季節の花と言葉の花束

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季節の花「葦(あし・よし)」

2020-10-15 04:46:22 | 暮らし
人生日訓(493)

「みんなの意見を聞く」

右という人がいると、左と反対する。前といえば、うしろといいはる。これが

面白いのである。かくしてこそ、自分以外、非自己の見方、聞き方を参考にす

えうのである。このことによってのみ、自己は成長してゆくのである。自分は

自分自らにおいては決して完成でもなく、完全になりえないように、この地上

波出来ている。かくして、ここに「耳」がる。「聞く」ということがある。聞

くことによって、自分の考えを確かめる。訂正するのである。だから「聡明」

の「聡」の字は耳偏である。聖徳太子が八耳皇子と言われたのもうべなるかな

である。

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10月に生えている草「葦(あし・よし)」

水辺でいっぱい  見かけることがある。  海岸沿いにも生える。 ・茎の中は空洞になっている。 ・9月から10月頃にかけて  穂を出す。 ・「あし」は、  「浅(あさ)」の変化ともいわれる。   (水の浅いところに生える) ・葉や花穂が片側に寄って  傾くものもある。    「片葉の葦(かたはのあし)」 ・葦の茎を乾燥させて編んで作った、  スダレのことを   「葦簣、葭簣」(よしず)  と呼ぶ。 (reed screen)  囲いや日よけに使う。  ・「蘆」「葭」とも書く。 ・別名  「よし」    ”あし”は「悪(あ)し」にも    通ずるため、「善(よ)し」の    別名をもうけた。  「難波草(なにわぐさ)」  「浜荻(はまおぎ)」   ”難波(なにわ)の葦は、    伊勢の浜荻”   (地方によって呼び名が異なる)    浜荻は、    オギの別名でもある。 ・「人間は考える葦である」   (パスカル)   (17世紀のフランスの    物理学者、哲学者) ・「和歌の浦に   潮みち来れば 潟をなみ   葦べをさして   鶴(たづ)鳴きわたる」    万葉集 山部赤人  「難波人 葦火たく屋の   煤(す)してあれど   おのが妻こそ   常めづらしき」    万葉集   「葦邊(あしべ)ゆく   鴨の羽交(はがひ)に   霜降りて      寒き夕(ゆふべ)は   大和(やまと)し思ほゆ」    万葉集    志貴皇子(しきのみこ)

(季節の花300より)


       
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