで、すでに39歳の時点で、日本人が一生のうちに食べる平均の「3倍」は食べていると自負するものである、
町の弁当屋さん、スーパーの惣菜、有名店などなど、あらゆる唐揚げを試してきたつもりだが、かーちゃんの唐揚げを超えるものには未だ出会っていない。
おそらくそのまんまで死を迎えるのだろうが、しかしあれだ、20代のころは「かーちゃん、かーちゃん」と連呼していても、あなたのお母さんは早くに亡くなったものねぇ、恋しかろう、寂しかろう・・・などといわれたものだが、30代後半になってこんなことをほざいていると、単なるマザコンになっちまうから厄介だねぇ。
まぁマザコンであることは、否定しないけれど。

少年のころの自分が台所に立ったのは、そんなかーちゃんになにかを作ろうとしてのことだった。

誕生日プレゼントに料理、、、というわけである。

記憶が定かではないのでちょっと怪しいが、これが自分にとっての初料理・・・だと思う。

唐揚げ?

いやいや。
かーちゃんに「まだ油を使うのは危ないからダメ」と却下された。

小3でそういわれたということは、やや過保護だったのかもしれないね。
というか、落ち着きのないガキだったし、0歳のとき大火傷していたからかな。

というわけで、ポテトサラダに決定。

料理出来るひとにとっては「簡単に出来るひとつ」かもしれないが、料理音痴にとってはジャガイモの皮むきが大きな壁となる。
当時もそうだったし、じつは、いま作ろうとしても皮むきで挫折してしまうのである。

なぜ「真ん丸」ではないんだ、凸凹めっ! なんて思いながら悪戦苦闘する。
結果、モノスゴ「厚くむく」ことになって、そこそこデカかったはずのジャガイモは小ぶりになる。
もったいないが、ここは勘弁してほしい。

しかし難所は皮むき程度で、それさえクリアすればポテトサラダは「まあまあ簡単」であることは分かった。

ただ、記憶が確かならば土曜の14時くらいから始めて、出来上がったのは18時くらいだったけれどね!

問題は、味である。

愛が詰まっているとか抽象的な評価は要らない、要は美味いか不味いかだ・・・とは思っているけれど、やっぱり褒められたい、、、という気持ちが伝わったのかどうか、かーちゃんは「美味しい、美味しい♪」といって、沢山食べてくれた。

この「どう? 美味しい?」と聞く感覚と、
自分の文章を「どう? 面白い?」と聞く感覚って、ほぼ一緒なのだよね。

そもそも料理とはクリエイティブなものといわれており、その感覚を理解しているのであれば、もう少し料理が好きになってもいいものなのだが、
なかなか、そういうわけには、、、ねぇ。

おわり。


※『ゴーイング マイ ホーム』主題歌




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初体験 リッジモント・ハイ(39)

2013-04-14 00:15:00 | コラム
少し前の『アメトーーク』で「独り暮らし長い芸人」というのをやっていて、これ、笑いが止まらないくらい面白かった。

ふと気づけば自分の独り暮らし歴も20年を数えるわけで、出演者のなかで最も長い有吉とほとんど同じ年数なのだった。

20年の独り暮らしで培ったもの―なんて、ひとつもないかもしれない。

実家暮らしをしていたときに比べて変わったことといえば、ヒトリゴトが「異常に」増えたこと、それからAV鑑賞時のボリュームの調節が上手になった? こと、、、くらいなのだもの。

潔癖症だから掃除や洗濯は苦ではない。
というか、しょっちゅう雑巾でどこかを拭いている。ついでにいえば、しょっちゅうティッシュでちんちんを拭いている。

その代わり―といっていいのかどうか、料理はペケである。
まーーーず、やる気が起こらない。

現在の食生活?

外食は月に5~6回程度か。
まぁ、ほとんどジャンクなファストフードね。

ほかは、自炊っちゃあ自炊だけれど、そういえるレベルにあるかどうかは分からない。

米は炊く。
無洗米だから、研ぐ必要なし。

味噌汁は、生意気にフリーズドライのやつ。

あとは、スーパーで売っている惣菜とか。
24cmという大きめのフライパンを買ったクセして、目玉焼きを作るかソーセージを炒めるかくらいしかしない。

このトシになっても質より量なので、それでいいと思っている。

大体、料理に関して本気を出すと、ろくなことがない。
本気といってもカレー程度だが、鍋に亀裂が入っていたことを知らずにサラダ油を入れ天井が黒焦げになったことがある、それ以来、本気を出すことに対する恐怖心が芽生え、もういいんだ、自分なんか・・・と、完全にあきらめてしまっている。

