7月から「交付目論見書」の簡素化が始まります。
これまでは有価証券届出書の抜粋だったので、用語もなんとなく難しいし、ページ数も多かった交付目論見書。今回の簡素化により、交付目論見書は「おおむね10Pを超えない程度」(パブコメ「金融庁の考え方」)となっているので、8Pもしくは12Pのものになりそうです。
ただ、決算期(1年決算なら1年ごと)に更新され、順次改訂版に切り替わるようなので、この1年くらいは分厚い目論見書と、薄い目論見書が併存するかたちになります。
それに伴い、投資信託約款は請求請求目論見書へ移動するので、請求目論見書は逆に厚くなるかもしれません。
今回の改訂で
・投資リスクと運用実績を見開きページにする
・年間収益率の推移をグラフ化する(ブレ幅がわかりやすい)など、
複数ファンドの比較はしやすくなりそうです。
用語についても
信託報酬⇒「運用管理費用」
販売手数料⇒「申込時手数料」
と、いちおう投資家からみた言い方に変更されます。
運用担当者・チームのプロフィールや実績を公表してほしいなど、
まだまだ改善の余地はありそうですが、少ないページでわかりやすくまとめるという意味では、運用会社ごとに対応に差がでそうなので、そういう意味では楽しみです。
補足)
金曜日に運用会社の方がお話するセミナーを受けたのですが、
目論見書は「法定文書」なので、いかに漏れがないか、間違えないかという部分に一番気を使うようです。もう一歩進んで「いかに投資家に伝わるか」までいけばよいですね!
(ディスクロージャーチームの方々も忙しそうですが、これは投信の本数が多すぎることもあると思います、個人的には)
続く・・・
これまでは有価証券届出書の抜粋だったので、用語もなんとなく難しいし、ページ数も多かった交付目論見書。今回の簡素化により、交付目論見書は「おおむね10Pを超えない程度」(パブコメ「金融庁の考え方」)となっているので、8Pもしくは12Pのものになりそうです。
ただ、決算期(1年決算なら1年ごと)に更新され、順次改訂版に切り替わるようなので、この1年くらいは分厚い目論見書と、薄い目論見書が併存するかたちになります。
それに伴い、投資信託約款は請求請求目論見書へ移動するので、請求目論見書は逆に厚くなるかもしれません。
今回の改訂で
・投資リスクと運用実績を見開きページにする
・年間収益率の推移をグラフ化する(ブレ幅がわかりやすい)など、
複数ファンドの比較はしやすくなりそうです。
用語についても
信託報酬⇒「運用管理費用」
販売手数料⇒「申込時手数料」
と、いちおう投資家からみた言い方に変更されます。
運用担当者・チームのプロフィールや実績を公表してほしいなど、
まだまだ改善の余地はありそうですが、少ないページでわかりやすくまとめるという意味では、運用会社ごとに対応に差がでそうなので、そういう意味では楽しみです。
補足)
金曜日に運用会社の方がお話するセミナーを受けたのですが、
目論見書は「法定文書」なので、いかに漏れがないか、間違えないかという部分に一番気を使うようです。もう一歩進んで「いかに投資家に伝わるか」までいけばよいですね!
(ディスクロージャーチームの方々も忙しそうですが、これは投信の本数が多すぎることもあると思います、個人的には)
続く・・・