Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

さぁみんなで、舌を出して

2012-06-21 00:30:00 | コラム
基本的に消費主義の申し子? なので、金持ちというわけでもないのに純正ビールなんぞを呑んでいる。

昔は褒美として呑んでいたエビスを常飲するようになったし、
「切れ目なく」頒布会に申し込み、海外ビールまで味わう日々。
(現在は、『ベルギー/オランダ トラピスト・ビール味わい紀行6ヵ月』

懲りているから借金しないだけマシだろうが、少しは貯金しないと、、、と思いつつ、未だ出来ないでいる。
そのへんの自分の弱さを消費主義だとか「それが性」だとか、しまいには「経済回さないと、日本はダメになる」などといって、うまいこと? 自己正当化しているわけだが、
とくに後者、日本の経済云々をいう前に、自分をどうにかしろって話で。

それでも昨晩は、ベルギーのビールをちびちびやりながらボクシングのタイトルマッチを観戦していた。
テーブルの上には、採点表。
そう、飲酒しながらではあるが、自分、格闘技をテレビ観戦する際は、きまってラウンド毎の採点をするのである。
(それにしても・・・きのうのゲスト、辰吉の酩酊っぽい言動は「彼らしい」といえばそうかもしれないけれど、なにを聞かれても「分からん」では、不快になるひとも多かったんじゃないか。最後のほうなんか、実況も薬師寺にばかり話を振って、辰吉は無視していたものね)


さて。
自分の採点基準は公式ルールと同じで、打撃の的確さや防御の技術、それから積極性。
試合終了後に実際のジャッジとの差異を確認し、自分の見かたがプロのそれと比べてどうなのかを知る―そういうことを、10年くらいやっている。

10年もやっていればジャッジの目が育ってくるのではないか・・・そう思うかもしれないが、
ぴたりと当てる場合もあれば、まったく逆の結果になることも。
そのくらい、採点って難しい。

きのうの試合、予想していたものとまるで違った結果になった。
エリートの井岡と、雑草の八重樫―早いラウンドで、井岡がKOすると予想していた、、、のだが、八重樫が頑張る頑張る、
技巧的には井岡が数倍も上であることは誰の目にも明らかであったし、八重樫の顔の裂傷も酷い。
だが倒れない、その気迫に井岡がのまれることはなかったが、それでも結果的には敗北した八重樫のほうが印象に残る試合、、、だったかもしれない。

驚いたのは、ジャッジがいずれも僅差であったこと。
ここまで気迫やアグレッシブさがジャッジに反映された試合も、珍しいのではないか。

自分の採点では、7ポイント差で井岡の勝利。
しかしどのジャッジも、7ポイントまでの差をつけていなかった。

うーむ、これではプロにはなれないなと、なる気もないのに少し落ち込む。

自分を励ます? というイイワケを用意して開けたのは、発売されたばかりのストーンズ印の酒。

味そのものに新味はないが、形から入ったっていいじゃない、
還暦過ぎた永遠の不良たちの「かっけー」音楽を聴きながら酒を呑むと、自分の「ずれた」経済感覚も、ジャッジとしての能力の低さも、優しく許してあげたくなる。

いまごろ、井岡も八重樫も久し振りの酒を味わっているのだろうか。

いや、八重樫は病院直行かな。

だから八重樫のためにも、自分は気持ちよく酔わなければいけない。

なんだそりゃ。

つまりはあれだ、リングに上がれぬ自分にとって、リングに上がっているというだけで、ファイターたちは雲の上の存在なのだよ。





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明日のコラムは・・・

『初体験 リッジモント・ハイ(8)』

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2 コメント

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昨夜は (夢見)
2012-06-21 13:52:58
ボクシングの試合見て 続きで同じチャンネルの「ボックス!」観ました

倒れないし ちゃんと前に出る
撃ち合うー逃げない姿勢ー
いい試合でした



で映画 諏訪雅士さん目つき 表情 にやりとした笑顔
良かったです
検索したら こちらリングに上がる方ーだったのですね

役づくりかな 宝生舞さんのおばちゃんぶりは ちょっと悲しかったけど

美少女だったに~って
この映画を最後に引退されたのですね
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Unknown (conparu2)
2012-06-21 23:23:14
途中から観ましたが、八重樫の顔は凄かった・・・それ以上に気迫で向かっていく姿に、いつしか声援を送っていました。
井岡のスマートな試合展開、こっちにも応援していました。
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