料理出来たほうがモテそうな気もするが、台所に立つ度にボヤを起こしていたのでは団地から追い出されてしまう、たぶん自分には、その資格がないのである。


というわけで、今回のテーマは「初めての料理」。

何度もいうように料理は苦手だが、料理する女子を眺めるのは大好きだ。
台所に匍匐前進していってパンチラを拝むとかさ、背後から抱きしめてみたりさ、まぁそんなのばっかりだが、こういうスキンシップでふたりの距離は縮まるものだ。


まずは、映画に出てくる料理シーンで印象的なものをみっつ挙げてみようか。

(1)『青いパパイヤの香り』(93)

ヒロインのムイが奉公先の音楽家に密かな恋心を抱き、その想いが料理のシーンにきっちり表現されている。

(2)『グッドフェローズ』(90)

大量のヘロインを売りさばきながら、時間を見つけてはカツレツなんぞを作る主人公ヘンリー。
彼にとって、犯罪と料理は同じような価値を持っているのだった。

(3)『バベットの晩餐会』(87)

後半の半分ちかくが、料理のシーンに充てられている。
幸福感に浸れるが、確実に腹も減るという罪作りな佳品。


食べるシーンだけなら沢山挙げられるが、「料理も」となると、それほど多くはないみたい。
それこそシチュエーションとして「いい流れを作り易い」ことから、AVのほうが多いかもしれない。
キュウリとかナスとか、そのまま使えるわけだし。ときには、生クリームなんかも。


さて、自分の「お初料理」を思い出そうとしたが、これがなかなかに難しい。

たぶん、、、という表現になってしまうが、それは小学校3年生のころで・・・。

つづく。


※映画では『タンポポ』もいいぜよ・・・と、予告編でもリンクしようとしたが、たまにはこういうのもいいかな。
石川梨華ちゃん、単体でも売れると思ったのだけれどな、おかしいな。




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「ヘイト」からは、なんも生まれないよ気持ち悪ぃ。

2013-04-13 02:39:48 | コラム
映画にどっぷり浸かっているのも遠因になっているかもしれない、
ふだん、どんなテレビ番組を観ているのかというと、
約5割がスカパー! 経由で24時間のニュースチャンネル、
残り5割が地上波として、そのうちの半分がスポーツ中継、あとは酒を呑み煙草を吸いながら触れることの出来るバラエティ番組ばかりで、そういえばほとんどテレビドラマを観ていない。

欠かさず観ているバラエティ番組は、『ロンドンハーツ』(火曜、テレ朝)、『マツコ&有吉の怒り新党』(水曜、テレ朝)、『アメトーーク』(木曜、テレ朝)、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』(日曜、日テレ)くらいだろうか。

先週の水曜日―自宅に友人Aを招き、10時間くらい呑んで喋った。
Aも『怒り新党』が好きだというので、録画しながら番組を観る。(アシスタントの夏目三久推しとして、ほぼ毎週録画もしているのだった)

番組を観終えてAがヒトコト、
「まっき~が、いまいちばん怒っていることってなに?」

「・・・いくつかあるけど」
「いちばん、ね。いちばん怒っていること・・・というか、もし自分がこの番組に投稿するとしたら、マツコと有吉になにを論じてほしい?」
「ヘイト系かな」
「ヘイト系?」


hate―嫌悪とか憎悪とか、まぁそういう意味。

ヘイト・クライムとは人種や民族、宗教などを理由におこなわれる犯罪のこと。

すぐに想起するのは複数の警官が黒人容疑者を袋叩きにする米国の監視カメラ映像とか、ネオナチとか。
ともかく海の向こう側という印象が強く、日本人が関わることはないと思っていた。


「・・・あぁ、なんか、新大久保でおかしなデモがあったよね。プラカードに“朝鮮人を殺せ”とか書いて、行進しているっていう」
「ヘイトスピーチっていわれているよね。親が殺されたとか、そういう背景があるなら、まだ分かるけどさ」
「どんな連中なんだろうね」
「分からんけど、出発点はネットでしょ?」
「やっぱり、そうなんかな」


最近のヤフーニュースなどにおけるコメント欄が異常なことになっている。
少しでも韓国(や中国)が関わっていれば、とりあえず悪口書いておこうという連中が多過ぎる。

呆れたのが、関根麻里の彼氏が韓国人タレントだと報じられた際のコメント。

「韓国人は、やめておけ」なんて書かれている。

放っておけって。

ひとの彼氏にアレコレいっている暇あったら、自慰して気持ちよくなっていたほうが自分のためだし世界のためにもなる。

尖閣や竹島が導火線になっちゃっているところはあるのだろう、
けれども、たとえば、きゃりーぱみゅぱみゅの韓国公演が中止になったという記事に「それが正解」「行かなくて、よかった。嫌いになるところだった」と書いたり、フジテレビの不調を「韓国ゴリ押しだからね」と書いたり、毎日毎日、生産性ゼロのコメント発信して、日本人ってこういう精神性の持ち主なのかなと暗澹とした気持ちになる。

