にっぽん女優列伝（７４）賀来千香子

６１年１０月１７日生まれ・大阪出身。
５６歳。

公式プロフィール

クールな顔立ちとモデル体型の見た目に反し、特徴的に過ぎる裏声の持ち主・賀来千香子（かく・ちかこ）さん。

最初の出会いはたぶん、人気ドラマ『男女７人夏物語』（86、ＴＢＳ）だったと思います。

合コンの最中（トイレに立ったとき）、奥田瑛二にキスされる役でしたね。

続編（87）でいうところの手塚理美「的」キャラクターだったと思いますが、自分は理美さんＬＯＶＥだったため、賀来さんはキレイなのでしょうけれど、あまりピンときませんでした。


ただ、そんな自分でも翌年に公開された映画『刑事物語５・やまびこの詩』（87）では「おぉ！」となったわけです。

というのも、ポスターがこんな感じだったから。



レ、レオタード！！

・・・いや、賀来さんというより鈴木保奈美のレオタードにグッときていたのかもしれませんが。


というわけでごめんなさい、
映画作品が少ないというのもあり、いままで、あまり賀来さんに注目してこなかった自分なのでありました。




＜経歴＞

元旦那は、俳優の宅麻伸。
甥は、人気の若手俳優・賀来賢人。




女子美術大学短期大学部卒業。

高校生のころにスカウトされ、モデルとしてデビューする。

昔も今も、こういう流れって多いですね。
やっぱり目立っていたのでしょう、股下８３ｃｍといわれていますから。

テレビドラマを経験したのち、前述した『刑事物語５』で映画女優デビューを飾る。


『ぼくらの七日間戦争』（88）、『妖女の時代』（88）、『２２６』（89）、『ふざけろ！』（91）、映画初主演となった『打鐘』（93）などなど、９０年代前半まではテレビと並行して映画出演がつづきましたが、映画女優としての賀来さんが話題になることは「あまり」なかったように思います。

逆にテレビドラマの世界では・・・
９２年の『ずっとあなたが好きだった』（ＴＢＳ）が高視聴率を記録、冬彦さん（佐野史郎）の嫁を好演したことでオファーがつづくようになります。

そうした背景もあってか、映画とは縁遠いポジションに。

２０００年代以降の作品も『伊能忠敬　子午線の夢』（2001）と『二流小説家 シリアリスト』（2013）くらいなもので、
（本人はコンプレックスに思っていたようですが）声や、スタイルを活かした役柄は映画向きのような気はするものの、テレビ中心のキャリアを築きつづけています。

公開中の『オーシャンズ８』日本版が制作されるとしたら、メンバーのひとりとか似合うと思うのですけれどね～。

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明日のコラムは・・・

にっぽん女優列伝、３連続でいきます。
『にっぽん女優列伝（７５）梶芽衣子』