Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(36)ウェズリー・スナイプス

2022-10-20 00:10:00 | コラム
62年7月31日生まれ・60歳。
アメリカ出身。

コミカルさが持ち味のひとだと思っていたものだから、肉体派にシフトチェンジしていくキャリアに驚いたものでした。
しかしスナイプスはカポエイラも習得するマッチョなのですよ、空手はなんと5段!

なるほど^^



自分が初めてスナイプスを意識したのは、マイコーの『BAD』だったかと。
なにしろ監督は、わが神スコセッシですし。

※完全版、堪能しましょう!!



<経歴>

ニューヨーク州立大学卒業。
演劇を専攻し、卒業後はブロードウェイの世界へ。

映画俳優デビュー作は、86年の『ワイルドキャッツ』。
ゴールディ・ホーンがひたすらキュートでした。

89年、『メジャーリーグ』で「スカウト候補」にリストインしていなかったのに、勝手にキャンプに乗り込んだヘイズを好演。


この傑作のなかで、最も観客のこころを捉えたキャラクターだったと思います。
自分も大好きです!

スパイク・リーの『モ'・ベター・ブルース』(90)や『ジャングル・フィーバー』(91)、『ニュー・ジャック・シティ』(91)や『ウォーターダンス』(92)などでも印象に残る演技を披露しましたが、ひとつの転機になったのはスライと共演した『デモリションマン』(93)でしょう。

映画としては綻びが散見される出来、しかしなぜか憎めないSFで、なによりスナイプスの快演により救われた感じがあって、結果的にスライより目立っているのですよね。


『ドロップ・ゾーン』(94)、『3人のエンジェル』(95)、『ザ・ファン』(96)、『ホワイトハウスの陰謀』(97)、ヴェネツィア映画祭で主演賞に輝いた『ワン・ナイト・スタンド』(97)、『追跡者』(98)。

98年―マーベル・コミック産の『ブレイド』で主人公を演じスマッシュヒットを記録。
2002年にパート2、2004年にパート3が制作される人気シリーズとなり、このあたりから肉体派のイメージが強固になっていく。

2000年の『アート・オブ・ウォー』も、この流れを汲むものですね。

しかし。。。
所得税の虚偽申告により脱税容疑で告発、2008年に有罪判決が下され禁固3年の実刑に処せられる。

出所後に復帰、『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』(2014)に顔を出したときはホッとしましたね。
少し前のコラムに記したとおり、セカンドチャンスはあってよいと思うのです。


近作に『ルディ・レイ・ムーア』(2019)、『星の王子 ニューヨークへ行く2』(2021)。

あんまりそんな感じはしませんが、きのう登場のギャロと同年。
がんばれおじさん!!

…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(37)ウォーレン・ベイティ』
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4 コメント

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若い頃の風貌は (夢見)
2022-10-20 07:46:17
顔だけ観てれば ラップ言いそうな軽い(チャラ)お兄さん

俳優としてキャリアを重ねるにつれ「頼れる男」が似合うようになってきたなあと

勿論アクションありきーなのですが「ブレイド」の役柄は 俳優さんのいかにも強そうな外観ーそして言動に知性も感じられなくては・・・説得力ありませんし
おはようございます (oyajisann)
2022-10-20 11:51:16
ほんとシフトチェンジにはびっくりですね。
鬼畜のような所業でない限りお努め果たしたらセカンドチャンスありと思います。
夢見さん、 (まっき~)
2022-10-20 21:29:55
見た目もシャープ、ダイハードでいうとナカトミビルまでリムジンで送るドライバーの兄ちゃんみたいな感じでしたもんね、脱いだらすごかったなんて想像もしてませんでした^^
oyajisannさん (まっき~)
2022-10-20 21:36:46
今だったら、元格闘家といっても信じちゃいそうです^^

ですよね、内容的に新井浩文くんとかは難しそうですが、経済的事件だと、出所後はいいと思うんですよね。某堀江くんなんか、それさえなかったような活躍ですし(^^;)

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