じゃあ読むなってことなんだろうが、読むよこっちは。光るコメントがあるかもしれないからと少ない可能性に賭けているのだが、まーず、ろくなことが書かれていない。

で、自分みたいな人間がいう批判として「ネット上じゃなきゃ、そういう攻撃的な態度を取れないクセして」というのがあったわけで、
極端な話をすれば、「じゃあ、やってやる」と動き出したのが、新大久保のヘイトスピーチだったりするのかもな、、、と考えたりする。

その先になにがあるのか、なにが起こるのかは想像に難くない。

自分だってヒトサマに説教出来る人生を送ってきたわけではないし、叩けば叩くほど埃は出てくるし、能力における差別はあっていいと考えるものだけれど、
出自とか性別とか人種とか民族とか性的嗜好でアレコレいえるヤツって気持ち悪いし、真性のキチガイだと思う。


とりあえずそんな連中には、映画『アメリカンヒストリーX』(98…トップ画像、文末予告編参照)で「その世界」を少しでも覗いてみろっていいたい。

その覚悟? がある、自分の発言に責任が取れるっていうのなら、勝手に続ければいい。

でもそんなヤツ、ほとんど居ないんじゃないかな。

コメント欄を美辞麗句で埋め尽くせっていっているわけじゃない。
それはそれで気持ち悪いし、しかしだね、批評精神っていうのは柱に愛があるんだよ、どこから生まれたのか分からない憎悪じゃなくてね。

からっぽなのか、愛のある批評精神なのかは、一目で分かるもんだ。

だから、こんなろくでなしでも思うわけですよ、
愛なき時代に生まれたわけじゃない、、、ってね。





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成龍の10傑

2013-04-12 04:00:00 | コラム
成龍ことジャッキー・チェンが「最後のアクション大作」と明言する『ライジング・ドラゴン』(今週末全国公開)を先行で観てきた。

ドラマ部分の演出も「そこそこ」上手な成龍にしては間延びし過ぎるシークエンスがあったり、
笑いを悉く外すなど、
「あれれ、、、」な部分があるにはあるが、それらを不問にしてしまう超絶的な身体能力は健在で、結果的には満足出来る仕上がりになっている。

とりあえず、おつかれさまでしたといってあげたい。
本音をいえば、盟友ふたり「サモハン×ユン・ピョウ」くらいは登場させてほしかったけれど。


そんなわけできょうは、成龍映画の個人的10傑を選出してみよう。

成龍からチャップリン、
チャップリン「後期の社会派」からオリバー・ストーン、
オリバー・ストーンから70年代米国映画、
70年代米国映画からスコセッシ、
スコセッシから黒澤・・・という流れで映画小僧と化していった自分である、このひとへの思い入れは「ひじょーに」強いのだった。

そう、米国映画好きではあるものの、
スライことスタローンよりも、成龍に憧れたのである。


(1)『スパルタンX』(84)

男ふたり、プラスひとり(サモハン)、あーんど、美女ひとり。
スケボーにカーアクション、笑いまであって―過小評価されているが、80年代を代表する傑作だと思う。

(2)『奇蹟』(89)

アクションだけじゃない、人間を描けるんだよ―そんな気迫を感じる力作。
いま観返すと綻びも散見されるが、高校生だった自分は感動したものだった。

(日本で人気があるからと)アイドルだったグロリア・イップを起用するサービスもうれしい。

(3)『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(85)

成龍の身体能力の高さが最も発揮された快作。

バスやデパートのポールを使ったアクションに触れて、このひとは映画制作に命を賭けているのだと戦慄した。

(4)『プロジェクトA』(83)

いきいきとしたゴールデントリオを見ているだけでワクワクしてくる。

語り草となっている時計塔からの落下よりも、個人的には自転車アクションのほうが好き。

(5)『ファースト・ミッション』(85)

サモハンが知的障害を持つ兄を好演。
成龍と喧嘩するシーンは、いま観ても泣ける。

(6)『カンニング・モンキー 天中拳』(78)

主題歌が頭から離れない。

この作品が、自分にとっての「お初」成龍だった。

(7)『プロジェクトA2』(87)

手錠を使ったアクションは、淀川先生のいうとおり、ほんとうにチャップリンみたい。

(8)『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)

