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にっぽん女優列伝(242)羽田美智子

2021-02-20 01:19:18 | コラム
68年9月24日生まれ・52歳。
茨城出身。

公式プロフィール


しっとり系の羽田美智子(はだ・みちこ)さん、充分に「映画俳優顔」してはいるものの、90年代、松竹で暴れ散らかした奥山和由―褒めてます―の寵愛を受け、大作でヒロインを演じつづけた結果、奥山失脚後に松竹専属を解除されてしまって、
気の毒なことに、「奥山の愛人だったんじゃ?」みたいな噂まで流れちゃいました。

本人に問題ないのに干された感がある―といえば香里奈を思い浮かべますが、両者とも復活出来てよかったです。




<経歴>

88年―日本旅行のキャンペーンガールに選ばれ、芸能界デビューを果たす。



映画俳優デビュー作は、90年の『ボクが病気になった理由』。
オムニバスコメディで、羽田さんは第3話目「ハイパーテンション・ロード」に登場。

主演は中川安奈と大竹まことでした。


織田裕二が主演した『就職戦線異状なし』(91)を経て94年、江戸川乱歩とその小説世界を幻想的に描いた『RAMPO』でヒロインに抜擢される。

監督が奥山プロデューサーと揉めてふたつのバージョンが存在したり、上映中に「匂い」を流すなど、様々な仕掛けが話題になりましたが、話題が先行して中身が追いついていない感じはしましたね、残念です。

再び乱歩の作品を映像化した『人でなしの恋』(95)、


『大統領のクリスマスツリー』(96)、『美味しんぼ』(96)、『瀬戸内ムーンライト・セレナーデ』(97)、
ホウ・シャオシェンが監督、トニー・レオンと共演した日本・台湾合作の『フラワーズ・オブ・シャンハイ』(98)、『F(エフ)』(98)、

このころ松竹でクーデターが発生、奥山和由は松竹を退社する。

『サラリーマン金太郎』(99)、
奥山が「チームオクヤマ」を設立し、インディーズに挑んだ第一弾『地雷を踏んだらサヨウナラ』(99…これは傑作)、
『天国までの百マイル』(2000)。

このあと映画の世界ではなかなか結果を残せず、テレビドラマの活動が目立つようになります。

『チェスト!』(2008)あたりから映画復帰、
『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)、『僕たちのプレイボール』(2010)、『ほしのふるまち』(2011)、『Paradise Kiss』(2011)などに出演。

最新作は、与謝野晶子を演じた『この道』(2019)。



歳を重ねたことにより「しっとり」の魅力を放つようになり、自分なんかは松竹時代よりいいなぁ!と思いますよ。


次回のにっぽん女優列伝は、葉月里緒奈さんから。

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『1000枚を超えていても―。』
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1 コメント

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映画で印象に残るのは (夢見)
2021-02-20 11:11:56
『人でなしの恋』
阿部寛さんと共演でしたっけ

ドラマなどでだんだん明るい役も増えて行き役柄が広がったかなと思います
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