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ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

10日の金融庁会見

2009-11-12 18:40:16 | リンク
10日(火)に金融庁の亀井大臣の会見に行ってきました。

最近は記者クラブ非加盟社向けの会見に出席する人が増えていて、先週は30人を超える人数に。なので、入室の順番を決めるくじ引きでうしろの番号をひいてしまうとなかなか質問できません・・・。

この日は7番。初めてひとケタの番号になりました(苦笑)。やや前に行けたので、質問できました。

-----------(ここから)----------

質問:先日、金融庁が出されました「税制改正要望」ですが、こちらに関して、特に大臣の方から「こういう形でまとめるように」という指示はあったのでしょうか。また、現在の投資家から見ると、今の金融商品の税制とか証券税制も含めて、非常に複雑でわかりにくいという声が非常に大きいです。金融所得の一体化も含めて、今後、投資家にとって良い金融商品の税制というものに関しては、どういうふうにお考えでしょうか。何か長期的なビジョンがあれば教えてください。

亀井大臣:私は、そんな専門家ではないけれども・・・。やはり税制が非常に複雑になっていますね。それは何も金融関係だとか、証券関係だけではなくても。これを「もうちょっと単純化していくべきだ」というのは、前から議論されていることなのですけれども、今度、うち(金融庁)としてあれ(要望)しているのは、あれ証券税制なんかではどういう…。

大塚副大臣:損益通算とかですね・・・。

亀井大臣:これは、前からこれ言っていることだよな?

大塚副大臣:はい、前から言っています。だから、一体課税的な、今のご質問のような趣旨の方向は向いていますよ。

亀井大臣:あっちで取って、またこっちで取るということにならないで、やはり、一体的に課税していくということは大事なことです。

-----------(ここまで)----------

会見の全容はこちらを

ちなみに、民主党のマニュフェストではこうなってます。

「金融所得課税改革の推進/本来すべての所得を合算して課税する「総合課税」が望ましいものの、金融資産の流動性等にかんがみ、当分の間は金融所得については分離課税とした上で、損益通算の範囲を拡大することとします。証券税制の軽減税率については、経済金融情勢等にかんがみ当面維持します」

もう少し詳しいコメントを聞きたかったのですが、「詳しくない」と言われてしまっては・・・。