季節の花と言葉の花束

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季節の花「鶏頭 (けいとう)」

2017-09-02 03:52:18 | 暮らし
忘れかけていた大切なこと(渡辺和子著より)

「ミサと私④」

いかにして信者の勤めを果たし、かつ、母の意に逆らわないでいられるか

と考えた末、私は、毎日曜日の朝、五時に起きて、そっと家を抜け出し、

六時のミサ後、戻って母と朝食を共にすることにしました。

母も気付いていたとは思いますが、何も言わないでくれました。

このようなミサへの熱意も、母の態度の軟化と共に衰え、私はその後、

随分いい加減な信者の生活を送り、ミサに遅れることも、しばしばという

有様でした。

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8月より咲いている花「鶏頭 (けいとう)」

開花時期は、 8/10 ~ 12/10頃。
・熱帯アジアなどの原産。
 日本には万葉時代には
 すでに渡来していた”古株”。

・花が鶏の鶏冠(とさか)状に
 見えるのでこの名前になった。
 英語でも
 「cocks-comb」(鶏のとさか)。
 この花は、
 世界中のどの人が見ても
 「鶏のとさか」に見えるのだろう。

・花が丸くなって咲くものや、
 槍のようにとがるものなど、
 いろいろある。
 色は赤いものがほとんど。
 だいだい色のものもある。
・昔は草染めの原料として利用された。

・別名
 「鶏冠花」(けいかんか)、
 「韓藍」(からあい)。

・8月19日の誕生花(鶏冠鶏頭)
 9月3日の誕生花(槍鶏頭)
・花言葉は「おしゃれ」(鶏冠鶏頭)
     「個性」(槍鶏頭)


・「わが屋戸に
  韓藍(からあい)
  蒔(ま)き生(おほ)し
  枯れぬれど
  懲りずてまたも
  蒔かむとそ思ふ」
   万葉集 山部赤人

 「秋さらば 写(うつし)もせむと
  わが蒔(ま)きし
  韓藍(からあい)の花を
  誰(たれ)か採(つ)みけむ
   万葉集 作者不詳

 「秋風の
  吹きのこしてや 鶏頭花」
   与謝蕪村



(季節の花300より)




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