作品内容よりも、事故ったことで記憶される「気の毒な」佳作。

ガムを連続で口に放るシーンが何度も出てきて、よく真似をしたっけ。

(9)『レッド・ブロンクス』(95)

資本はハリウッドでも、やっていることは香港時代と一緒。
すっごくうれしかった。

しかしチョウ・ユンファにしてもジェット・リーにしても、ハリウッドではいまいち当たらない。
なぜなんだろう。

(10)『少林寺木人拳』(76)

感情移入したという点では、本作の成龍がいちばんか。

笑いのない成龍も、新鮮でいいね。


※達者な日本語だし、歌も上手。しかし映画の主題とは無関係な歌ってどうよ。




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にっぽん男優列伝(188)佐藤隆太

2013-04-11 07:00:00 | コラム
80年2月27日生まれ・現在33歳。
東京出身。

公式プロフィール

20代のころ、本気で喧嘩して分かり合えた映画小僧が、たったひとりだけ居ました。

ネット時代「前夜」? のころだから、やりとりはメールではなく、往復書簡、、、みたいなもの。
分かり合えるまで、彼は自分のことを「ドシロート」と解釈していたらしく、自分は自分で彼のことを「実力がないのにゴーマン」なんて捉えていました。

分かり合えて以降も会えば喧嘩ばかりするので、会って話すことはあまりなかったように思います。

往復書簡を終えた、数年後のこと―。
「映画を監督したから、よかったら観てくれ」という短いメールが届きました。

『イッテ!』というタイトルのコメディ映画でした。
2006年の作品で、主演は佐藤隆太(さとう・りゅうた)くん。

性的な「イって」ではなく、将棋の「イッテ」(=一手)のこと。
身内の作品に触れる感覚で、ドキドキしながら観ましたが面白かったです。

撮影そのものは数年前におこなわれている―というのがポイントで、なぜなら公開時の2006年には既に佐藤くんは主演級俳優として人気も出ていて、その直前であったから本作への出演を快諾したのかもしれない、、、と。

そんなわけで? 佐藤くんには勝手に親近感を抱いています。
格闘技が好きで、まだ地上波でMMAが放送されていたころ・・・って、ほんの数年前の話ですが、イメージキャラクターも務めてくれていましたし。

ノーテンキなほどに明るく、元気―という印象そのままのキャラクターを演じることが多いので、演技力云々は、まだちょっと分からないのですけれどね。


※それほど話題にならなかったけれど、これ面白かった




<経歴>

日大芸術学部、映画学科卒業。

まったくそんな印象はなかったのですが、キャリアのスタートは舞台から。

テレビドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(2000、TBS)で注目を受ける。
同年、『世にも奇妙な物語 映画の特別編』で映画俳優デビューを飾る。

以後もテレビと映画の両方で活躍を続けますが、なんとなくテレビの印象が強いのは、CMなどにも沢山出演しているからでしょう。

とりあえず、映画の出演作をまとめて。

『さよなら、クロ』(2003)、陣内孝則が監督を務めた『ROCKERS』(2003)、
『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』(2003…その続編というか姉妹編というか、2006年の『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』にも出演)、
『ローレライ』(2005)、『いぬのえいが』(2005)、『まだまだあぶない刑事』(2005)。

・・・と、ここまでは「さほど」の印象を残せませんでしたが、2006年の『LIMIT OF LOVE 海猿』で伊藤英明くんのバディを演じて「テレビを観ない映画ファン」にも認知されるようになります。

『間宮兄弟』(2006)、『憑神』(2007)、プロレスの世界をコミカルに熱く描いた『ガチ☆ボーイ』(2008)、
そしておそらく代表作であろう『ROOKIES ―卒業―』(2009)で主役を演じる。
テレビドラマ版(2002、TBS)を観ないまま映画に触れましたが、まあまあ楽しめました。

『THE LAST MESSAGE 海猿』(2010)、『おにいちゃんのハナビ』(2010)、
個人的に代表作はこっちだろうと思う佳作『漫才ギャング』(2011)、
『BRAVE HEARTS 海猿』(2012)、『天地明察』(2012)、『ツナグ』(2012)。

そういえば、ある年の大晦日―。
さいたまスーパーアリーナの関係者専用通路ですれ違い、「それだけ好きなら、リング上がってみたらどうですか?」と冗談っぽく聞いたら、
顔をクシャクシャにして笑い、「いやいや、ブーイングの嵐になること、分かってますから」と答えてくれたっけ。

感じのいいヤツだなぁ。
だから映画では、そういう印象を裏切るようなキャラクターを演じてほしいです。


次回のにっぽん男優列伝は、里見浩太朗さんから。

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