13日(金)に金融庁の亀井大臣の会見に行ってきました。この日は朝8時45分までに集合だったせいか、普段より参加者はやや少なめ。時間が押していたのですが、最後に質問することができました。今日(17日)は大臣多忙のため、会見はナシです。
-----------(ここから)----------
質問:国民新党として「日経225先物」の廃止を唱えていましたが、大臣になられてからもそのお考えは変わっていらっしゃらないのですか。また、その件に関して民主党と特に協議されたことはありますか。
亀井大臣:いや、民主党とはあまりこの問題は協議していないでしょう。
大塚副大臣:していないです。
亀井大臣:全然していないと思いますよ。
いろいろ証券業界の、今、デリバティブ商品ですとか、もう舌を噛むようなものばかり、なんだか分からないようなものがたくさん出ていますよね。うち(金融庁)の監督下にもあるわけですけれどもね。いろいろな金融派生商品で、どんどん知恵を出しながら、金融工学とかといって出ている。
私はそれは否定しないですよ。そういうことをどんどんやることで、活性化につながるなら別に良いのですけれども、いわば「虚」の部分ね。経済における「虚」の部分を、お互いに売り買いする中での利益というか、これがどんどん膨らんでいって、それが最終的には「実」の経済との関係で非常に隔離していった場合は、その分が跳ねてしまうのです。サブプライム・ローンがそうでしょう。そういうことが起きないような、やはり、基本的には、実体経済あっての金融経済なのです。
だから、そういう面では、そういう金融派生商品などについても、「これは良いアイデアが浮かんだ、これを商品化して売り出して儲けてやれ」ということだけを無制限にやっていて、プロとプロとの間でそうやって、「儲けた」、「損した」と言っている分は、まだ罪がないかもしれないけれども、それを一般の投資家にまで、「これは凄いな」というような形で、一般投資家までが、その危険性もわからないで吸引されていって踊り狂うというような、バブル化していってしまったら、これは大変な事態になるわけですから、そこらは金融庁としてよく見ておかなければいけない面だと思っています。
そのことは、個々の商品について、私自身が中身を詳しく知っているわけではないけれども、特に、国民新党の検討の中で、やはりそういう意味で、私が、今、言ったような視点から取り上げたのではないかと思うけれども、今、そういうことを金融庁の政策として具体的に検討しているとか、3党で取り組んでいるということはありません。
-----------(ここまで)----------
正直、「日経225先物はもちろん廃止すべき」と言われたらどうしようとドキドキしていたのですが、
「金融庁の政策として具体的に検討しているとか、3党で取り組んでいるということはありません」
と最後と発言されたので、ホっとしました。
会見の全容はこちら。
金融庁、外務省の会見についてはニコニコ動画さんで生中継しています。
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質問:国民新党として「日経225先物」の廃止を唱えていましたが、大臣になられてからもそのお考えは変わっていらっしゃらないのですか。また、その件に関して民主党と特に協議されたことはありますか。
亀井大臣:いや、民主党とはあまりこの問題は協議していないでしょう。
大塚副大臣:していないです。
亀井大臣:全然していないと思いますよ。
いろいろ証券業界の、今、デリバティブ商品ですとか、もう舌を噛むようなものばかり、なんだか分からないようなものがたくさん出ていますよね。うち(金融庁)の監督下にもあるわけですけれどもね。いろいろな金融派生商品で、どんどん知恵を出しながら、金融工学とかといって出ている。
私はそれは否定しないですよ。そういうことをどんどんやることで、活性化につながるなら別に良いのですけれども、いわば「虚」の部分ね。経済における「虚」の部分を、お互いに売り買いする中での利益というか、これがどんどん膨らんでいって、それが最終的には「実」の経済との関係で非常に隔離していった場合は、その分が跳ねてしまうのです。サブプライム・ローンがそうでしょう。そういうことが起きないような、やはり、基本的には、実体経済あっての金融経済なのです。
だから、そういう面では、そういう金融派生商品などについても、「これは良いアイデアが浮かんだ、これを商品化して売り出して儲けてやれ」ということだけを無制限にやっていて、プロとプロとの間でそうやって、「儲けた」、「損した」と言っている分は、まだ罪がないかもしれないけれども、それを一般の投資家にまで、「これは凄いな」というような形で、一般投資家までが、その危険性もわからないで吸引されていって踊り狂うというような、バブル化していってしまったら、これは大変な事態になるわけですから、そこらは金融庁としてよく見ておかなければいけない面だと思っています。
そのことは、個々の商品について、私自身が中身を詳しく知っているわけではないけれども、特に、国民新党の検討の中で、やはりそういう意味で、私が、今、言ったような視点から取り上げたのではないかと思うけれども、今、そういうことを金融庁の政策として具体的に検討しているとか、3党で取り組んでいるということはありません。
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正直、「日経225先物はもちろん廃止すべき」と言われたらどうしようとドキドキしていたのですが、
「金融庁の政策として具体的に検討しているとか、3党で取り組んでいるということはありません」
と最後と発言されたので、ホっとしました。
会見の全容はこちら。
金融庁、外務省の会見についてはニコニコ動画さんで生中継しています。
①先物取引が江戸時代、日本の堂島の米取引所で生まれたものであることを知っているか?(欧米の「市場原理主義者」の手で開発されたものでないことを知っているか?)
②先物は投機的手段だけでなく、ヘッジ手段として大変優れた商品であり、廃止した場合、投資家はヘッジ手段の選択肢が大幅に制限され、相場下落時に損失を拡大させる懸念があるが、これをどう考えるか?
以上2点、質問していただけたらありがたいです。
どうかご検討ください。よろしくお願いします。