人生日訓(532)
「一日不作一日不食」
半日でも、一日でも、身体を動かさないと、私共でも食事が進まない。一日働
いて、空腹で食膳につく、これも人間の楽しい営みの一つであろう。しかい、
百丈の真意はそんな健康法にあったのではないことは確かである。「働かざる
者食うべからず」という共産色の思想からではない。人間がこの地上に生きて
ゆくのは、生かされているのだ。一切の衆生の恩力の上に三度の衣食にありつ
けるのだ。世間はそれぞれその職業を通じて自分のために働いてくれるのだ。
何か、自分の力に応して手伝わせてもらいことによってのみ、三度の食事が喉
に通るのだ。こんな受け取り方ではなかろうか。「一日不作一日不食」の一句
はまさに今日の人生哲学である。
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12月から咲く花「ヒマラヤ雪ノ下」
開花時期は、12/15 ~ 翌 4/20頃。 ・ヒマラヤ地方原産。 明治初期に渡来。 ・きれいなピンク色の花。 長い間咲く。 ・暑さ寒さに強いが 湿気を嫌うらしい。 ・林下や岩の間で生育する。 ・名前は、 ヒマラヤ、シベリア地方に多くて 寒さに強く、 冬でも常緑の葉を雪の下から のぞかせていることから。 (または、「雪の下科」である ところから)。 ・葉は革質で固い。 葉や茎にタンニンを多く 含むので、 ロシアではこのタンニンを 製革用に使用している。 ・何年たっても草姿が乱れないので 園芸品種として人気がある。
(季節の花300より)