About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

セミナーで

2008-12-10 11:20:44 | リンク
12月14(日)に大阪・そごう心斎橋本店でセゾン投信主催の「豊かな人生を送るためのマネー講座」というセミナーに参加します。

2部ではパネルディスカッションを行います。竹川はコーディネーター役をおおせつかりましたので、セゾン投信社長の中野晴啓さん、さわかみ投信代表取締役の澤上篤人さんに「ぜひこれを聞いてほしい」という質問・御要望があれば、お寄せください(可能なものはお話を伺い、ブログでご報告したいと思います)。

近くにお住まいの方はご参加しただき、直接ご質問いただければ。

付加保険料の全面開示

2008-12-09 20:17:42 | リンク
先月、ライフネット生命が付加保険料率の開示に踏み切りましたね。詳しくはこちら。これはなかなかすごいことです!

生命保険の保険料は「純保険料」と「付加保険料」で構成されています。純保険料は将来の保険の支払い原資に充てられ、付加保険料は人件費やシステム費用、家賃といった運営経費や販売経費などに充てられます(営業職員や代理店への手数料、保険会社の利益などもこちらに含まれます)。出口社長は「生命保険会社が自ら(生命保険事業の運営経費にあたる)付加保険料の開示を行ってお客さまの判断材料を提供することも大切であると思います」とおっしゃっていますが、きっと業界からすっごく反発を受けることが予想される中、英断だと思います!

ところで、終身医療保険(じぶんへの保険)については付加保険料はおおむね20%台ですが、定期保険は性別や年齢、保険期間、保険金額などによってずいぶん差があるのですね・・・。ネット生保である同社でこのくらいの付加保険料がかかるということは他の保険会社はどれくらいなのか、とても気になるところです。同社だけが公開しても比較のしようがないので、どこか追随してくれるとよいですね・・・。

個人的には、ライフネット生命が収入保障保険や逓減定期保険を販売してくれたら、いうことないのですが・・・(希望)。

冬はやっぱり!

2008-12-07 20:36:13 | リンク
昨日はあまりにも寒かったので、久々に、この店でちゃんこ鍋を食べにいきました(数年ぶりかな?)。ここは力士みそきゅうりがおすすめ。ちゃんこ鍋もおいしいです。

冬はやっぱり鍋と日本酒が最高ですね。近所の酒屋さんで「獺祭の純米吟醸・温め酒」を買ったので、寒いときには自宅でぬる燗にして飲んでいます。

新興国のインデックスファンド

2008-12-06 14:08:44 | リンク
ふだん資産形成のコア(核)として新興国株式を組み入れるのであれば、インデックスファンドかETFというお話をしていますが、これは新興国の株式にも当てはまると思います。

インデックスファンドに関してはこれまで「年金積立 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」(日興アセット/信託報酬:0.8925%、信託財産留保額:0.3%)しかありませんでしたが、12月15日に「STAM新興国株式インデックス・オープン」(住信アセット/信託報酬:0.8715%、信託産留保額:0.3%)が設定されるようです。しかも、楽天、カブドットコム、マネックス証券ではノーロードとのこと(SBIはまだ記載がないようだ)。

この2本はともにマザーファンドに投資しています。「年金積立 インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式」のマザーファンドの純資産総額は08年5月16日時点で約85億円(運用報告書が出ていないので現段階の正確な数値はわかりませんが、他のベビーファンドで調べてもらいました)。一方、「STAM新興国株式インデックス・オープン」は、マザーファンド自体が新たに設定されるようです。ということで、全くのゼロスタートになりますね。

住信アセットはHP上で、STAMシリーズのリスク・リターンと組み合わせ例のリスク・リターンを公開しているので、参考にしてもいいでしょう。

ちなみに、野村アセットも確定拠出年金向け新興国株式のインデックスファンドを運用しているのですが、こちらは一般向けには販売されていないようです・・・。




Chabo!のイベント

2008-12-05 13:21:04 | リンク
昨日は東京・かつしかシンフォニーヒルズでChabo!のイベントがありました。御来場いただいた皆様、ありがとうございました!! ご一緒させていただいた、メンバーの久恒啓一さんがブログで舞台裏を書いてくださっています。

イベントも終ってほっとしたので、とっても遅れている単行本の執筆に(真面目に)取り組みたいと思います。本業は取材・執筆ですからね・・・。もっとも、いろいろ調べながらの作業になってしまうので、バシバシ書くというわけにはいかないのですが・・・(苦笑)。
 


まだまだマイナー

2008-12-03 18:27:53 | リンク
先日、マネーカレッジの木田さんのお誘いで、慶応ビジネススクールの学生さんが発表する「マネーカレッジの未来像は?」という発表をみてきました。ビジネススクールの学生が投資教育会社の3~5年後のビジネスモデルをどう考えているのか興味があったのですが、3つのモデルはなかなか面白かったです。

ただ、質疑応答の中で「長期分散投資は学問的に正しいけど、一般の人がそれほど魅力を感じるのか?」「社会経験を積めば、(投資する)会社は選べると思う」といった趣旨のコメントもあり、「まだまだ長期分散投資ってマイナーなんだな・・・」と改めて、そして久々に感じてしまいました。セミナーなどではどうしても、資産形成とか運用に興味のある人たちが多く参加しているので、ついつい大前提を忘れがち。やはりいろんな立場の人と意見交換するのは大切ですね。でも、マイナーということはこれから広まる可能性も高いと、前向きに考えたいです。

協会分類の変更が発表されていました

2008-12-02 21:00:25 | リンク
投信協会のホームページに、来年1月1日から商品分類を変更するというお知らせが載っています。詳しくはこちら

現在は、例えば、約款(契約書)上「株式を組み入れることができる」という記述さえあれば、「現実には債券に投資している投信でも、目論見書に「株式投信」と記載されていたりしてわかりにくいという声がでていました。そこで、変更について議論しているという報道がされていましたが、来年1月1日から変更されるのですね。
目論見書への記載は以下の1.2.3を組み合わせ。該当するものがあれば、4を加えるということだそう。
1.単位型投信か、追加型投信か
2.投資対象地域(国内、海外、内外)
3.投資対象資産(株式、債券、不動産投信、その他資産、資産複合)
4.独立した区分(MMF、MRF、ETF)

この商品分類のあとに、商品の属性区分についても説明されているのですが、この属性区分が整理されるとすいぶんスッキリするのではないかと思います。運用中の投信については旧分類と新分類が記載されたエクセルも公開されているので、興味のある方はチェックしてみては。

景気回復期にはアクティブ運用?

2008-12-01 19:28:24 | リンク
景気が回復する局面では、業績のよい企業や勝ち組企業が先に回復して株価が上昇してくるから、銘柄を厳選したアクティブ運用の投信を買うべきだという意見もあります。

実際のところはどうなのでしょう?
例えば、日本株のアクティブファンドとインデックスファンド(TOOPIX連動型)の成績を比較したこちらをみてみると、必ずしもそうはなっていない気がします。例えば、日経平均株価は2003年4月に底を打って上昇していますが、03年でいうとTOPIXに買ったアクティブファンドは36%程度、04年も半数程度です。そうなると「企業を厳選して好成績をあげられる投信」を事前に選別して投資する必要も出てきます。これはなかなか難しいものです・・・。

ですので、コア部分はインデックス運用(インデックスファンドやETF)で幅広く分散し、"サテライト"で個性のあるアクティブ投信(や個別株)を加えるのが現実的だと思うのですが・・・。