Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

映画系音楽系文学系あいうえお10選(4)

2024-05-28 00:10:00 | コラム
『タイトルに「悪」がつく作品』

子どもの名前に「悪魔」と名づける毒親?が騒がれたころ、
キャラクター名におかしな名前を冠することで知られる漫画家・小林よしのりがこんなような発言をしていた。

「悪魔は、絶対的に悪だから悪魔なの! 悪人に少しでも善の要素が入ったらそれは、悪魔じゃないの!!」

至言ね、これ。
二の句が継げないよ。


①音楽『悪魔を憐れむ歌』(68)…ザ・ローリング・ストーンズ

このお題で考えたとき、「映画好きであるにも関わらず」まずこの作品を想起。

そのくらいお気に入りの一曲。
ストーンズのなかでは、『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』『ギミー・シェルター』とあわせて個人的3傑。




②映画『悪魔のいけにえ』(74)…トビー・フーパ―

原題『The Texas Chain Saw Massacre』もクールだが、直接的な邦題も悪くない。
実際、観るとそう思うし!



③映画『悪い奴ほどよく眠る』(60)…黒澤明×三船敏郎

ホンモノの悪党はどいつだ。

公団契約課長の白井(西村晃)も、管理部長の守山(志村喬)も、所詮は小悪党だものね。


④小説『悪魔の手毬唄』(57~59)…横溝正史

(とうぜん)映像化もされているが、この物語は小説版のほうがはるかに怖くて面白いと思う。



⑤音楽『悪女』(81)…中島みゆき

大好き。
これ以上、なんもいえん。



カバーでは、これがいちばんでしょうか。




⑥漫画『悪魔くん』(63~)…水木しげる

水木漫画といえば、自分にとっては鬼太郎ではなく、こっちなんです。

オカルトに傾倒していたころに読んだから、、、だろうね。



⑦小説『悪徳の栄え』(1797)…マルキ・ド・サド

外国文学からひとつ―とすると、本作があまりにも強過ぎる。

澁澤龍彦が被告となった裁判も、あわせて知っておこう。


⑧映画『悪は存在しない』(2023)…濱口竜介

濱口映画の最新作、もはや孤高のひとといっていいと思う。

日本映画界でただひとり、別の方向を向いて創作をつづけているのだから。


⑨映画『悪漢探偵』(82)…エリック・ツァン×サミュエル・ホイ

香港代表として1本。

とっても面白いアクションコメディだが、いまコレを語る映画ファンはゼロなのかもしれない。。。


⑩映画『悪夢探偵』(2007)…塚本晋也×松田龍平

それで思い出したのが、塚本監督がサクッと撮ったこのシリーズ。

hitomiが刑事というのが少し無理があったけれど、筋そのものは江戸川乱歩モノみたいに楽しめます^^


…………………………………………

明日のコラムは・・・

『映画系音楽系文学系あいうえお10選(5)』
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夜に駆ける、夜に蠢く。 | トップ | 映画系音楽系文学系あいうえ... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (oyajisann)
2024-05-28 10:42:57
恥ずかしながら・・・。
悪魔を憐れむは当時中坊でストーンズ駆け出し状態。
BS&Tで先に知りました。
ストーンズでは映画「ギミーシェルター」で知りました。
悪魔、デビルって言われると怖さ下降。
やっぱ悪魔が怖さ感じます。
返信する
oyajisannさん、 (まっき~)
2024-05-28 19:33:01
自分もエラソーに書いてますが、この曲をはっきりと意識したのはガンズのカバーからです(^^;)
そのあと原曲を聴いて、やっぱりすごいな。かっこういいな。尖っているなと。

たしかにデビルより、悪魔ですよね。この字体がまた、想像力をかきたててくれます。
返信する

コメントを投稿

コラム」カテゴリの最新記事