今年3月から13回にわたって行われてきた、金融審議会「投資信託・投資法人法制の見直しに関するワーキング・グループ」の「最終報告」が公表されています。
●投信の併合手続きの見直し
●運用報告書の改善
⇒2段階化…運用に関する重要事項を絞って掲載する「交付運用報告書」とより詳細な運用状況を説明する「運用報告書(全体版)」に分ける
⇒「交付運用報告書」は他の投信と比較可能な方式で該当投信の現在と過去を状況を記載。グラフや図の活用と平易な文章による解説。
⇒見直しに具体化にあたっては、実務家を中心に、投資家の意見も交えて、さらなる記載方法の検討を行うことが適当 などと記載されています。
●運用報告書の改善
⇒2段階化…運用に関する重要事項を絞って掲載する「交付運用報告書」とより詳細な運用状況を説明する「運用報告書(全体版)」に分ける
⇒「交付運用報告書」は他の投信と比較可能な方式で該当投信の現在と過去を状況を記載。グラフや図の活用と平易な文章による解説。
⇒見直しに具体化にあたっては、実務家を中心に、投資家の意見も交えて、さらなる記載方法の検討を行うことが適当 などと記載されています。
詳細は最終報告をご覧ください⇒こちら
今回のWGについて、特に運用報告書については、投信保有者が読みやすいものに改訂してほしいとの思いから、活動を行ってきました。
(1)今年7/20に「投資信託の運用報告書と情報開示について考える緊急フォーラム」を開催し、個人投資家や評価機関、FP、投信実務に関わる方などと意見交換を行いました。
この時の模様をまとめたのが『7・20緊急フォーラム報告書 投信利用者からの提言 〜 わたしたちが望む運用報告書とは〜』はフォスター・フォーラムのホームページで見ることができます⇒こちら。
(2012年7月の活動履歴:)
この緊急フォーラムの報告書は8月中旬に金融庁と投信協会に提出しました。
(2)12/7のWGの最終回で、意見・報告書を、緊急フォーラム主宰者3名(永沢裕美子さん・島田知保さん・竹川)の連名で提出しました。7/20の緊急フォーラムをもとに「交付運用報告書案」(日本株投信とファンド・オブ・ファンズ)も作成しました。
詳しくはこちら (これがベストとは思っていません。あくまでもたたき台です。ぜひご覧いただき、意見を頂戴できれば、と思います)
運用報告書のより具体的な検討はこれからです。投資家の意見を汲んだ、分かりやすいものになってほしいと思います。
<ご参考>●フォスター・フォーラム(良質な金融商品を育てる会) 永沢裕美子委員が投資信託に関する部分について、評価できる点と残念・課題として残された点を報告しています⇒こちら