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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

1年間継続して資金純増のファンド(2014年12月末時点)

2015-01-30 08:58:46 | 投信

『投資信託事情』2015年2月号が届きました。毎月恒例の「1年間継続して資産純増の人気ファンド」を見ていきましょう。これは1年以上継続して、資金の流入額から解約額を差し引いて、資金が純増している投信を調べたものです。
2014年12月末時点で「1年間継続して資産純増のファンド」(純資産30億円以上、DC、SMAなどの専用ファンドを除く)は103本(前月比+29本)。順位は1年間の資金増加額の順です。ここでは年1回・年2回決算のものをピックアップします。

9位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(成長型)>(三井住友トラスト)
15位:コア投資連略ファンド<コアラップ(安定型)>(三井住友トラスト)
17位:グルーバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド(国際投信)
18位:MHAM物価連動国債ファンド<未来予想>(みずほ投信)

21位:ワールド・バリュー・アロケーションBコース・為替ヘッジなし(アムンディ)
24位:野村テンプルトン・トータル・リターン Bコース(野村AM)
30位:トレンド・アロケーション・オープン(国際投信)

32位:三菱UFJバランス・イノベーション/株式重視型(三菱UFJ投信)
33位:インカムビルダー(年1回決算型)為替ヘッジなし(みずほ投信)
34位:J-REIT・リサーチ・オープン・年2回決算型(三井住友トラストAM)
35位:
日本物価連動国債ファンド(大和投信)
36位:三菱UFJバランス・イノベーション/株式抑制型(三菱UFJ投信)
38位:コア投資連略ファンド<コアラップ(切替型)>(三井住友トラスト)

44位:BNYメロン・リアル・リターン・ファンドBコース・為替ヘッジなし(BNYメロン)
45位:セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド(セゾン投信)
47位:eMAXIS国内債券インデックス(三菱UFJ投信)
48位:投信のソムリエ(DIAMアセット)

51位:ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(ピクテ投信)
52位:eMAXIS先進国株式インデックス(三菱UFJ投信)
54位:のむラップ・ファンド・普通型(野村AM)
56位:UBSコア・コンサバティブ・ファンド (USB AM)
57位:ワールド・バリュー・アロケーション Aコース為替ヘッジあり(アムンディ)
58位:ピクテ新興国インカム株式ファンド・1年決算型(ピクテ投信)
59位:ダイワ日本国債ファンド・1年決算型(大和投信)
60位:<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(ニッセイAM)

61位:米国エネルギー革命関連ファド・1年決算型(野村AM)
62位:eMAXISバランス<8資産均等型>(三菱UFJ投信)
63位:セゾン資産形成の達人ファンド(セゾン投信)
64位:三菱UFJ Jリートオープン・1年決算型(三菱UFJ投信)
65位:eMAXIS先進国債券インデックス(三菱UFJ投信)
66位:世界経済インデックスファンド(三井住友トラストAM)
67位:<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド(ニッセイAM)
68位:JPMワールド・CB・オープン(JPモルガン)
69位:SBI資産設計オープン<スゴ6(資産成長型)>(三井住友トラスト)

71位:結い2101(鎌倉投信)
72位:みずほJ-REITファンド(年1回決算型)
73位:MHAM J-REITインデックスファンド・年1回決算<ビルオーナー>(みずほ投信)
74位:eMAXIS新興国株式インデックス(三菱UFJ投信)
75位:GS債券戦略ファンドDコース・年2回決算型・為替ヘッジなし<ザ・ボンド>(ゴールドマン・サックス)
76位:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラスト)
76位:ダイワ・インデックスセレクト225(大和投信)
79位:ラサール・グローバルREITファンド・1年決算型(日興AM)

82位:MHAM J-REITアクティブオープン1年決算コース<物件満載>(みずほ投信)
85位:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)
87位:ダイワ高格付カナダドル債券インデックス・オープン(大和投信)
88位:ニッセイJ-REITファンド・年1回決算型(ニッセイAM)
89位:しんきん公共債ファンド<ハロー・インカム>(しんきんAM)
90位:BNYメロン・リアル・リターン・ファンドBコース・為替ヘッジなし(BNYメロン)

91位:eMAXIS先進国リートインデックス(三菱UFJ投信)
92位:UBS世界CBファンド・米ドルヘッジコース(UBS AM)
94位:東京海上・円建て投資適格債券ファンド<円債くん・年2回決算型>(東京海上AM)
95位:eMAXIS新興国債券インデックス(三菱UFJ投信)
96位:テンプルトン世界債券ファンド・限定為替ヘッジコース<地球号>(フランクリンテンプルトン)
97位:野村インデックスファンド・外国株式<Funds-i外国株式>(野村AM)
98位:eMAXIS全世界株式インデックス(三菱UFJ投信)
99位:野村インデックスファンド・外国REIT<Funds-i外国REIT>(野村AM)
100位:DIAM外国債券パッシブ・ファンド(DIAMアセット)

101位:eMAXISバランス<波乗り型>(三菱UFJ投信)
102位:外国債券インデックスe(三井住友トラスト)
103位:ユニオンファンド(ユニオン投信) 

注)青文字はインデックス運用の投信、★は販売会社を通さずに運用会社が販売する「直販」の投信

*2014年12月時点で、1年以上継続して資金が純流入した投信は103本。先月は74本でしたから大幅増です(結い2101とeMAXISバランス<8資産均等型>は3年以上資金純増、SMT国内債券インデックス・オープン、DIAM外国債券パッシブ・ファンド、トレンド・アロケーション・オープンは2年以上資金純増となっています)

*登場する投信にも変化がみてとれます。
・まだ毎月決算型が上位を占めていますが、年1年・2回決算の投信の登場も増えてきました。債券ファンドを含め、資産クラスも幅広くなりました。これはNISA効果もあるかもしれません。
・eMAXIS(三菱UF投信)やSMT(三井住友トラスト)、funds-i(野村AM)といった低コストのインデックスファンドシリーズも目に付きます(インデックス運用の投信は青文字)。
・世界経済インデックスファンドやSBI資産設計オープン<スゴ6(資産成長型)>、eMAXISバランス<8資産均等型>と<波乗り型>など、低コストのバランス型も返り咲いています。
・一時は結い2101だけとなった直販投信ですが、セゾン投信が運用する2本の投信(セゾン・バンガード・グローバルバランスFとセゾン資産形成の達人F)が返り咲き、ユニオンファンドも初登場
です。
 こうした投信の資金流入は全体からみたら少額です。ただ、もしかしたら「潮目が変わったかも」と思わせる今月の結果でした(小さな1歩かもしれませんが)。引き続き、ウォッチしていきたいと思います。


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