Cape Fear、in JAPAN

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にっぽん女優列伝(221)中谷美紀

2020-11-07 00:14:10 | コラム
76年1月12日生まれ・44歳。
東京出身。

公式サイト


透明感の定義ってなかなかに難しいものですが、日本の女優さんでは、中谷美紀(なかたに・みき)さんほど透明感のあるひとは居ないと思ってます。

とくに自分は、この広告に出ていたころの美紀さんが好きで、


しかしインタビューで「煙草を吸う男性だけは、ちょっと…」と漏らしていて、ひとり勝手に「ぐはっ!」とかなっていました笑




<経歴>

旦那はビオラ奏者、ティロ・フェヒナー。


91年―テレビ朝日の『桜っ子クラブ』から生まれたアイドル「桜っ子クラブさくら組」の一員としてアイドル活動を始める。

93年のフジテレビドラマ『ひとつ屋根の下』から女優活動をメインに。
(96年から数年間、坂本龍一プロデュースで積極的に音楽活動も展開)

映画俳優デビュー作は、95年の『大失恋。』。
大森一樹が監督、けっこうなメンツを揃えた群像劇―元SMAP森くんも出演―でしたが、これだけの人材を集めてコレ? みたいな出来ではありました。

同年の主演作『BeRLiN』(95)を観て思うのは、メジャーもインディーズもいけるひとですが、映画映えという意味では「激しく後者」のタイプなのではないかと。

謎めいた準ヒロインを演じた『リング』(98)、『らせん』(98)、『リング2』(99)のシリーズ。

テレビドラマの好評を受けて映画版が制作された『ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer』(2000)。

キャリア前期の代表作にして、美紀さんが最も美しく捉えられたであろう『カオス』(2000)。


フランスでリメイクされる噂がありましたが、どうなったのでしょう・・・?


『壬生義士伝』(2003)、『ホテルビーナス』(2004)、『雨鱒の川』(2004)、『約三十の嘘』(2004)、
自分が再三ダメな映画だと腐す『電車男』(2005)、
『疾走』(2005)、伝説的プロレスラーの伝記を日韓で制作―した割には話題にもならなかった『力道山』(2006)、

一般的には当たり役といわれた『嫌われ松子の一生』(2006)。


・・・と、敢えて書いたのは、自分はあまり感心しなかったからです。
つまらなくは、なかったですけど。。。


『LOFT ロフト』(2006)、『7月24日通りのクリスマス』(2006)、『あかね空』(2007)、
どうして四コマ漫画を「安易に」映画化しようとするのか疑問に思った『自虐の詩』(2007)、
『シルク』(2008)、『しあわせのかおり』(2008)、『ゼロの焦点』(2009)、
『スイートリトルライズ』(2010)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(2011)、『源氏物語 千年の謎』(2011)、『ひまわりと子犬の7日間』(2013)、『リアル~完全なる首長竜の日~』(2013)、『清須会議』(2013)、『利休にたずねよ』(2013)、『渇き。』(2014)、『繕い裁つ人』(2015)、『FOUJITA』(2015)、
そして、来秋公開予定の『総理の夫』が最新作。

ところどころ映画の文句を書いてますけど、悪いのは脚本家さんか監督さんですからね、
美紀さんはぜんぜん悪くないし、透明感は健在です。

ただ、代表作となると未だ『カオス』になってしまうと思うので、ここらで一発、どえらい傑作の誕生が待たれます。

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明日のコラムは・・・

『にっぽん女優列伝(222)仲間由紀恵』
コメント (1)
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