以前、こちらでも書いた東京電力を組み入れているSRIファンドの件です。
NPO法人社会責任投資フォーラムが、ファンドの運用報告書等から、東京電力およびその他国内電力株の保有状況を調査し、その結果をレポートにまとめています。
●公募SRI投信における電力株保有状況について
レポートはエコファンド/SRIファンドの34本のうち、運用報告書を入手できた31本についてまとめたもの。
●電力株・東電株保有状況
-電力株を保有するファンドは19 ファンド(全体の約2/3)
-電力株を持たないファンドは12 ファンド
このうち原発による発電をしないJパワーのみを保有するファンドが2ファンドであるので、
-原子力発電を持つファンド;17ファンド(そのうち東電を保有するのは11ファンド)
-原子力発電を持たないファンド;14 ファンド となる
<原子力発電株保有の考え方>
①Co2 を発生しないとされる原子力発電=エコという考え方が広く受け入れられるようになってきたこと
②日本株で運用する場合、時価総額の大きい電力株を組み入れないポートフォリオを構築することが難しいこと
③東電への投資が多いのは、東電の環境やCSR 情報開示の量が多く、他の電力株に比較して充実しており、評価しやすかった
(一方で、放射能汚染の可能性や使用済み燃料処理のリスクを問題視して原子力には投資しないというSRI投資家も多数存在する。また、
東電に関してはガバナンス体制・リスク管理のあり方、などを問題視する考え方もある)
レポートでも言及しているように、今後は投資ユニバース(投資可能銘柄群)に原発株を入れるのか、外すのか。
また、どのような観点・根拠で判断したのかは、受益者(投資家)に対して説明が求められるでしょう。
「6月末には株主総会が開催され、電力会社に対する議決権行使を行わなければならない。少なくともエコファンド/
SRI ファンドの運用会社には説明責任として、原子力および日本の電力株に対する投資の姿勢
を明らかにすることが求められる」(レポートより抜粋)。
NPO法人社会責任投資フォーラムが、ファンドの運用報告書等から、東京電力およびその他国内電力株の保有状況を調査し、その結果をレポートにまとめています。
●公募SRI投信における電力株保有状況について
レポートはエコファンド/SRIファンドの34本のうち、運用報告書を入手できた31本についてまとめたもの。
●電力株・東電株保有状況
-電力株を保有するファンドは19 ファンド(全体の約2/3)
-電力株を持たないファンドは12 ファンド
このうち原発による発電をしないJパワーのみを保有するファンドが2ファンドであるので、
-原子力発電を持つファンド;17ファンド(そのうち東電を保有するのは11ファンド)
-原子力発電を持たないファンド;14 ファンド となる
<原子力発電株保有の考え方>
①Co2 を発生しないとされる原子力発電=エコという考え方が広く受け入れられるようになってきたこと
②日本株で運用する場合、時価総額の大きい電力株を組み入れないポートフォリオを構築することが難しいこと
③東電への投資が多いのは、東電の環境やCSR 情報開示の量が多く、他の電力株に比較して充実しており、評価しやすかった
(一方で、放射能汚染の可能性や使用済み燃料処理のリスクを問題視して原子力には投資しないというSRI投資家も多数存在する。また、
東電に関してはガバナンス体制・リスク管理のあり方、などを問題視する考え方もある)
レポートでも言及しているように、今後は投資ユニバース(投資可能銘柄群)に原発株を入れるのか、外すのか。
また、どのような観点・根拠で判断したのかは、受益者(投資家)に対して説明が求められるでしょう。
「6月末には株主総会が開催され、電力会社に対する議決権行使を行わなければならない。少なくともエコファンド/
SRI ファンドの運用会社には説明責任として、原子力および日本の電力株に対する投資の姿勢
を明らかにすることが求められる」(レポートより抜粋)。