名言名句(585)
「約束もしないのに 花は春ほほえむ」『光 秋』
人は、常に明るさを求めて生きています。明るさを買うために、
一所懸命働いているのだ、ともいえるでしょう。何一つ意図しない
ところに、降ってわく明るさほど嬉しいことはありません。春の
季節は、それを教えてくれるのです。この言葉は、日本歌曲のため
に書いた「約束」という詩の冒頭の二句で、作曲家の竹田由彦氏が
曲をつけています。明るい旋律で、味のある曲です。春は、この言葉
を念頭において、花を見て下さい。花の美しさが違うはずです。
==========================
4月から咲く花「山吹」
開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・山の中に生え、
花の色が蕗(ふき)に似て
金色で美しいことからこの名前に。
また、しなやかな枝が
風にゆれる様子から
「山振」の字があてられ、
じきに「山吹」になったとも。
・”やまぶきいろ”と
呼ばれる鮮やかな黄色。
絵の具とか色えんぴつに
「やまぶき色」と
いうのがありますね。
「山吹(やまぶき)色」■
→ 色 いろいろ へ
・山吹は一重(ひとえ)で
八重山吹は八重。
・山吹は実がなるが、
八重山吹は実がならない。
・イギリスでは
「イエロー・ローズ
(黄色いバラ)」
「ジャパン・ローズ
(日本のバラ)」
と呼ばれる。
・「山吹の
立ちよそひたる 山清水
汲みに行かめど
道の知らなく」
万葉集
高市皇子(たけちのみこ)
「花咲きて
実は成らずとも
長き日(け)に
思ほゆるかも 山吹の花」
万葉集
「蝦(かわづ)鳴く
甘南備河(かむなびがわ)に
かげ見えて
今か咲くらむ 山吹の花」
万葉集
厚見 王
(あつみのおおきみ)
「春雨の
露のやどりを 吹く風に
こぼれてにほふ
山吹の花」
金槐和歌集 源実朝
「山吹や
葉に花に葉に 花に葉に」
炭太祇(たんたいぎ)
「ほろほろと
山吹散るか 滝の音」
松尾芭蕉
(季節の花300より)
「約束もしないのに 花は春ほほえむ」『光 秋』
人は、常に明るさを求めて生きています。明るさを買うために、
一所懸命働いているのだ、ともいえるでしょう。何一つ意図しない
ところに、降ってわく明るさほど嬉しいことはありません。春の
季節は、それを教えてくれるのです。この言葉は、日本歌曲のため
に書いた「約束」という詩の冒頭の二句で、作曲家の竹田由彦氏が
曲をつけています。明るい旋律で、味のある曲です。春は、この言葉
を念頭において、花を見て下さい。花の美しさが違うはずです。
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4月から咲く花「山吹」
開花時期は、 4/ 1 ~ 4/末頃。
・山の中に生え、
花の色が蕗(ふき)に似て
金色で美しいことからこの名前に。
また、しなやかな枝が
風にゆれる様子から
「山振」の字があてられ、
じきに「山吹」になったとも。
・”やまぶきいろ”と
呼ばれる鮮やかな黄色。
絵の具とか色えんぴつに
「やまぶき色」と
いうのがありますね。
「山吹(やまぶき)色」■
→ 色 いろいろ へ
・山吹は一重(ひとえ)で
八重山吹は八重。
・山吹は実がなるが、
八重山吹は実がならない。
・イギリスでは
「イエロー・ローズ
(黄色いバラ)」
「ジャパン・ローズ
(日本のバラ)」
と呼ばれる。
・「山吹の
立ちよそひたる 山清水
汲みに行かめど
道の知らなく」
万葉集
高市皇子(たけちのみこ)
「花咲きて
実は成らずとも
長き日(け)に
思ほゆるかも 山吹の花」
万葉集
「蝦(かわづ)鳴く
甘南備河(かむなびがわ)に
かげ見えて
今か咲くらむ 山吹の花」
万葉集
厚見 王
(あつみのおおきみ)
「春雨の
露のやどりを 吹く風に
こぼれてにほふ
山吹の花」
金槐和歌集 源実朝
「山吹や
葉に花に葉に 花に葉に」
炭太祇(たんたいぎ)
「ほろほろと
山吹散るか 滝の音」
松尾芭蕉
(季節の花300より)