にっぽん男優列伝（３１７）的場浩司

６９年３月２８日生まれ、４６歳。
埼玉出身。

公式ブログ

むかしヤンキー、いまスイーツ王。

ヤンキー時代の喧嘩の仕方は柔道の経験を活かし、倒して上になりパウンドというプロのスタイル。
スイーツ王と称されるようになって以降は、実際にこのひとが推している商品が完売になる。

芸能界に入りたてのころ、スタッフから「ゴロツキ」呼ばわりされていた的場浩司（まとば・こうじ）さんのキャリアを見ると、人生ってつくづく分からないものだなぁ、、、と思います。

尤もヤンキー役の多かったころでも、小沢仁志とはちがって笑



愛嬌「みたいなもの」も感じられたから、現在の立ち位置が意外というわけでもありません。

弁が立つひとなのでバラエティ番組などにもよく出ますし、現在は安定期なのではないでしょうか。


※ただ個人的には、怒鳴ったり凄んだりするキャラクターよりも、こういうほうが好きかな




＜経歴＞

『天才・たけしの元気が出るテレビ！！』（85～96、日本テレビ）の、「不良少年を野球で更生させる」企画に、元暴走族の一員として出演、



「爆苦連亡世（ばっくれんなよ）」のリーダーを務めたことがきっかけで芸能界デビューを果たす。

映画俳優デビュー作は、８８年の『首都高速トライアル』。
大鶴義丹の演技が笑える珍作ですが、時代の雰囲気とマッチしスマッシュヒットを記録しました。

翌年の８９年、ＴＢＳのドラマ『はいすくーる落書』でヤンキー生徒を好演し認知度がアップ。

以降、テレビドラマでも映画でも「ひたすら」ヤンキー系のキャラクターを演じていくようになります。

『ビー・バップ・ハイスクール 高校与太郎完結篇』（88）、『稲村ジェーン』（90）、『獅子王たちの夏』（91）、『就職戦線異状なし』（91）、『修羅場の人間学』（93）。
『きけ、わだつみの声 Ｌａｓｔ Ｆｒｉｅｎｄｓ』（95）、『トラブルシューター』（95）、
『流れ板七人』（97）、『実録新宿の顔 新宿愚連隊物語』（97）、『かっ鳶五郎』（97）、『野獣の肖像』（98）、『大いなる完』（98）、『新宿やくざ狂犬伝 一匹灯』（99）。


意外と・・・といったら失礼かもしれませんが、主演が多いのです。
そしてこのジャンルの一大特徴として、現実の社会がどうあろうが、一部の熱狂的な支持者に支えられて、消えることがないのですね。
時代劇や西部劇が「消えそうで消えない」ことと同じだと思います。

だから、ファンに優しくあろうとするのかもしれませんね。


『御法度』（99）、『ドンを撃った男』（99）、『惚れたらあかん 代紋の掟』（99）、『実録外伝 闘派黒社会』（99）、
『極道血風録 頼の紋章』（2000）、『突破者太陽傳』（2000）、「ＧＯＮＩＮ」シリーズで最も話題にならなかったのが寂しい『新ＧＯＮＩＮ』（2000）、
『阿修羅の伝説 闘篇』（2001）、『悪名』（2001）、
『戦国自衛隊１５４９』（2005）、『実録・九州やくざ戦争 九州の義王』（2006）、『俺は、君のためにこそ死ににいく』（2007）、
『土竜の唄 潜入捜査官ＲＥＩＪＩ』（2014）、
そして最新作が、『陽光桜 ―ＹＯＫＯ ＴＨＥ ＣＨＥＲＲＹ ＢＬＯＳＳＯＭ―』（2015）。


個人的にスイーツの話には乗れますが、
霊体験や妖精に会ったとかいう話は、正直「もういいかな…」と思ってしまいます苦笑


次回のにっぽん男優列伝は、麿赤児さんから。

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明日のコラムは・・・

『ｃａｍｅｒａ』