Cape Fear、in JAPAN

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『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

日本女優別10傑(107)吉高由里子

2024-04-05 00:10:00 | コラム
~吉高由里子のキャリア10傑~

吉高さん35歳、そうか「まだ」そのくらいの歳だったかと。
声も見た目も若いからそのくらいでも不思議ではないのだけれど、もう「ずっと居るひと」みたいな感じがするから。



まだ、決定的な代表作に出会っていない気がします。
塚本さんあたりに起用されないかな^^


(1)『横道世之介』(2013)

ハズレ知らずの沖田修一監督作。
原作は吉田修一、高良健吾が主演を務めた青春映画で、広く知られた作品とはいえないが、一部からは熱狂的な支持を集めている。
それも納得、観たひと誰もがちょっと優しくなろうと思える佳作です。



(2)『紀子の食卓』(2006)

園子温監督作。
このひとの映画では「比較的」観易い部類のもので、主演の吹石一恵が好演。
吉高さんは、主人公・紀子の妹役。



(3)『蛇にピアス』(2008)

これがいちおうの代表作になるのでしょう。
芥川賞を受賞した金原ひとみのエッジな世界観を再現するため、吉高さんも共演の高良健吾もARATAも大熱演。

ただ、やっぱり蜷川幸雄は舞台のひとなのだと痛感。
はっきりいって、映像表現は巧いとは思わなかった。
監督は、吉田大八あたりが適任だった。


(4)『検察側の罪人』(2018)

キムタク主演、時効を主題としたサスペンス。

吉高さんは、沖野(二宮和也)の同僚役。



(5)『ユリゴコロ』(2017)

沼田まほかるによる話題のミステリを映画化、
吉高さんはヒロインを好演しているが、まぁ、映画としてはいろいろ弱かったと思う。
それほど昔の作品ではないのに、あまり思い出せないのだもの。。。


(6)『GANTZ』(2011)

奥浩哉の人気漫画を二部作で映画化、
佐藤信介の軽快な演出によりグイグイ引き込まれる。



(7)『転々』(2007)

三木聡が監督、オダギリジョーと三浦友和が主演する「実験的な」シニカルコメディ。


(8)『重力ピエロ』(2009)

伊坂幸太郎による知的ミステリを映画化。
吉高さんは、春(岡田将生)のストーカーを怪演。



(9)『ロボジー』(2012)

矢口史靖らしいコメディ。
吉高さんはロボットオタクの女子大生役、
彼女が惚れこむロボットを演じるのが、五十嵐信次郎名義のミッキー・カーチス!


(10)『ヒミズ』(2012)

園子温監督作。
主演は二階堂ふみと染谷将太であり、吉高さんはチョイ役に過ぎないが、窪塚洋介とともに、さすがの存在感を放っている。

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明日のコラムは・・・

『リュックに、身体にやさしく^^』
コメント
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