ヴェリタスの記事

1月４日の「日経ヴェリタス」で「静かな個人投資家危機にもブレず～磨き続ける長期・分散スタイル」という記事が載っていました。これはデータなども交えて、コンパクトにまとまった、わかりやすい記事だと思います。個人投資家のケースとして、ブロガーのｙｂさんも登場されています。

金融危機を受けて、最近は「分散投資をしても意味がないのでは」といった声も聞かれますが、
・日本株や外国株に集中投資した時に比べて、４資産に分散した場合は下落幅が抑えられること
・分散しても短期的には資産は減少するが長期投資と組み合わせると効果があること
・資産分散に加えて時間分散を行うことは意味があること
などが述べられています。

こうしたデータなどをみると、少し冷静に分析＆行動できるのではないかと思います。記事にもあったように、これが唯一の正解ではないかもしれませんが、少なくとも、値上がりしそうな地域・資産を当てに行く手法に比べたら、一般のサラリーマンが継続しやすい方法であることは確かです。

ちなみに、この記事を書かれた田村正之記者は『月光！マネー学』（日本経済新聞出版社）という本を書かれていて、こちらでもインデックス運用について触れています。また、投信裁判のことなどにも触れられて、なかなか読みごたえのある本です。

さて、今夜は１月10日に行われる「インデックス投資ナイト」の打ち合わせに出かけてきます。山崎元さん、内藤忍さん、カン・チュンドさんとそうそうたるメンバーが登壇されるので他の方の意見を聞くのは楽しみです（でも、意見の集約はむずかしいでしょうね・・・）。